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こたエール(東京こどもネット・ケータイヘルプデスク) 電話相談 ネット相談
ネット相談
ネットいじめ
 
事例
 
相談内容(2018年2月・保護者・青少年男子)
複数の保護者から、SNSの誰でも見られるページに息子の名前を出して悪口や「死ね」という言葉が書かれていると教えられ、スクリーンショットを送ってくれた。書いている相手はずっと仲良しだった友達で、少し前から関係が悪くなった。SNSに悪口が書かれていることを学校へ知らせるべきか悩む。SNSの書き込みは止めさせてほしいが、学校のトラブルではないので、学校への相談も躊躇している。

回答
ネット上の書き込みであってもクラスでのいじめが発端であり、いじめの場所が教室からSNSに移った状況だと考えられる。このため解決には学校の先生の協力は必要だと思うので、学校への相談をためらわないでほしい。息子さんの気持ちを確認してから学校に相談するのが良い。対応としては、先生には、相手の生徒に指導してもらう、相手の保護者にSNSの管理を約束してもらうなどが考えられる。悪口や死ねなどの書き込みがスクリーンショットで拡散してしまったら消すことが難しくなり、相手の生徒にとってもリスクである。

考察
家庭で使わせているインターネットで問題があったとしても、インターネットはあくまでも道具であり、学校内での人間関係において起こっているトラブルならば、学校への相談を躊躇する必要はないだろう。インターネット上での悪口が消えたとしても、学校内での人間関係が必ずしも改善されるとは限らないことから、保護者1人で抱え込まずに、学校や保護者、それぞれの立場でできることをするべきである。



相談内容(2017年12月・保護者・青少年男子)
子供が同級生の顔写真をSNSのアイコン画像に載せていた。写真はSNSグループに回されてきたものだった。子供はそれを無断で載せてしまった。学校から呼び出しがあり、先生と同級生の保護者も含めて話し合った。保護者の方から、なぜ載せたのかと問われている。スマートフォンは保護者所有のものを子供に貸し出していたが、こんなことをしているとは想像もしていなかった。

回答
本人の同意のない写真を無断で使用してしまった点では、いじめの意識がなかったとしても、相手にとっては受け入れられないことだったかもしれない。今後の話し合いには誠実な対応をとることが一番良い。親子でルール、モラル、マナーについて話し合い、肖像権などの権利についても理解を深めてほしい。お子さんのSNSなどの利用についても状況を見守ってほしい。

考察
スマートフォンなど多くの携帯端末にカメラが付いており、友達同士での写真撮影、SNSでの共有が日常化している青少年も多い。しかし、楽しい写真も一時的な感情でインターネットに公開したり、無責任な扱い方をすれば権利侵害の問題にも発展しかねない。写真だけでなく、インターネット、スマートフォン、SNSで情報を発信するときには、それを見ている相手がいることを意識し、相手を傷つけていないか、本当に発信して良い内容なのかを考える習慣を身に付けることが大事である。



相談内容(2017年11月・保護者・青少年男子)
子供が友人に突然顔写真を撮られ、悪質な加工をされて、メッセージアプリを通じて同じクラスのグループへ回されていた。子供はスマートフォンを持っていないので確認できていないが、学校に相談し、グループ内の生徒に対して写真を削除するように指導してもらった。しかし、グループ内に渡った写真を完全に削除することができるのか不安である。

回答
グループメンバーへは写真を削除するように先生から伝えているので、その後の状況も確認できるように、先生の支援を継続してもらうことを勧める。また、本人の同意を得ていない写真をインターネットに掲載する、本人の許可なく写真を加工することが、インターネットのマナーに反することであり、本人の肖像権を侵害する行為であるということも、指導をお願いすると良い。一度広まった写真を完全に削除するのは大変厳しいが、今後もしも写真がどこかで見つかったら、そのときに削除方法や対応を考えることになる。

考察
写真をめぐるトラブルの相談は、加害者・被害者のどちらからも増えている。友達同士の悪ふざけでグループ内だけに公開したつもりでも、デジタル写真はインターネットを通じて想像を超える範囲へと広がり、完全に削除することが困難になってしまう。それが他人を傷つけるような加工を施した写真だとしたら、加害者側の責任はより重いものとなるだろう。他人の権利を尊重する気持ちは、インターネットの利用に限らず身につけておくべきモラルとして、学校や家庭で理解を深めてほしい。



相談内容(2017年10月・青少年男子)
動画サイトでゲーム実況の音声を公開していたことで知り合った視聴者の人がいる。自分が立ち上げたメッセージアプリのグループにその人も参加してきて、顔出ししてほしいと書いてきた。だが、自分は以前から顔出しはしないと動画サイトでも言っているので、グループ内でも伝えたところ、相手が勘違いをしたようで怒ってしまった。そのことで他のグループメンバーからも悪口を言われ、グループを強制退会させられてしまった。現在、動画サイトは休止状態にしている。

回答
相手はおそらく一時的に感情的になって、悪口を書いてしまったのだろう。動画サイトを休止にしたことは賢い判断である。時間が経てば悪口を書いた方も反省してくるかもしれない。しばらく静観しているのが良いだろう。トラブルが起きたばかりで、お互いに感情的になっている時である。自然消滅するのを待つのが良いだろう。

考察
インターネット上だけの人間関係では、顔が見えない相手に無責任な発言をしたり、自分の考えを押し付けてしまうこともある。匿名性の高さから、相手への思いやりに欠けてしまうのだろう。一方で、インターネット上では、悪口や嫌がらせに対して、関わらない姿勢をとることが容易であり、身を守るためには大事なことでもある。インターネットの書き込みに振り回されることなく、正しいルールとマナーを守って安心・安全に楽しんでほしい。



相談内容(2017年4月・保護者・青少年女子)
娘が、友達のSNSに書かれていた別の友達への悪口に同調してしまったことで、ネットいじめの加害者側になってしまった。娘にはスマホを持たせる際に、人を傷つけてはいけないと言ったつもりだったが、このようなことになりスマホを取り上げるべきかどうか、家族で話し合う予定。どのような考え方をすれば良いか。

回答
現実の世界では内輪だけの会話に留めておくことができることも、SNSのような場所に載せることで、相手から見れば集団のいじめと受け止められてしまう。娘さんも影響の大きさを実感したと思うので、今後は同じことを繰り返さないように気をつけることができるだろう。再度、安全に利用するためのルールとマナーを話し合えると良い。今後は悪口を書かない、面識のない人と連絡先を交換しない、などのルールを娘さん自身にも考えてもらい、責任を持った使い方をすることを約束することを勧める。

考察
便利で楽しいはずのスマートフォンやインターネットも、使い方を間違えると人を傷つける凶器にもなってしまうことが良く分かる事例である。スマートフォンやインターネットは、ルールを守って使いこなして初めて、その利便性を享受できるものである。悪口を発信する道具ではないことを、今回の経験を通して家族でしっかりと話し合えると良い。



相談内容(2017年3月・青少年女子)
自分の画像を写真アプリに載せていたところ、その中の写真が許可なくSNSで使われていた。どうしたら良いか。現在は、写真アプリに載せていた顔写真はすべて削除している。過去に自分の写真を写真アプリに多数載せていたことがきっかけで友達から嫌われていた。SNSグループからも退会させられた経緯がある。

回答
本人の許可なく勝手に顔写真を使うことはルール違反にあたる。個人情報の投稿として運営会社へ違反報告を行うことができるだろう。ただし、今までの経緯から、写真を消すことで却って炎上してしまう可能性もある。このまま様子を見るのも一つの選択肢かもしれない。

考察
自分の写真を公開したことで、自分自身が嫌な思いをすることになってしまった事例である。インターネット上には様々なアプリケーションがあるが、利用するにあたっては、誰が自分の情報を見る可能性があるかを常に確認してほしい。自分が良いと思って載せた情報も、見る人によって受け止め方は様々であることも意識すると良いだろう。顔写真や人物を特定できるような画像や動画は、トラブルの元になりやすく、気軽にインターネットに載せないことが、被害に遭わないための予防策だと理解してほしい。



相談内容(2016年3月・保護者・青少年男子)
あるサイトで他人が制作した画像を無許可でコピーして投稿したことで、第三者から批判されてしまった。名前と共に謝罪を要求する投稿が出され、それに同調する人もいる。またたくまに広まり炎上してしまった。サイトのルールでは、他人の画像をコピーするときには本人に許可をとることになっている。この点は反省し、サイトからはこれまでの画像を削除し、しばらく利用しないことにした。

回答
作品には著作権があるので、一般的には、他人の著作物を無断で利用することはルール違反である。今回のことで、著作権のことを親子で理解し、同じ失敗を繰り返さないようにすることが一番大事なことである。今は一時的に炎上してしまったが、ネット上の批判は時間がたてば収まることもあるので、このまま静観することを勧める。学校でもいじめが起こるようなことがあれば、現実生活での対処をするべきなので、先生に相談しておくことを勧める。

考察
炎上のきっかけとなったのは、他人の著作物を許可なく利用してしまったことであり、今回の経験を勉強の機会として活かせると良い。インターネット上には、他人の行動をチェックし、炎上の機会をうかがっている利用者も存在する。不特定多数によるいじめ行為をエスカレートさせないために、インターネット上ではしばらく静観していることが選択肢の1つである。しかし、その影響が学校生活に及ぶケースもあり、そのような場合は学校の協力も得て、現実の世界を安心して過ごすための対処も不可欠だろう。



相談内容(2013年9月・保護者・青少年男子)
息子の元同級生たちが利用するメッセージアプリのグループで息子の写真が勝手に回されている。写真を送信した生徒は、悪いことをしたと認めているが、すでに他のグループにも回っているので、削除する、やめさせるなどの対処をしたいのだがどうしたら良いか?息子はグループメンバーとは現在は交流もないのに知らない所で写真が回されたのは、嫌がらせであり、息子も怒っている。

回答
他人の写真を勝手に回すことはマナー違反であり、いじめの加害者に相当する行為でもある。このことを認識してもらう必要がある。すでに相手も認めているようなので、回した本人からグループに向けてお詫びと反省、写真の削除をお願いする連絡をしてもらうことができれば一番良いだろう。今後、万が一、写真がネットに掲載されるようなことがあったら、法律にてらして削除依頼で対処すると良い。

考察
グループに一斉送信した写真は受信側のそれぞれの手元に保存されるので、写真は外部から無断で閲覧や削除をすることができない。このため写真を受信した一人一人に削除を要請することになる。しかし、このような閉じた世界においても、いじめ、嫌がらせは不法な行為であり、他人の写真を無断で回すことは肖像権を侵害する行為になる。罪になりかねない行為でもあることをしっかり認識して行動してほしい。



相談内容(2013年1月・保護者・青少年女子)
友達グループの一人のブログに、娘を非難することが書かれていることがわかった。実名は載っていないが、学校の生徒が見れば娘とわかる内容だった。別の生徒が、書いてはいけないことだとコメントを寄せて注意してくれていた。しかしその後、悪口がひどくなっていた。最初は本人同士で解決させようと様子を見ていたが、本人も落ち込んでいるので、何とかしないといけない。

回答
悪口をブログに書くことはいけないことであり、本人が自覚して削除できるのが一番良い。それには娘さんや友達から直接言う、学校や相手の保護者を通すなど方法がある。削除要請以外には、完全に無視をして、動じていないことを見せるのも1つの対処法である。相手は現実でのいざこざをネットにも持ち込んでダメージを与えようとしているかもしれない。卑怯なやり方なのでそれに振り回されない気持ちも大事である。娘さんの味方をしてくれる友達もいるようなので、今のグループから離れ、ブログを見ないことで収まることも考えられる。

考察
学校でのトラブルがネットの悪口に発展している場合、対処としては、相手に悪口の削除を求めることであるが、この事例では書き込みを注意されたことでエスカレートしている状況であった。このため、ネット上でも学校生活でも、「見ない、相手にしない」という選択肢もあることを教示した。しかし、子供にとってはストレスを伴うことであり、保護者が見守り精神面をケアしていくことが大切だろう。学校でのいじめが悪化するようであれば、学校での対処ももちろん不可欠である。



相談内容(2012年11月・保護者・青少年女子)
娘がスマートフォンの掲示板に悪口を書かれた。内容は、いたずらの限度を超えて悪質である。書き込んだのは同級生だと分かっている。ネット上だけでなく実際にクラスの中でも浮いた存在にされているそうである。すぐに学校に連絡し、対処してほしいと訴えたが学校の姿勢に納得がいかず、今度学校へ面談に行く予定。

回答
ネット上の悪口は書いた相手が確実にわかっている場合は直接本人に、悪いことだと指導できるのが一番良い。事実の確認をして生徒を管理している学校の先生から指導をしてもらえるのが望ましい。現実にもいじめの兆候があるようなので、担任の先生、学年主任、校長先生に今後どう解決していくのかについてお話してもよいと思う。書き込みをすべてプリントアウトして用意し、娘さんから聞いているクラス内での状況を学校にお話しし、いじめにどう対処するのかお話ししてほしい。

考察
学校でのいじめの延長でネット上でも悪口が書かれてしまった事例である。書き込みは削除できても、現実のいじめをなくし、通常の生活を取り戻せない限り本当の解決にはならない。学校と連携して、子供へのケアを行う必要があるだろう。スマートフォンやSNSの普及から、このような事例は今後も増えることが考えられ、学校においても相談体制が整備されることが望ましい。



相談内容(2012年7月・保護者・青少年女子)
娘は1年前、友達のブログにあだ名で悪口を書かれた。もう忘れていたが、先日学校でいじめのアンケート調査があり思い出し、このことを書いて提出した。担任の先生がすぐにヒヤリングをしてくれたが、相手の生徒が否定したようで、結局調査は進んでいない。踏み込んだ調査は行われない様子。実際にブログを見たわけではない。友達本人からパソコン画面をちらっと見せられたとのこと。どうしたらよいか?

回答
相談者は、悪口のことを知ったばかりで、事実は確認できていないようだった。書き込みの場所を特定できれば削除方法を案内できる。書き込みが1年前であること、今まで娘さん自身も忘れかけていたことから、今から過去の書き込みを探して削除依頼をするのか、このまま無視できるのかを、娘さんとよく話し合うことを勧めた。現実の学校生活の中でいじめもあるのであれば、学校・教育委員会の協力を得て娘さんを守ってあげてほしい。

考察
悪口の書き込みには、多くの当事者が消してほしい、書き込んだ相手を罰してほしいと望むが、個人のブログで公開範囲が限定されているケースでは、書き込み自体を特定するのが難しいこともある。見えない書き込みに対しては、気にせず無視することも選択肢の一つである。一方、ネットいじめが学校での現実のいじめの延長で発生している場合は、ネットの書き込みだけでなく、現実のいじめからも子供を救済しなければならない。ネットいじめの原因、現状、学校生活について子供とよく話し合い、解決に導くことが大切である。最善の対処方法を見つけるために「こたエール」等、専門の相談窓口も活用してほしい。



※ ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
    同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。