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こたエール(東京こどもネット・ケータイヘルプデスク) 電話相談 ネット相談
ネット相談
架空請求
 
事例
 
相談内容(2018年9月・保護者・青少年女子)
娘がスマートフォンで歌のサイトを見ていたそうだが、広告ボタンを間違って押したとたんにアダルトサイトにつながり登録完了画面が開いた。その下に大きく退会申請のボタンがあり、動揺して押してしまった。その下には「よくお読みください」という文章とか、お客様ID番号などが表示されている。その後メールが届き、メールだけでは退会手続きができないため、電話連絡をしてID番号を知らせてほしいという内容だった。

回答
広告ボタンを押す前に、利用規約や料金の説明がはっきりと示されていたかどうか、同意の意思表示をしたのかを確認することを勧める。同意をしていないのであれば登録は無効であり、退会申請をする必要もないだろう。ただし、すでに退会申請ボタンを押し、メールが送信されて相手からも返信が届いていることから、メールアドレスが伝わっている。今後、お金を請求するようなメールが届くかもしれないが、迷惑メールとして無視することを勧める。

考察
誤って広告からアダルトサイトにつながり、登録完了画面が表示される架空請求のパターンは依然として多い。突然の出来事に戸惑っているところに、退会申請のボタンがあれば、大人であっても慌てて押したり、業者に連絡をしてしまうだろう。しかし、連絡をさせることが相手の狙いであることに注意してほしい。連絡をしてしまうと、巧みな言葉で個人情報を聞き出され、お金の支払いを要求されるかもしれない。この事例のように、アダルトサイトとは無関係のように見えるサイトからアダルトサイトへ誘導されることもある。スマートフォンの操作に慣れてきた年齢であっても、画面の表示をよく見て慎重な操作を心掛けてほしい。



相談内容(2018年8月・青少年男子)
スマホで動画を見ていたらアダルトサイトが開き、間違えて18歳以上を押してしまった。12時間以内に料金を払ってくださいと表示された。誤って登録してしまった場合の電話番号に電話をかけて取り消してもらった。しかし、色々なサイトを見ると、このアダルトサイトは詐欺だと書かれていた。どうすれば良いのか。

回答
アクセスした画面に、どのようなことが書かれており、どのような画面でどのような操作をしたのかをよく思い出してほしい。利用規約や有料契約に同意をしていないのであれば契約は成立していないと考えられるので、お金を払う必要も解約をする必要もない。相手に電話をかけたことにより電話番号が伝わっている可能性がある。今後、お金を要求するような連絡があっても、契約が成立していないと考えられるならばこのまま無視をしているのが一番良い。非通知や知らない番号からの電話には十分に注意をし、着信拒否等で対応すると良い。

考察
この事例で大事なポイントは、詐欺サイトかどうかに関わらず、自分自身が有料契約に同意をしていないならば契約は無効だと考えて、きっぱりと無視をするのが良いという点である。年齢確認の画面で18歳以上を選んだとしても、それだけでは有料契約に同意したことにはならない。同意をしたと利用者を錯覚させ、支払い期限を設けて焦らせ、解約のために電話をするように仕向けるのは、従来からよく見られる不正請求の手口である。インターネットを使い始めて間もない青少年には、特に知っておいてほしい代表的なトラブル事例である。



相談内容(2018年7月・保護者・青少年男子)
子供が家族共有のタブレットで動画を閲覧していたところ、アダルトサイトの広告が表示されていて間違えてタッチしてしまった。すると、アダルトサイトの会員登録完了の画面に切り替わった。その画面には料金が表示されており、誤作動で登録されてしまった人は12時間以内に電話・メールをするようにと書かれていた。子供は電話もメールも怖くてできず保護者に相談してきた。

回答
会員登録完了の画面が現れるまでに、年齢確認、有料であることの説明、サービス利用規約、利用者に同意を求める画面などが表示されなかったとしたら、電子消費者契約法、電子商取引に関する法律に沿って運営されているとは言えない。契約は無効なのでお金を支払う必要も、退会をする必要もないだろう。退会手続きをさせて、電話番号、メールアドレスなどを収集しようとしているのかもしれないので、電話もメールもしなかったのは適切な対応である。

考察
アダルトサイトでの架空請求トラブルでは、アダルトサイトにアクセスしてしまったことを恥ずかしく思い、保護者に言えない子供が多い中、この事例では子供がすぐに保護者に相談できたことで、本格的なトラブルに発展するのを防ぐことができた。アダルトサイトの多くは、フィルタリングを利用していればアクセスを防ぐことができる。家族共有のタブレットであってもフィルタリング環境を整え、子供以外の家族がタブレットを利用する際にはその都度フィルタリングを無効化するなど、工夫をしながら安全に利用してほしい。



相談内容(2018年6月・青少年女子)
興味本位でアダルトサイトを見ようと思い再生ボタンを押したら、急に会員登録完了のページが出てきた。そのページに登録情報の削除依頼のボタンがあるのだが、それを押して削除依頼をしたほうが良いのか。

回答
電子消費者契約法や特定商取引に関する法律では、意に反して契約の申し込みをさせようとする行為は禁止されている。このため、自分が会員登録や有料契約に同意をしていないのであれば、登録・契約が成立したとは言えない。お金を請求されたとしても支払う必要はなく、登録情報の削除依頼をする必要もない。相手に電話をかけたり、メールを送信することで、相手に個人情報を伝えてしまうことになるため、相手に連絡をせずに堂々と無視をしてほしい。

考察
トラブルのきっかけは興味本位でアダルトサイトを見ようとしたことであり、反省してほしい点だが、会員登録完了の画面の後、慌てて削除依頼の連絡をするなどの行動をとらなかったのは適切な対応だったと言えるだろう。連絡をさせることが相手の狙いだったのかもしれず、より大きなトラブルに発展していたかもしれない。このようにインターネット上で心配な出来事に出会ったときには、自分一人で判断しないことが大事である。身近な大人や相談窓口に相談することは勇気のいることかもしれないが、心配事を大きくしないための一番良い行動だと考えてほしい。



相談内容(2018年5月・青少年男子)
パソコンで調べ物をしていて、検索結果をクリックしたら動画サイトに繋がった。動画ボタンを押したとたんに登録完了画面になり、料金が表示された。退会の案内で電話番号が書いてあるが、連絡したほうが良いか。画面の下には支払い期限を示すカウントダウンが表示されている。無視していると家に人が来てお金を取り立てられるのか。

回答
登録完了画面が表示される前、動画ボタンを押す前などに、有料の表示や利用規約の説明がないまま、意思に反してお金を請求されてしまった場合、その契約は無効だと言える。お金を支払ったり退会する必要がないため、電話をかける必要もなく、このまま無視していることを勧める。心配になって電話をかけることで、相手に電話番号が通知されてしまったり、住所を聞かれたりするかもしれないので注意してほしい。また、カウントダウンが表示されていたとしても、支払い義務がないのであれば無視していて良いだろう。

考察
インターネットを閲覧していて、突然お金を請求する画面が現れたら、大人でも動揺してしまうだろう。さらに、支払い期限までカウントダウンするタイマーを見れば、時間内に対処しなければいけないと焦ってしまう。利用者を焦らせてお金を支払うように仕向けるのは、従来からある架空請求の手口である。以前はアダルトサイトが代表的だったが、 最近はゲームやアニメなどの情報を検索しているうちに架空請求へと誘導される事例も増えている。現実の世界と同様に、インターネットの世界でも金銭を狙う罠があることをよく知り、怪しいサイトに繋がったと思ったら、その先に進まないことが大事である。



相談内容(2018年4月・青少年女子)
アダルトサイトの広告をタップしてしまい、料金を払うように書かれた画面が表示された。有料契約や利用規約の同意はしていない。メールで間違えたことを送り、電話をかけた。しかし電話は繋がらなかった。家族共有のスマートフォンを利用しており、メールはスマートフォンから、電話は固定電話からかけた。

回答
利用規約や有料契約への同意をしていないのであれば契約は成立していないと考えられ、解約・退会、お金を払う必要はなく、このまま無視することを勧める。ただし、電話とメールをしていることから、今後、家族共有のスマートフォンにメールが届いたり、固定電話に電話がかかってくるかもしれない。何も知らない保護者が、突然アダルトサイトの料金を請求されれば驚くと思うことから、今回のことは正直に話した方が良いだろう。

考察
スマートフォンを狙ったワンクリック請求は依然として多く、進学・進級を期にスマートフォンを利用し始めた青少年は特に注意をしてほしい。スマートフォンの小さな画面上では、うっかりと広告をタップしてしまうこともあり得るが、それだけでは有料契約に同意をしたことにはならないので、落ち着いて行動することが大事である。焦って相手に自分から連絡をしてしまう行為こそが、個人情報の収集やしつこい請求など、心配事を増やしてしまう原因になるので注意してほしい。



相談内容(2018年3月・保護者・青少年男子)
子供が保護者のスマートフォンでアダルトサイトを見に行き、高額な料金を請求されてしまった。退会のための電話番号が書いてあったので、すぐに保護者から電話をした。子供が間違えて登録してしまったので退会手続きをしてほしいと伝えると、子供に代わるように言われたので代わった。そして「退会手続きをしておくので今後は気をつけるように」と言われたらしい。退会手続きはきちんと行われるのか心配で今後どうしたら良いか。

回答
有料契約が成立していなければお金を支払う必要も、退会の必要もない。相手の目的は利用者に電話やメールで連絡をさせて個人情報を収集したり、お金を請求することである。スマートフォンから相手に電話をかけているので、今後、相手から電話がかかってくる可能性もあるが、一切無視をしてほしい。なお、有料契約が成立しているのかどうかの判断は、お子さんがどのような画面でどのような操作をしたのかによる。料金表示が明確だったか、申し込みをキャンセルする画面が用意されていたかを確認してほしい。そのような画面がなかったとしたら、有料契約が成立したとは言えないので、退会をする必要もないだろう。

考察
高額な料金請求を見ると大人でも慌ててしまうが、解約手続きのために電話やメールで連絡をさせることが相手の狙いである。このような思わぬ危険がインターネット上には潜んでいることを、家族で共有できると良いだろう。フィルタリングを設定していない保護者所有の端末で子供が架空請求に遭ってしまう事例は多いため、保護者の端末であっても、日常的に子供に貸し出す場合にはフィルタリングを利用することが望ましく、保護者の役割でもあると考えてほしい。



相談内容(2018年1月・青少年女子)
アダルトサイトに会員登録してしまったらしいが、色々なサイトで調べてみても無視すれば良いと書かれていた。本当に無視してもお金を請求されたり、変なものが送られてきたりしないのか。相手の連絡先の電話番号は分かっている。

回答
アクセスしたサイトの画面にどのようなことが書かれており、どのような操作をしたのかよく思い出してほしい。利用規約や有料契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないと考えられ、きっぱりと無視することが一番良い対応である。解約・退会、お金を払う必要もない。相手にメールを送ったり電話をかけたりして登録を取り消すような行動をしてしまうと、自分の大切な個人情報であるメールアドレスや電話番号が相手に伝ってしまうので注意してほしい。

考察
有料サイトに会員登録してしまったような画面が表示され、料金を支払うように仕向けられたとしても、本当に契約が成立しているとは限らない。契約が無効であれば相手に連絡をする必要も生じない。これが無視して良い理由である。インターネットで見つけた情報を鵜呑みにせずに、無視して良い理由を正しく理解したうえで対処できることが大事である。適切な判断をするためには、一人だけで考えて結論を出さずに保護者や身近な大人に相談してほしい。



相談内容(2017年12月・青少年女子)
PCでインターネットを見ながらテレビも見ていたときに、何かをクリックしたら18歳未満禁止のアダルトサイトが開いていた。動画を押すと年齢確認の画面が出たので、見てはいけないと思ったがボタンを押してしまい、登録完了のページが表示された。登録解除のために自宅の固定電話から電話をしてしまった。

回答
インターネットで有料のサービスを利用する際には、利用者側がその契約に同意をする必要がある。年齢確認だけでは有料契約に同意をしたことにはならないので、お金を払う必要も退会の必要もなく、無視しているのが一番良い。電話をかけているので、相手に番号が通知されている可能性がある。今後、相手から電話があるかもしれないが出ないこと。非通知や知らない番号からの電話にも出ないようにする。固定電話には家族も電話に出る可能性があることから、保護者にもお話ししてほしい。

考察
登録・契約が無効だと考えられる場合、きっぱりと無視をしていることが一番だが、無視できずに登録解除へと誘導されてサイト側に連絡をとってしまうケースが後を絶たない。早く解決したいと焦って行動してしまい、相手に個人情報を教えてしまうなど、問題がさらに大きくなってしまうケースも多い。困ったときこそ慌てず、保護者や身近な大人に助けてもらうことが大切である。インターネット上には危険なサイトもあることを知り、インターネットと安全に付き合う方法を家族と一緒に話し合えることが望ましい。



相談内容(2017年10月・青少年女子)
関係の無い画像をクリックしたら、住所や名前すら入力していないのに、アダルトサイトに登録したことになっていた。誤作動の場合の対処をしても繋がらない。

回答
利用規約の同意や有料の契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないと考えられ、解約・退会、お金を払う必要もない。一般的にインターネットを閲覧しただけでは、個人情報をサイト運営者が知ることはできない。しかし、間違ってタップしたと伝えるために相手にメールを送ったり、電話で連絡を取ったならばメールアドレスや電話番号が相手に伝わってしまう。たとえ電話が繋がらなかったとしても、念のため電話番号が伝わっていると考えて対処すべきだろう。今後、相手から支払いを催促するような電話がかかってきたり、読むと焦るような内容のメール、迷惑メールが届く可能性が考えられるが、メールに返信をしたり、電話連絡しないように注意してほしい。

考察
巧みに個人情報を引き出して、利益を得ようという罠がインターネット上にはたくさん潜んでいる。今回のように唐突にアダルトサイト登録完了が告げられると、慌ててしまい、早く何とかしなければと考えるだろう。そこが相手の狙いだと、しっかりと心に留めてほしい。きっぱりと無視する、相手と関わらない姿勢が重要であり、一人で対処しようとすればするほど、対応を誤る場合もある。周囲の人に相談することが大事である。



相談内容(2017年8月・青少年女子)
SNSから変なサイトに繋がってしまった。アダルトサイトが開き、有料会員登録が完了したと表示され、キャンペーン中の料金が書いてあった。誤作動の場合は連絡するように書いてあったので186から始まる番号に電話をかけた。しかし誰も出ず、数回かけ直したが通じなかった。連絡をしないと請求書を発送すると画面に書いてあるが、本当に送られてくるのだろうか。

回答
電子消費者契約法、特定商取引に関する法律に沿って考え、契約が成立していないならば、お金を支払う必要も、解約のために連絡をする必要もない。ただし、電話番号の先頭に「186」を付けて発信したことにより、相手に電話番号が伝わり、今後、相手から電話がかかってくる可能性がある。相手の番号、非通知や心当たりがない番号からの電話には出ないように注意してほしい。電話番号からスマートフォンの契約者の名前や住所を調べるのは難しく、請求書が送られてくる可能性については心配しなくても良いだろう。

考察
日常のコミュニケーションによく使うSNSにも、アダルトサイトや出会い系サイトのような怪しいサイトに誘導される危険が潜んでいる。SNSに掲載されているリンクやURLを安易にタップしたり、知らない人からのメッセージに応じるといった行為はトラブルに繋がりやすい。意図せず怪しいサイトを開いてしまった場合は、慌てずに行動することが大事である。この事例のように、誤作動という言葉で連絡をするように誘導されても、絶対に自分から連絡してはいけない。困って電話をかけてくる利用者の電話番号を収集することが狙いである可能性もあるので注意してほしい。



相談内容(2017年7月・青少年男子)
通話機能がなく、インターネットを見るためだけに使っている端末で、興味本位でアダルト動画サイトをクリックしたら年齢確認のページが出てきた。18歳以上をタップしたら突然登録完了になって、利用料を支払うように書いてあった。びっくりして取り消してもらおうと思い、そこに書いてあった電話番号へ家の固定電話からかけたが誰も出なかった。その直後に、そこから電話がかかってきたので出ると、登録完了になっているので料金を支払うように言われた。

回答
年齢確認だけでは有料契約に同意をしたことにはならず、自分自身の意思で有料契約に同意をしたのでなければ、契約の無効を主張することができる。お金を払う必要はないだろう。相手と関わらないことが一番良い。ただし相手に電話をかけたことで電話番号が伝わり、相手から電話の着信があったと思われる。今後、電話の着信時には番号を確認し、相手の番号、知らない番号、非通知でかかってくる電話に出ないように注意してほしい。家族全員が同じように対応できるように、保護者にもお話ししてほしい。

考察
インターネット上には悪意あるサイトが潜んでおり、不正に料金を支払わせようと仕向けるワンクリック請求サイトも後を絶たない。その手口は巧妙化しており、青少年は突然料金を請求されれば、契約してしまったと信じ込んでしまうだろう。それが、年齢を偽ったり、保護者との約束を守らなかったことが発端だとしたら、保護者にも相談できずに一人で対処しようとしてしまうだろう。その結果、トラブルを増やしてしまっているケースも少なくない。子供に専用のスマートフォンやモバイル端末を持たせている家庭では、日頃からインターネット上の危険について親子で正しい情報共有し、被害防止を意識してほしい。



相談内容(2017年6月・青少年男子)
スマホで検索をしていて、結果の1つをタップしたら、いきなり登録完了画面へ行ってしまい、OKしか押せなかったので押してしまった。料金の支払期限と、郵便物を送ると書いてあった。しかし住所は伝えていないので郵便物は届かないと思う。電話連絡をすれば登録を削除すると書いてあったので電話をかけると、相手の人に、削除しておくのでもう電話かけてくるなよと言われた。これは架空請求か。

回答
自分自身が有料会員登録の意思表示をしていなければ、法律に沿って考えれば契約は無効である。相手には住所も名前も伝わっていないので、無視しているのが一番良い。しかし電話をかけているので、今後、電話がかかってくる可能性も考えて注意してほしい。相手の番号、知らない番号、非通知からの電話には出ない対応を勧める。これは架空請求の事例でよく見られるパターンであるが、何より自分自身が契約に同意をしていなければ請求は無効である。

考察
この事例は、インターネットで動画などを閲覧しようとして1回クリックしただけで会員登録が成立したような画面を表示し、料金を請求する、いわゆるワンクリック請求の一例だろう。利用者の不安をあおるような文章を並べ、解約のために連絡するように仕向けるのもワンクリック請求の手口の特徴である。スマートフォンの普及とともに、その利用者を狙った不正請求のトラブルが増えている。トラブル防止のためには、こうした手口を理解すること、怪しいサイトに近寄らないこと、画面の説明をよく読むなどの習慣を身につけることが大事である。



相談内容(2017年5月・青少年女子)
調べ物をしていたときに間違えて有料サイトをクリックしてしまった。誤作動での退会申し込みをしたが、退会処理ができていないというメールが届き、登録後12時間以内に電話がない場合は利用意思のあるお客様と判断し、お金を支払ってくださいと書かれていた。そのメールは迷惑メールに入れたが、これ以上の対処の仕方が分からない。

回答
有料契約に同意をしていないのであれば、契約は成立しておらず、料金を支払う必要も、退会をする必要もないので、きっぱりと無視することがベストな対応である。相手にメールを送信していることから、メールアドレスが相手に伝わっている。今後も支払いを催促するメールや、読めば不安になるメールが届くかもしれないが、契約が成立していないならば無視を続ける。必要のないメールを受信しないように、迷惑メール拒否の設定をすると良い。もし電話をかけているならば、相手の電話番号からの着信を拒否する。非通知・知らない番号からの電話にも出ないように気をつけてほしい。

考察
新学期や新入学などを機に携帯電話、スマートフォン、インターネットを使い始める青少年が少なくないが、架空請求は、その使い始めの時期に遭いやすいトラブルである。突然の出来事に知識がないまま対応してしまい、この事例のように巧みに誘導されて架空請求業者に連絡をするなどして心配事を増やしてしまうことになる。勉強や趣味に便利なインターネットだが、有害サイト、悪質なサイトが存在することや、そのようなサイトに意図せずアクセスしてしまうリスクもあることを知り、対処法を身に付けた上で利用することが大事である。



相談内容(2017年4月・青少年女子)
タブレットで調べ物をしていて、検索で出てきたサイトを開き、動画の再生ボタンを押したらカメラのシャッター音が鳴り、会員登録されたと表示された。すぐに登録解除が必要で、数日以内に振り込まなければ直接請求すると書いてあった。焦って画面を消してしまったのだが、どうしたら良いか。電話をかけたり、メールを送ったりしていない。再生ボタンを押したときに、画面をよく見なかったが、料金の説明などはなかったと思う。

回答
動画再生ボタンを押すことで料金が発生するとは知らず、会員登録をする意思がないのに勝手に登録されたのであれば、法律に沿って考えれば錯誤(さくご)による無効の主張が可能である。会員登録、有料契約は成立しないので、お金を請求されたとしても支払う必要はなく連絡もしなくて良いだろう。このまま何もしなければ請求書も届かないだろう。しかし、画面をよく見ずに再生ボタンを押したり、利用規約を読まずにサイトを利用するのは危険なことなので、今後は慎重に行動してほしい。

考察
調べ物や勉強にインターネットを利用することが日常化し、うっかり有料サイトに登録されて料金を請求されるトラブルが絶えない。シャッター音が鳴り写真を撮影されたと錯覚させたり、解約のためにすぐに連絡するように仕向けるなどは、架空請求の手口として多く見られる。青少年は、このような場面では焦って一人で行動してしまいがちである。トラブルを大きくしないためには、落ち着いて保護者に相談をして、架空請求だと確認したうえできっぱり無視することが一番良い対応である。保護者は、インターネットにアクセスできる機器ではフィルタリングを利用し、危険を回避できる環境をしっかりと整えてほしい。



相談内容(2017年3月・青少年女子)
保護者名義のタブレットを借りて興味本位でアダルトサイトを開いてしまった。ページには年齢確認や料金の表示はなく、たくさん画像が並んでいて、再生ボタンを押すとカメラのシャッター音が鳴り、「登録ありがとうございました」と表示された。自分自身ではメールアドレスや住所は入力していないが、個人情報が登録されてしまったのか。お金を請求されるのか。

回答
自分の意思で有料登録の手続きをしたのでなければ、法律的には取引は成立しないので、お金を支払う必要はない。万が一請求されてもきっぱりと無視をして良いだろう。住所や名前、電話番号などは、サイトを見ていただけでは伝わらず、画面に「登録完了」と表示されていたとしても、登録するような情報は伝わっていない。有料契約は成立しないので、このまま何もせず無視していれば何も起こらないだろう。

考察
有料契約が成立していないにもかかわらず、高額請求を受けてしまうのが架空請求のトラブルであり、小学校高学年から徐々に増え始め、中学生になると急激に増える。トラブルの発端は、興味本位で18歳未満利用禁止のサイトを開いたことによるものが多い。子供自身が専用の端末を持っていなくても、保護者のスマートフォンやタブレットを利用している家庭では、青少年にふさわしくないサイトへのアクセスを防ぐために、フィルタリングの利用を検討するとともに、家庭でのルールについてよく話し合っておくことが大事である。



相談内容(2017年2月・保護者・青少年男子)
子供がスマートフォンで架空請求サイトを開いたようで、料金が発生してしまい、保護者に内緒で登録解除のためにスマートフォンから電話をかけてしまった。電話で少しやり取りをしたようで、相手から親に代わるようにと言われて初めて保護者のところに言いに来た。保護者が電話を代わると、その時点では電話が切れてしまっていた。画面にはIPアドレスとか、登録したという情報が書いてある。IPアドレスから住所までは伝わらないと思うが、どうしたら良いか。

回答
電子消費者契約法で定められているように、年齢確認や有料の表示を見て、契約に同意をする意思があって画面を操作したのでなければ契約は無効である。意図せず登録されてしまい登録完了前にキャンセルの措置がなかった場合も無効である。今後は、相手からの電話に注意してほしい。IPアドレスから確認できる情報は限られており、個人の特定にたどり着くのは難しい。今後、お子さんの安全のためにもフィルタリングを利用してほしい。

考察
架空請求トラブルでは、この事例のように、青少年が一人だけで対応しようとして本格的なトラブルへと発展してしまうケースも多く見られる。経験が未熟な青少年は、興味本位で軽率な行動をとってしまいがちであり、トラブルにも出会いやすい。今回の経験を通じて、親子で正しい知識を得て、インターネットの安全な利用について話し合えると良いだろう。また、子供の学齢に応じたフィルタリングを利用することも、今後のトラブル再発の防止につながる。フィルタリングは子供を制限する仕組みではなく、子供が安心してインターネットを利用できるように保護者に代わって守ってくれるツールだと考えてほしい



相談内容(2017年1月・保護者・青少年男子)
子供が家族共有のタブレットでアダルトサイトを開いてしまい、無料だと思って動画再生ボタンを押すと、有料登録されてしまった。誤作動登録の場合は24時間以内に登録削除の連絡するように、という画面が出ている。しかし、その画面を消そうとすると電話の発信画面になる。タブレットなので電話はかからず、ホーム画面に戻るが、ブラウザを開くとまた登録画面が表示されてしまう。

回答
電子消費者契約法に沿って考えると、有料契約に同意していないのであれば有料登録は無効だと言えるのでお金を支払う義務は生じない。誤作動で登録したわけでもないので、連絡をする必要もなく、このまま無視しているのが良いだろう。ブラウザを開くたびに登録画面が出てくる状況については、ブラウザの履歴とキャッシュを消去することで解決するかもしれないので試してみると良い。

考察
動画の再生ボタンを押しただけでは、法律上は契約が成立したとは言えない。巧みな手口に大人でも対応に迷ってしまうが、自分自身で有料契約に同意の意思表示をしたのでない限り、お金の請求に応じてはいけない。このようなトラブルを防ぐために、家族で利用するタブレットにもフィルタリングを利用し、ウイルス対策も行うことが望ましい。インターネット上には子供にふさわしくない有害情報、人を騙す仕掛け、ウイルス感染の危険などが氾濫していることを認識した上で、子供とインターネットの利用ルールを話し合い、しっかり見守ることが大切である。



相談内容(2016年12月・青少年男子)
学校の友達たちが話していたサイトを、家のパソコンから見ようとした。画面の再生ボタンを押したら、突然登録完了と表示された。利用料金が書いてあり、間違って登録した人はメールを送るようにと書いてあったので、退会のためのメールを送信した。返信があり、退会はメールではできないので電話をかけるようにと書いてあったので、家の電話を使ってかけた。男の人が出てきて、自分の年齢だけを伝えたら、電話番号から名前も住所も学校も分かる、学校に言いつけに行くと言われた。

回答
電子消費者契約法に沿って考えると、錯誤による契約の無効を主張することが可能であり、退会する必要もお金を払う必要もない。相手の要求をきっぱりと無視することが大事である。今後もメールが届くならば迷惑メールの設定をする。相手から電話がかかってきても電話に出ない、心当たりがない電話番号や非通知の着信に対しても同様に対応する。電話は家族で使っているため、今回の経緯を家族全員に伝えて、同じ対応をしてもらえるように説明しておくと良い。

考察
架空請求に対して、解約・退会のために電話をかける、メールを送信するといった行為は、自分の連絡先を相手に伝えてしまう行為である。その結果、さらに個人情報を収集されたり、料金の支払いを要求されるなどのトラブル繋がってしてしまう。一人で解決しようとして心配事がさらに増えるという悪循環に陥らないために、トラブルを抱え込まずに保護者や信頼できる大人にすぐに相談することが大切である。



相談内容(2016年11月・青少年女子)
無料のアダルトサイトを見てしまい、いきなり登録完了の画面が出てきた。登録を解除するには30分以内に電話してください。翌日連絡しても規約に基づき直接請求します。と書いてあり、電話をしてしまった。解約のためにお金がかかると言われ、姉に相談したら調べてくれて詐欺だと分かった。電話が何回も鳴り、留守電も入っているので着信拒否をした。家から電話をしたことで住所を特定されたり請求が来たりしないか。

回答
契約の同意や利用規約の同意などの画面がなく、同意をする操作もしていないなら、契約は成立していないと思われるので、錯誤による無効の主張が可能である。このまま無視をしているのが良い。ただし、電話をかけていることから、相手には電話番号が伝わっていると考えられる。着信拒否をしたのは正しい対応であり、さらに心当たりがない電話番号や非通知での着信にも注意し、きっぱりと無視をしてほしい。電話番号から住所を割り出すことは難しい。相手の脅しにもきっぱりと無視をしてほしい。

考察
架空請求トラブルの多くは興味本位でアダルトサイトを開き、年齢を偽ってサイトを利用することで出会ってしまう。興味本位の安易な行為はトラブルの始まりだと、しっかりと意識してほしい。また今回のように、トラブルに出会っても自分一人で解決しなかったことが、問題を深刻化させないための一助になる。保護者や家族に相談するのは勇気がいることではあるが、自分自身が冷静な判断を行うためにも大切な姿勢である。



相談内容(2016年10月・青少年男子)
興味本位でアダルトサイトの動画をタップしたら登録完了の通知が出てきて、誤作動登録の場合の電話番号が書いてあった。その電話番号に連絡をしたら、携帯電話会社から請求が来ると言われた。どうしたら良いか。住所が特定されたりするのか。

回答
利用規約への同意や有料の契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないと考えられ、お金を払う必要はないだろう。電話をかけていることから、今後は非通知や知らない番号からの電話には十分に注意をし、着信拒否等で対応すると良い。携帯電話会社からの請求についても、自分自身が画面上で携帯電話会社からの請求に同意をする操作が必要となる。契約に同意をしていないのであれば、万が一請求されても払う必要はない。念のため、保護者に正直に伝え、使っていないサービスの請求がないか確認してもらうと良い。住所については、インターネットでは通常、画面を閲覧しただけでは個人情報を取得することはできない。自分から伝えたり、入力をしておらず、不審なアプリのダウンロードもしていないのであれば、相手が調べることは困難だろう。

考察
動画サイトなどを閲覧していて、突然有料登録のような画面に切り替わったりしても、慌てて自分から連絡をせず、支払い義務があるかどうか冷静に考えることが大切である。未成年者の場合は特に、焦って対処しようとして、相手に連絡をしてしまったという相談が多い。さらに、知識や経験が十分でないために、相手の言葉を信じ込み、心配事を増やしてしまうケースも見受けられる。トラブルから身を守るために、インターネットの利用について家庭でよく話し合い、危険性を情報共有しておくことが大事である。



相談内容(2016年9月・青少年女子)
家の学習用タブレットで調べ物をしていたら広告を間違えて触ってしまい、アダルトサイトの請求画面が出てきた。退会手続きをしないと料金を払わなければならないと聞いて、焦ってしまいメールを送ってしまった。

回答
アクセスした画面には、どのようなことが書かれており、どのような画面でどのような操作をしたのか、良く思い出してほしい。利用規約や有料の契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないと考えられるので、解約・退会、お金を払う必要はないだろう。相手にメールを送信する、電話をかけるといった行為は、自ら個人情報を伝えてしまう行為である。契約が成立していないと考えられるならば、メールについては迷惑メール設定をし、必要のないメールは受信しないようにする。電話をかけているならば、非通知や知らない番号からの電話には十分に注意し、着信拒否等で対応すると良い。もし自宅の固定電話から電話をしているならば、今回のことを家族にも話して、一緒に対策をしてもらうと良い。

考察
学習用タブレットであっても、インターネットに本格的に接続できる機械であることを忘れてはならない。フィルタリングを正しく利用していなければ、有害サイトや危険性のあるサイトにもアクセスすることができてしまう。学習用タブレットを利用している家庭では、フィルタリングを正しい設定で利用できているかどうか確認しておくと良いだろう。学習用以外の目的での利用ルールについても家庭でしっかり話し合ってほしい。



相談内容(2016年8月・青少年男子)
保護者名義のタブレットでアダルトサイトにアクセスした。年齢確認で18歳以上をタップしたら登録完了となり、料金を請求された。誤作動の場合の連絡先が書いてあったので、自分のスマートフォンで電話をかけると年齢を聞かれた。未成年だとわかると注意された。これは、会員登録が解除されたと考えていいのか。請求は届かないだろうか。

回答
インターネットで有料のサービスを利用する際には、利用者側がその契約に同意をする必要がある。年齢確認だけでは有料の契約に同意をしたことにはならないので、お金を払う必要も退会の必要もないだろう。ただし、今回は年齢を偽ったことでトラブルになっているので、ルールを無視した利用は危険だということを理解してほしい。相手に電話をかけたことで、電話番号が伝わっている。有料の契約に同意をしていないのであれば、今後請求の電話があったとしても、無視をする対応を勧める。非通知や知らない番号からの電話には注意をして、着信拒否などで対応してほしい。

考察
この事例では、トラブルの発端は年齢制限のあるサイトで年齢を偽ったことにある。年齢確認の画面で先に進まずに戻っていれば、有料登録の画面に出会うことはなかっただろう。相手に連絡をせずにきっぱりと無視をしていれば、その後の心配事も起きなかっただろう。ルールを無視した行動や、知識が不十分なままインターネットを利用することの危うさがわかる事例である。今回のトラブルを、安心安全なインターネットの利用とは何かを考えるきっかけにできると良い。



相談内容(2016年7月・青少年女子)
親に内緒でスマートフォンの制限を解除し、アダルトサイトを検索してアクセスしたら有料登録してしまった。年齢確認も料金表示もなく勝手に登録されたが、12時間以内にお金を支払わないと裁判になると書いてある。まだ電話もメールもしていない。

回答
登録までの経緯を思い出し、有料契約が成立したかどうか考えてほしい。年齢確認や料金表示がなく、自分自身も有料契約に同意の意思表示をしていなければ、契約は無効である。お金を払う必要がなく、解約の必要もない。電話もメールもせずに無視することを勧める。

考察
インターネット上では、意思に反して料金を請求されるなど、不正請求サイトに出会ってしまうことがある。夏休み中は特に、保護者の不在中にインターネットを利用する機会も増え、興味本位からアダルトサイトにアクセスしてトラブルに遭ってしまうケースも多い。意思に反して料金を請求されたとしたら、無視する対応が一番良いが、一人で判断して間違った対応をしてしまった例も多く見られる。このようなインターネット上の危険に近づかないための役割を果たしてくれるのはフィルタリングである。フィルタリングは保護者に代わってトラブルから守ってくれる存在であり、その必要性を青少年自身にも理解してほしい。



相談内容(2016年6月・青少年男子)
興味本意で18歳以上と書かれたボタンを押してしまった。すると、会員登録完了画面になり、慌てて退会手続きの電話をしてしまった。電話は繋がらなかったが、あとで相手から電話がかかってきた。電話は無視したが住所を探されないか心配。

回答
有料サービスを提供する側は、利用者にはっきりわかるように料金の説明や利用規約を表示しなければならず、間違えたときには訂正できる画面も用意しなければいけないので、そのような措置がなく登録されたのであれば、登録は成立していない。この場合はお金を払う必要はなく、退会の必要もないので、一切無視しているのが一番良い。相手に電話をかけたり、メールを送信することは、自ら個人情報を伝えてしまう行為になる。電話については引き続き、非通知や知らない番号からの電話に注意し、着信拒否などで対応する。メールを送信しているならば、迷惑メール設定をし、必要のないメールは受信しないようにする。

考察
年齢確認だけで有料契約は成立しないため、支払いの必要も、退会手続きの必要もない。退会手続きへと進んでしまうことで、料金を支払うように仕向けられたり、個人情報を収集されることに繋がる。この事例では電話をかけたことで電話番号が相手に伝わり、実際に相手から電話がかかってきていることから、今後も電話の着信には慎重に対応することになる。興味本位で年齢を偽ったことがトラブルの発端であり、ルールを守ることは自分自身の安全を守ることだと覚えてほしい。



相談内容(2016年5月・青少年男子)
アダルトサイトを見ていて、電波が悪いので1度画面をタップしたら、カシャという音がして登録完了になってしまった。誤作動で退会をしようと電話をしたところ、支払いを要求されたので電話を切った。相手には名前と生年月日を伝えてしまった。その後、何度も電話が鳴る。ネットで調べた弁護士に電話で相談をすると、最悪裁判になるだろうと言われた。

回答
有料の契約、利用規約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないので、お金を払う必要も、退会の必要もない。ただし、電話をかけていることで、相手に電話番号が伝わっているので、知らない番号や非通知の電話には注意をし、着信拒否などで対応する必要がある。弁護士については、裁判に絶対にならないとは言い切れないが、契約に同意をしていない以上は、堂々と無視をしていて問題はない。

考察
未成年者はアダルトサイトを利用できないはずであるが、年齢を偽って先の画面に進んでしまいトラブルに巻き込まれていることがとても多い。アダルトサイトを利用しているためか、自分だけで解決しようとメールを送信したり、電話をかけトラブルを広げてしまう例も後を絶たない。また、インターネットで調べた調査会社、弁護士などに相談をし、お金を更に請求される例も少なくないので、焦らずまわりにいる信用できる大人に相談をすることを覚えてほしい。



相談内容(2016年4月・保護者・青少年男子)
子供にスマートフォンを購入したばかり。学校の友達から教えてもらったサイトを調べているうちに、アダルトサイトに入ってしまい、年齢確認もないままに登録完了になった。登録を解約するために子供から相手へ電話をかけてしまった。

回答
自分の意思で利用規約や有料契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないと考えられ、お金を支払う必要も、解約もする必要がないのできっぱりと無視をする。電話をかけたことで、スマートフォンの電話番号が相手に伝わっているため、今後、料金請求の電話や脅すような内容で着信があるかもしれない。着信時には必ず電話番号を確認し、心当たりがない電話番号や非通知の着信には出ない対策をする。相手からの電話の着信が続くようなら着信拒否をしたり、電話番号の変更などで対応すると良いだろう。

考察
有料契約が成立していないにもかかわらず、高額請求を受けてしまうのが架空請求のトラブルである。トラブルの発端となる行為としては、興味本位で18歳未満利用禁止のアダルトサイトに入ってしまったというケースが非常に多い。新学期や新入学を迎える4月は、初めてスマートフォンを手にする子供も増え、架空請求の相談も増える時期である。この機会に、インターネット上の危険や正しい知識を身につけるように親子で話し合いをしてほしい。危険なサイトへのアクセスを防ぐために、フィルタリングの利用や家庭内でのルールについても検討してほしい。



相談内容(2016年3月・青少年女子)
間違えてアダルトサイトに入ってしまい、焦って画面を連打すると、シャッター音と共に会員登録された。誤作動登録された場合と書かれたボタンをクリックして、電話をかけてしまった。未成年であることを伝えると、身分証を送るように言われ、メールで学生証の画像を送ってしまった。

回答
電子消費者契約法に沿って考えると、錯誤による契約の無効を主張することが可能であり、退会する必要もお金を払う必要もない。きっぱりと無視をする対応が一番良い。しかし、相手に電話をかけ、学生証の画像をメールで送信したことで、個人情報が伝わったと考えられる。今後、相手の電話番号を指定して着信拒否設定をすることを勧める。メールについては、迷惑メール拒否の設定をする。学生証に住所が書いてある場合は、もしも今後、身の回りで不審な人を見かけたり、心配な事が起きるようなら、迷わず学校の先生や家族に相談してほしい。一人で判断して解決しようとしないこと。

考察
アダルトサイトに有料会員登録されてしまった場合でも、トラブルを増やさないためには落ち着いて行動しなければならない。この事例のように、シャッター音でカメラが作動したように思わせて、利用者を焦らせる手口もあるようだ。退会手続きへと誘導する案内は親切な対応に見えるが、利用者から連絡をさせて個人情報を収集しようとしている可能性もある。このように架空請求の手口は複雑化しているため、新学期、新入学を迎えるこの時期に、あらためてフィルタリングや有害サイト対策について家庭で話し合いができると良い。



相談内容(2016年2月・青少年女子)
興味本位で無料アダルトサイトを見ていて、動画をクリックしたら会員登録完了と画面に出た。12時間以内に料金を支払わなくてはいけないと書いてあった。自宅に書類を送ると書いてあり、焦って退会メールと電話番号を送ってしまった。その後、サイト側から電話がかかってきたが出なかった。メールアドレスと電話番号から住所を特定されるのか。

回答
有料契約に自分自身が同意をしていないのであれば、契約は成立していないので、退会もお金を払う必要もないだろう。きっぱりと無視する、問題のサイトに関わらないのが一番良い。相手にはメールアドレスと電話番号が伝わっているため、今後は、メールについては迷惑メール対策をすることで、自分に必要ないメールは受け取らないようにする。相手からの電話、非通知・知らない番号からの電話にも出ないように気をつける。メールアドレスや電話番号から住所を調べることは難しいだろう。

考察
架空請求トラブルは、いわゆるアダルトサイトに特に多く見られ、一方的に有料会員登録をされて料金を請求されるケースがほとんどである。突然の料金請求に焦り、慌てて退会手続きをしようとしてメールを送ったり電話をかけることで、結果として相手に自分の連絡先を伝えてしまうことになるため注意が必要である。有料契約は一方的には成立しないことを理解し、支払い義務がないと確認したら、きっぱりと無視することが一番良い対応である。間違った判断をしないために、ひとりだけで考えて行動せずに保護者など大人に相談することも大切である。



相談内容(2016年1月・青少年女子)
漫画を読んでいてアダルト動画の宣伝のボタンを押してしまい、サイトにつながり多額の会員登録料金を請求された。間違えた場合はメールをするようにと書いてあったのでメールを送ったが、何も返信が来ない。

回答
サイトにはどのようなことが書かれており、どのような画面でどのような操作をしたのか良く思い出してほしい。自分の意思で有料契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないので、退会もお金を払う必要もない。きっぱりと無視してほしい。相手にメールで連絡を入れたことから、今後、料金を請求したり、お金を支払わなければ家に取り立てに行く等のメールが届くかもしれない。どのような内容が書かれていても返信をせずに、きっぱりと無視してほしい。迷惑メール拒否の設定をしておくと良い。

考察
インターネットの閲覧中は、ブラウザに多くの宣伝広告が表示され、その中には有害サイトへの入口が埋め込まれている場合があるので注意が必要である。興味本位で開く、あるいは指やマウスが触れることで、突然会員登録完了と表示されたり、料金請求画面が出てきたりすれば、大人でも慌てることだろう。間違えた場合はメールを送るようにと親切に書いてあれば、その対応を選びがちだが、これこそが架空請求の手口である。大切な個人情報である名前、メールアドレス、電話番号などを相手に安易に伝えないように注意してほしい。意思に反して登録完了画面や料金請求画面が表示されたとしても、前の画面に戻るなど、冷静に対応してほしい。



相談内容(2015年12月・保護者・青少年女子)
娘がスマートフォンで動画サイトを見ていたときに、動画のコメント欄に書かれていたURLをタップしたら、アダルトサイトが開き、いきなり勝手に登録されてしまった。画面には高額な料金と登録番号、退会の案内、サポート窓口の電話番号が書かれている。年齢確認や利用規約に同意する画面はなかった。退会のために娘からメールを送信している。これはどうしたら良いのか。

回答
有料サービスを提供する側は、利用者にはっきりわかるように料金の説明や利用規約を表示しなければならず、間違えたときには訂正できる画面も用意しなければいけない。そのような措置がなく登録されたのであれば、登録は成立していないと判断して良い。お金を払う必要はなく、退会の必要もないので、無視しているのが一番良い。しかし、退会のためのメールを送ったことでメールアドレスが相手に伝わってしまった。今後は、支払い催促のメールなどが届いたとしても、迷惑メール対策をして無視することが一番良い。

考察
間違えて開いたサイトで突然お金を請求されたら、誰でも焦ってしまうだろう。退会を促す言葉が書かれていたら、慌てて連絡をしてしまうかもしれない。このように有料契約が成立していないのに利用者を錯覚させて、料金を支払うように仕向けるのが架空請求の手口である。一方で、フィルタリングを利用することで、このようなサイトに間違えてアクセスしてしまう危険を減らすことができる。架空請求について家庭で情報共有をすることもトラブルの回避につながるだろう。日頃から子供のインターネット利用を見守り、事前の予防策を講じておくことが大事である。



相談内容(2015年11月・保護者・青少年男子)
子供が母親のスマートフォンを使ってアダルトサイトに有料会員登録されてしまった。画面をよく見ずにタッチをしていたらシャッター音が鳴り、登録が完了してしまったそうである。退会の案内に従って、電話をかけ未成年であることを伝えると、未成年でも契約は成立していると言われ、支払いを要求されたとのこと。払わないといけないのか。

回答
自分自身の意思で有料の契約に同意をしたのでなければ、錯誤による契約の無効を主張することができる。有料サービスを提供する側は、利用者にはっきりわかるように料金の説明や利用規約を表示しなければならず、間違えたときには訂正できる画面も用意しなければいけないので、そのような措置がなく登録されたのであれば、登録は成立していない。この場合はお金を払う必要はなく、退会の必要もないので、一切無視しているのが一番良い。電話をかけているので、今後は相手からの電話に注意してほしい。相手の番号の着信を拒否をしたり、非通知や知らない番号からの電話にも出ない対応をとる。

考察
架空請求のトラブルでは、本当に支払わなければいけないのか不安だという相談が多く寄せられる。その判断のためには、電子消費者契約法、特定商取引に関する法律が適用される。未成年者の場合は、保護者の同意を得ないで 結んだ契約は取り消しの対象になり得るので、相手の言葉に惑わされないことが大事である。ただし、青少年自身が画面をよく見ずに操作することはトラブルに繋がる危険な行為だと言える。トラブルをきっかけに、インターネットの安全な使い方を家庭で話し合えると良いだろう。



相談内容(2015年10月・青少年女子)
興味本位でアダルトサイトに入り、動画再生ボタンを押すと、いきなりシャッター音が鳴り登録終了というページに自動的に移動した。高額な料金を請求され、24時間以内にキャンセルの電話をしなければ払わなければいけないと書いてあったので電話をしてしまった。

回答
年齢確認、利用規約、有料の契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないと考えられ、お金を払う必要はない。退会をする必要もない。無視することが一番良い。相手に電話をかけたり、メールを送信することは、電話番号やメールアドレスを相手に自ら伝える行為となり、今後電話がかかってきたり、料金を請求するメールが届いたりするかもしれない。契約が成立していないと考えるならば、電話については、非通知・知らない番号からの電話には注意をする。自分に必要のないメールは受信しないよう迷惑メール設定をすると良い。

考察
アダルトサイトでの架空請求の手口として、シャッター音を鳴らして写真が撮られたように錯覚させる手法があるようだ。これも、他の架空請求の手口と同様に、利用者を不安にさせてメールや電話で連絡させようと仕向けていることが考えられる。慌てずに、有料の契約が成立しているのかを判断してほしい。判断に迷うときには、ひとりで悩まずに、周囲の大人に相談することが大事である。



相談内容(2015年9月・青少年男子)
興味があって動画サイトで18歳以上のボタンを押してしまった。するといきなり有料会員登録の画面になったので一度そのサイトを出た。そしてもう一度入ると、未清算のため至急手続きが必要だと表示されていた。退会メールを送信したが、メールでの退会手続きができず、サポートセンターに電話連絡をしてしまった。これからどうなるのか。

回答
利用規約への同意や、有料の契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないと考えられるので、退会もお金を払う必要もない。相手からどのような言葉を言われていたとしても、毅然と対処する。相手に電話をかけ、メールを送信したことで、電話番号とメールアドレスが相手に伝わっている。今後、電話がかかってきたり、料金を請求するメールが届いたりするかもしれない。契約が成立していないと考えるならば、退会も料金を支払う必要もないので、電話については、非通知・知らない番号からの電話には注意をする。メールについては、自分に必要のないメールは受信しないよう迷惑メール設定をする。

考察
年齢確認をしただけでは有料契約が成立したとは言えない。未清算などの言葉に不安になり、実際にお金を支払ってしまうと、さらにお金を請求されるなど被害が拡大する恐れがある。相手の言葉に惑わされないことが大事である。なお、興味があったとしても、年齢を偽って動画を見ようとしなければ、今回のトラブルは防げたかもしれない。架空請求の手口は巧妙化、多様化しているが、ルールを守ることで、自分自身の身を守ることにつながる。ルールを守ることの大切さを、青少年はインターネットを利用する前に基本知識として身につけておきたい。



相談内容(2015年8月・青少年男子)
興味本位でアダルトサイトで18歳以上のボタンを押してしまった。すると、画面で急にシャッター音がして、そのまま利用登録が完了したと表示され、料金を請求された。空メールを送信すれば利用登録を取り消せるとあり、空メールを送信してしまった。結局、利用登録は解除できておらず、個人情報が相手に収集されたのではないかと不安。また、この場合はお金を支払わなくても良いのか。

回答
サイトにどのようなことが書かれており、どのような画面でどのような操作をしたのか良く思い出してほしい。契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないため、お金を払う必要はない。相手にメールを送信したり、電話をかけることは、自分のメールアドレス、電話番号を相手に自ら伝える行為となり、今後、料金を請求するメールが届いたり、電話がかかってきたりするかもしれない。契約が成立していないと考えるならば、メールについては、自分に必要のないメールは受信しないよう迷惑メール設定をする。電話については、非通知・知らない番号からの電話には注意をし、着信拒否をすると良い。

考察
架空請求の相談は、夏休み期間の7月から8月にかけて増える傾向にある。特に多いのは、スマートフォンを利用していて、意図せず有料サイトに登録され、お金を請求されるトラブルである。この相談のようにシャッター音が鳴る例は、実際に写真が撮影・送信されたわけではなく、サイトに組み込まれた音声が再生されただけだろう。このように、利用者を不安にさせる手口も巧妙なものが見られるが、目的はお金を支払わせることであり、無視することが正しい対処である。しかし、トラブルのきっかけは、年齢制限があるにもかかわらず、興味本位で年齢を偽ったことだろう。ルールを無視した利用には危険が伴うことを、しっかり覚えておいてほしい。



相談内容(2015年7月・青少年女子)
スマートフォンで検索をしていて画面をタッチしたら、18歳未満利用禁止のサイトに繋がった。18歳以上を選ぶと、いきなり登録完了画面になり料金を請求された。すぐに退会メールを送信すると、至急の電話連絡を促す返信が返ってきたのでスマートフォンから電話をかけた。電話では、利用規約を見たはずだからもう一度確認して電話するように言われた。しかし、利用規約を見た覚えがない。

回答
有料契約が成立するには、利用者が明確に契約内容に同意する必要があり、申し込みの意思表示をしたのでなければ契約は成立しない。料金請求は無効であるので、支払う必要はない。退会の必要もない。メールと電話で自分から連絡することは、相手に連絡先を知らせる行為なので、今後は注意してほしい。電話の着信拒否や迷惑メール対策を行うことを勧める。

考察
電子消費者契約法、および特定商取引に関する法律に沿って考えると、本人の意思で利用規約に同意をしていない契約は成立しない。お金を請求されたとしても、毅然として無視をする姿勢で良い。通常サイトを閲覧しただけでは、個人情報が送信されることもない。有料の契約に同意、規約の同意をしていないのに、あたかも登録が完了して料金が発生しているような画面が表示され、利用者を不安にさせて連絡をするように仕向けているのが、架空請求の手口でもある。しかし、インターネット上にはさまざまな有料サービスが提供されている。どのようなサービスを利用する場合も、最初に利用規約をしっかりと読み、年齢や利用条件をしっかりと読むことが大事である。



相談内容(2015年6月・青少年女子)
スマートフォンのメッセージアプリに、現在は使われていないはずの友達のアカウントからURLのみのメッセージが届き、開いてみると18歳未満利用禁止のアダルトサイトだった。しかし興味本位で開いてしまいお金を請求されてしまった。24時間以内に退会すれば請求されないと書いてあったので退会ボタンを押した。するとメールが届き、24時間以内に電話をかけることになり、スマートフォンからかけてしまった。

回答
18歳未満利用禁止のサイトで興味本位で先に進んでしまった点は反省してほしいが、年齢認証だけでは有料サービスの申し込みに同意をしたことにはならず、契約は成立していないと言えるだろう。契約が無効であるためお金を支払う必要はない。退会をする必要もなかったが、退会のために電話とメールで連絡をしているため、今後は相手からの電話、請求メールなどに注意し、着信拒否や迷惑メールブロックの対策をとると良い。

考察
不審なメッセージに反応したことでアダルトサイトに誘導されてしまった事例だが、さらに興味本位で年齢を偽らなければ避けることができたトラブルである。メッセージアプリにおいても、心当たりのない相手や怪しい内容に対しては、返事をしたりURLをクリックしてはいけない。安易な使い方がトラブルを招くことを青少年には理解してほしい。このトラブルをきっかけに、安心安全なインターネットの利用とは何か、考えることができると良いだろう。



相談内容(2015年5月・青少年男子)
興味本位でアダルトサイトを見ているうちに広告をタップしてしまい、何かのサイトに飛んだらしく、突然画面に「登録完了しました」と表示された。出てきた画面にはキャンペーン期間中の利用料金が書いてあった。その画面を消すために「OK」を押すと、「誤作動で登録された方へ」と書かれた項目があったので、それをタップすると「186」から始まる電話番号への発信ボタンがあったので押した。しかし電話は繋がらなかった。どうしたら良いのだろうか。

回答
有料契約に同意をしていないならば、突然登録完了の表示が出たとしても、電子消費者契約法、特定商取引に関する法律により錯誤の主張が可能であり、お金の請求は無視してかまわない。しかし、相手に「186」(電話番号通知)を付けて電話をかけたことで電話番号が相手に伝わっている可能性が高い。今後は相手からの電話、非通知でかかってくる電話、心当たりがない電話番号で着信があったとしても電話に出ない、もし出てしまっても簡単に名乗ったりしないこと。

考察
相談がもっとも多い架空請求のトラブルである。その手口も巧妙化しており、「本当に登録されてしまったのだろうか」という不安から、怪しいサイトの運営側に連絡をしてしまい、さらに不安になる相談が多い。電話をかけて応答がなかったとしても、「186」を付けて電話をかければ相手には番号が通知されてしまったかもしれない。興味本位で怪しいサイトにアクセスすることの危険性をよく理解し、ルールを守った慎重な行動が必要だろう。



相談内容(2015年4月・青少年男子)
トークアプリに知らない人からURL付きのトークが送られてきて、URLをクリックするとアダルトサイトへ繋がってしまった。しかし内容が気になったので年齢制限を無視して先に進むと、電話番号認証が行われ、動画再生の画面になった。その後、有料の表示が出たので退会方法を探したが見つけられなかった。怖くなりそのまま閉じた。数日して電話がかかってきて料金を請求された。電話の相手には住所などを聞かれ答えてしまった。

回答
有料契約に同意をしていないのであれば、意に反して契約の申し込みをさせようとする行為は法律で禁止されているため、契約は成立しない。お金を払う必要はなく、退会をする必要もないので、このまま無視をすると良い。しかし、電話番号や住所など、自分から伝えた情報が相手に伝わっている。今後は、相手の電話番号を指定して着信拒否をする、非通知でかかってくる電話や知らない番号からの電話に出ないなどの対策をとると良い。不審な郵便物が届いても慌てて行動せず、保護者と一緒に冷静に対処してほしい。

考察
知らない人からのトークに反応したことでアダルトサイトに繋がってしまった事例だが、うっかりURLをクリックしてしまったとしても、興味本位で年齢を偽らなければ避けることができたトラブルだろう。さらに、慌てて連絡をせず、すぐに保護者や身近にいる大人に相談をしていれば、無視をするなどの適切な対処をとることができたかもしれない。インターネットのルールを守ることの重要性、トラブルを一人で抱え込まないことの大切さを知ってほしいと感じた事例である。



相談内容(2015年3月・青少年男子)
有料アダルトサイトの動画の画面をクリックしただけで登録完了という文字が出てきた。焦ってしまい、サイトに電話をすると、名前、生年月日、住所を書いて送信するように言われ、メールを送信してしまった。

回答
有料会員登録が完了するまでに、料金や利用条件などの説明、有料契約への同意の意思を再確認する画面、有料だと分かった時点で登録をキャンセルできる措置がない場合、電子消費者契約法では、錯誤による無効の主張などが可能であるとされている。料金を支払ったり、退会をする必要はない。無視を続けると良い。しかし相手に連絡をしたことで電話番号、メールアドレス、住所と名前が伝わっているため、今後は、迷惑メール設定、電話の着信拒否などで対応する。不審な郵便物が届いたとしても、家族に相談して落ち着いて対処する。

考察
有料契約に自分の意思で同意をしたのでない限り、契約が成立したとは言えず、支払いに応じる必要はない。通常、ページを閲覧しただけで個人情報が通知されることはないため、無視することが一番良い対応である。しかし、焦って電話やメールで連絡をしたり、名前や住所を伝えるなど、自分から連絡先を通知してしまうケースが多い。その連絡先に高額な支払いを要求するのが架空請求の手口である。学年の終業式や卒業式を迎え、初めてスマートフォンを手にする子供も増える時期だろう。スマートフォンやインターネットを使い始める段階で、安心安全に利用するための正しい知識を身につけてほしい。



相談内容(2015年2月・青少年男子)
親のスマートフォンを借りてネット検索をしていて、検索結果に出てきたタイトルをクリックすると、アダルトサイトだったようで、いきなり登録されてしまった。間違えに気がついたが、OKボタンしか押せない画面になり押してしまった。サイトに連絡はしていないが、料金を支払わないといけないのか。

回答
有料契約に同意をしていないならば、契約は成立しない。検索結果に出てきたタイトルをクリックしただけで会員登録されたのだとすると、意思に反して勝手に会員登録されたことになるので、契約は無効であり、料金は支払わなくて良い。一切無視することを勧める。電話やメールなどで相手に連絡をしてはいけない。

考察
架空請求の相談では、アダルトサイトで意図せず有料登録へと進んでしまい、間違えに気づいてキャンセルしようとしても、OKボタンしか押せずに登録されてしまうケースが最近増えている。しかし、自分の意思で契約に同意をしたのでない限り、契約が成立したとは言えない。この場合は退会手続きをする必要もないので、慌ててメールや電話で連絡をしないことが大事である。連絡をすることで電話番号やメールアドレスが相手に知られ、トラブルに発展してしまうことを青少年はしっかり覚えておいてほしい。また、保護者所有のスマートフォンであっても、青少年が利用するのであれば、フィルタリングを利用するべきだろう。



相談内容(2015年1月・青少年女子)
興味本位でアダルト動画を再生してしまった。再生画面を二度クリックすると、突然会員登録された。すぐに「誤作動による登録の方」をクリックし、退会メールを送った。しかし返信が来ないため電話をかけ、未成年であることを伝えると、保護者から連絡するように言われ切られた。怖くなり着信拒否と迷惑メール対策をした。ネットの情報を見ると無視して良いと書いてあるが本当にそれで良いのだろうか。

回答
会員登録までにどのような操作をしたか、思い出してほしい。利用規約や料金に同意をしていない、気がついた時には勝手に登録が完了したのであれば、電子消費者契約法に沿って考えると、錯誤(さくご)を主張できる。つまり契約は成立していないと考えられ、お金を請求されたとしても払う必要はない。無視することが大事である。退会メールを送り、電話をかけたことで、メールアドレスと電話番号が伝わっているが、電話番号の着信拒否、迷惑メールの設定を行ったことは正しい対応である。

考察
アダルトサイトでのこのような意思に反した会員登録では、契約が成立していない可能性が高く、「誤作動での登録」や「退会」の表示は、業者への連絡を促す手口であるケースも多い。誘いに乗って相手に連絡をすることで、メールアドレスや電話番号が知られてしまい、メールや電話によって支払いを催促される結果につながりかねない。焦らないことが大事である。このようなトラブルに遭わないために、未成年者がアダルトサイトにアクセスすることは危険であり、興味本位の行動は避けるべきだろう。



相談内容(2014年12月・青少年女子)
アダルトサイトで18歳以上を間違えて押し登録されてしまった。すぐにメールで退会申請をしたところメールが届き、そのメールに自分の名前が表示されていた。メールアドレスは変えたのだが、自分の個人情報が漏れたのではないかと心配。自宅に請求書が来るのだろうか。

回答
年齢の確認だけで申し込み内容を確認する画面がなかった、あるいは確認画面があったとしても訂正ができる措置がなかったのであれば、電子消費者契約法と、特定商取引に関する法律にそって解釈すると契約は成立していないと言えるだろう。契約が成立していないと考えられるならば、お金を払う必要はなく、退会をする必要もない。相手にメールを送信する、電話をかける行為は、自分の連絡先を、相手に自ら伝える行為であり、料金請求などに繋がる可能性がある。今後は、連絡をしないこと。相手からのメールに自分の名前が表示されていたことについては、メールの差出人欄に自分の名前が表示されるような設定にしていないかを確認すると良い。

考察
ウェブサイト上で不当にお金を請求されたとしても、一般に、サイトにアクセスしただけでは個人を特定することは難しいため過度に不安になる必要はない。しかし慌てて連絡をしてしまうことで、個人情報を知らせることに繋がる。名前を名乗っていないと思っても、この相談事例のように、何らかの形で自分から情報を知らせてしまっていることもある。自分がどんな操作によってどんな個人情報が相手に伝わったのか、冷静に考えて対処する必要があるだろう。



相談内容(2014年11月・青少年男子)
検索をしていて、間違えてアダルトサイトを開いてしまった。いろいろボタンを押しているうちに、登録するつもりはなかったが、登録完了の表示が出て、「OK」ボタンしか押せない画面になってしまった。OKを押し、すぐに退会メールを送った。しかし、「登録完了」の画面から戻ることができず、対応に困る。請求書が自宅に届いたりしないか?

回答
有料契約の規約に同意したつもりはなく、有料と気がついたときには戻ることができず「OK」ボタンしか押せなかったのであれば、契約は無効だと言える。請求に応じることなく無視することを勧める。退会のためにメールを出しているので、そのことによりメールアドレスが相手に伝わっているが、住所や名前までは調べることはできない。今後、請求のメールが届いても返信せず、メールの内容も無視してほしい。迷惑メール設定をすると良い。

考察
架空請求の手口の多くは、「登録完了」と書かれたページを表示しているだけであり、ページの閲覧だけならば、通常この段階で利用者の個人が特定されることはない。慌てずに対処することが大事である。有料契約の説明が事前に十分になされていたか、その契約内容に自分の意思で同意したのか、間違えて同意をしたとしても申し込みをキャンセルできる画面は用意されていたか、などを冷静に考えることができると良い。契約が成立していなければ、お金を払う必要も、退会の必要もない。不安になって退会のメールや電話で連絡をしてしまうことが心配事を大きくする結果につながることを覚えておいてほしい。



相談内容(2014年10月・青少年女子)
有料動画サイトに間違って入ってしまい、再生ボタンを慌てて2回押したことで18歳以上を選んでしまった。有料だと分かり退会手続きのメールをして電話もかけた。電話では登録を消してくれると言われた。18歳以下だと分かるものを要求され身分証の画像を何も隠さず送ってしまった。この場合、お金は払わなくても良いのか。今後の対策はどのようにすれば良いか。

回答
年齢確認だけでは有料契約に同意したことにはならない。間違えてボタンを押して有料だと分かった時点で戻ろうとしたのに登録が完了してしまったのであれば、意に反して契約の申し込みをさせようとする行為であり、無効だと言える。お金を払う必要はなく、退会等の必要もない。このまま無視をしていれば良い。相手にはメールアドレス、電話番号、身分証の記載内容が伝わっている。迷惑メール対策と電話の着信拒否で対応する。身分証に住所・氏名が記載されていたら、郵便物が届く可能性もあるが、お金の請求が届いたとしても無視をする。身分証を提示してしまったことは保護者にも伝え、不審な郵便物が届く可能性や、その場合の対処法を話し合っておくと良い。

考察
間違えて有料サイトを開いてしまったとしても、正しく対応することでトラブルに発展するのを防ぐことができるが、青少年は予想外の出来事に動揺してしまうことも多いだろう。焦ってメールを送ったり、電話をかけてしまい、相手に言われるままに個人情報を伝えてしまう。しかし、このようにして情報を入手することが架空請求業者の狙いである。連絡先を伝えてしまった後も、さらなるトラブルを防ぐためには、慌てずに、無視に徹することが大事である。



相談内容(2014年9月・青少年女子)
調べ物をしていたらアダルトサイトに入ってしまい、焦って何回も画面を連打して戻ろうとしたが、有料会員登録され、高額請求をされてしまった。携帯電話料金の支払いの時に一緒に請求されるのだろうか。パニックになってしまいとても不安。親にも相談できず、どうすれば良いのか。

回答
サイトにはどのような表示があり、どのような操作をして登録完了となったのか良く思い出してほしい。画面に書いてあったことが思い出せないようであれば、履歴を辿って確認してみるのも良い。戻ろうとしたのに会員登録されたのであれば、法律では意に反して契約の申し込みをさせようとする行為は禁止されており、契約は無効だと言える。契約が成立していないと考えられるならば、お金を払う必要はなく、退会等の必要もない。このまま無視をしていれば良い。携帯電話の料金と一緒にお金を払うなどの同意をしていなければ、勝手に料金を引き落とされることもない。

考察
インターネットに簡単にアクセスできるようになり、低年齢でのトラブルも目立つようになった。その代表的な例が架空請求トラブルである。アダルトサイトなど、成人を対象にしたサイトに誤って入場してしまったときには、焦らずに落ち着いて操作をすることが大事である。危ないと感じたら、画面の表示をよく見てブラウザを閉じる、「戻る」を選ぶなど、冷静に行動することでトラブルを未然に防ぐことができるだろう。意図せずお金を請求されてしまったときには、一人だけで判断せず、迷わず保護者や身近な大人に相談できることが望ましい。



相談内容(2014年8月・青少年男子)
アダルトサイトを見ていたら会員登録され、「誤作動登録の方」にメールを送信したが、数日後、電話連絡をしないと退会できないというメールが届いた。お金を払わなければ、訪問、強制執行すると書いてあり、退会するには未払い分を払うようにと書いてある。悪質ユーザーと見なすとも書かれていたが、お金がないので退会することができない。

回答
アクセスしたサイトにどのような表示があり、どのような操作をして登録完了となったかがポイントである。有料と書かれていなかった、有料の申し込み内容を確認する画面がなかった、あるいは確認画面があったとしても訂正ができる措置がなかったのであれば、契約は成立していないと言える。有料契約の意思がなく、画面上で同意をしていないのであれば、有料の契約は成立していないと言えるだろう。お金を払う必要はなく、退会する必要もない。このまま無視をしていれば良い。相手にメールを送っていることから、自ら連絡先を伝えたことになり、今後も請求メールが届いたり、迷惑メールが届くことが考えられる。迷惑メールの設定をし、必要のないメールは受信しないようにしてほしい。

考察
有料サイトに意図せず間違えて登録し、お金を請求されてしまったトラブルでは、「誤作動」、「誤操作」といった言葉に誘導され、相手にメールを送ってしまうケースが多く見られる。これも利用者から連絡先を収集する手段だと考えて、自ら連絡する行為は避けるべきである。架空請求の手口が巧妙になっているが、支払いの義務があるのか、有料契約が本当に成立しているのかを冷静に考えることがトラブルを深刻化させないためには重要である。青少年は判断に迷ったら、保護者や身近な大人、相談窓口に相談してほしい。



相談内容(2014年7月・保護者・青少年男子)
子供が親のスマートフォンでインターネットを閲覧し、有料サイトをクリックしたらしく高額請求された。子供から有料サイトの画面を見せられ、焦って登録解除の電話をかけてしまった。電話ではお金を支払うように要求され、振込み方法をメールで連絡すると言われ、自分の名前とメールアドレスを伝えた。その後、インターネットでこのことをいろいろ調べているうちに、「絶対に電話をかけてはいけない、電話をかけると個人情報を知られてしまう」とわかり、不安になってしまった。

回答
電話番号やメールアドレスを知られたとしても、電話会社が契約者の情報を勝手に第三者に教えることはないので、住所までは知られていない。電話番号やアドレスを変更すれば、相手からの連絡手段はなくなり、変更後の情報を調べることは難しい。仮に今後も請求が続いたとしても、有料の契約が成立していないのであれば、請求に応じる必要はないので、毅然として無視していれば良いだろう。迷惑メールブロック対策、電話の着信拒否、フィルタリングの利用によっても防げることである。

考察
架空請求トラブルに対しては、相手からの支払い請求には一切応じないこと、相手に連絡をしないことが基本的な対応だが、大人でも突然のことに焦って連絡をしてしまい心配事を増やしてしまうケースが少なくない。架空請求で良く見られるアダルトサイトからの誘導では、年齢を偽り先に進んでしまったことが要因であることが多いので、ルールを守って利用することなど、夏休みなど長期の休暇期間中は、親子のコミュニケーションをとる良い機会でもあるので、携帯電話やインターネットとの安全な付き合い方について話し合えると良いだろう。



相談内容(2014年6月・青少年女子)
興味本位でアダルトサイトに入り、18歳以上を選んでしまった。後から有料だと分かり退会手続きのメールをした。しかし、料金を払っていなかったので退会できず、誤操作のための問い合わせ先に電話をした。電話では、違法行為をしているため再度電話をしなければ、警察に連絡すると言われた。電話しようと思うが大丈夫だろうか。サイトには架空請求ではないことや、滞納すると請求書を送るなどが書いてある。登録したときにスマートフォンの端末情報も知られてしまった。

回答
料金がかかることを後から知ったのであれば、電子消費者契約法に定められている錯誤(さくご)による契約の無効を主張することができる可能性があり、また、誤操作による訂正のお願いをしたのに、「料金を払っていなかったので退会できない」という状況ならば、特定商取引に関する法律の「消費者が申込み内容を容易に確認、かつ、訂正できるような措置がなければいけない」に反する行為である可能性がある。つまり、契約の無効を主張することができる。「架空請求ではない」、「滞納すると請求書を送る」などの言葉は、利用者を不安にさせてお金を支払うように仕向けている可能性がある。携帯の端末情報には個人情報は一切含まれていないことから、これ以上、個人情報を知られて不安にならないために、相手に連絡をしてはいけない。

考察
有料サイトで意図せずお金を請求されてしまう架空請求トラブルは、年間を通じてもっとも多い相談である。青少年の場合は、年齢を偽った点は反省してほしいが、このようなトラブルに出会ったとしても、慌てないことが肝心である。スマートフォンの端末情報(ブラウザの種類やIPアドレス)がサイトに伝わったとしても、これらの情報から個人を特定することはできない。お金を支払わせるための手段と考えて、サイトに一切関わらないことがトラブルを大きくしない対処法である。



相談内容(2014年5月・青少年女子)
興味本位でアダルトサイトにアクセスしてしまった。18歳以上と動画再生ボタンを押すと登録完了と表示され、料金を請求された。「誤って登録された方へ」という場所があり、メールを送信するようにと書いてあったので送ってしまった。未成年者は12時間以内に電話をしないと利用の意思があると見なすという内容の文章が書かれていたが、受付時間外だったため電話はしなかった。そして12時間が過ぎ、もう一度サイトを見たら料金が倍以上になっていた。料金を支払わなければいけないのか。

回答
年齢確認だけでは有料契約に同意したことにはならない。錯誤(さくご)による無効の主張などが可能であるため、無視をして良い。しかし相手にメールを送信してしまったため、メールアドレスが相手に伝わっている。今後料金請求などのメールが届く可能性があるが、どのような内容であっても、一切無視し、迷惑メール設定を行うと良い。また、電話をかけることで電話番号が相手に伝わり、更なるトラブルにつながる可能性があるため、電話をしてはいけない。

考察
架空請求トラブルでは、利用者は有料登録されたことに動揺し、慌てて 「誤って登録された方へ」 を押して退会メールを送信したり、電話をかけるボタンを押して電話をかけてしまうケースが多い。その結果、メールアドレスや電話番号が相手に知られ、心配事がさらに大きくなってしまう相談が多く寄せられる。意図せず「登録完了」の画面が表示されても、慌てないことが大事である。青少年のこのようなトラブルは、年齢を偽ってサイトを利用しようとしなければ防げた可能性が高い。興味本位の行動には十分に反省する必要があるだろう。



相談内容(2014年4月・青少年女子)
アダルト動画を見ていたら勝手にページが飛び、18歳以上か聞かれた。何も考えずに「はい」をタップすると、登録手続きが完了し、お金を請求する画面が出た。怖かったのでメールを送って退会しようとした。しかし、メールの返信に退会手続きに失敗したと書いてあった。24時間以内に電話をして正式な退会手続きをするように書かれていたが電話をしても大丈夫だろうか。

回答
登録を間違えたと気が付いた時に、訂正ができるような措置がなければ、その契約は無効であり、錯誤による無効の主張ができる。料金の支払いには一切応じないこと。相手には一切連絡を取らず、電話をかけないように注意してほしい。現在は相手にメールアドレスが渡っているため、料金の支払いを督促するメールがさらに届くかもしれない。このようなメールは一切無視すること。相手のメールアドレスを指定して迷惑メール設定をすると良い。余りに大量に届くようならば、メールアドレスの変更を検討すると良い。

考察
興味本位でアダルトサイトにアクセスした結果、今回のようなトラブルに巻き込まれる事例が後を絶たない。自分自身の年齢に正直になる必要があるのと同時に、もしアダルトサイトにアクセスしてしまった場合でも、ひとつ前の画面に戻ることでトラブルを回避できることを覚えておいてほしい。さらに、このようなサイトでは、個人情報を取得するために、メールの送信や電話の発信をさせようと誘導しているものがある。読めば不安になったり、怖がらせるような内容が書かれていても、相手に連絡をするということは個人情報を自ら教えてしまう結果となることを覚えてほしい。



相談内容(2014年3月・保護者・青少年女子)
娘が音楽プレーヤーでネットを検索していて、広告をクリックしたらいきなりアダルトサイトに登録された。娘から退会のメールを送ったようだが、その直後からメールが大量に届く。そこで母親が家の固定電話からサポートセンターに電話をした。電話の相手から、未成年者は本人に確認のうえ退会手続きをするので子供を電話に出すようにと言われ、不審に思い切ってしまった。その後、電話はない。メールは届いている。これはどうしたらよいのか。

回答
アダルトサイトを閲覧するつもりはないのに広告をクリックしたらジャンプしてしまい、登録されたという状況であれば、意思に反して申し込みをされてしまったことになり、登録は成立していないと言える。登録が成立していないので退会をする必要もなく、このまま無視をしていると良い。しかし電話をかけてしまったことで電話番号が相手に通知されている可能性があるため、今後かかってくる電話には家族で慎重に対応してほしい。メールは読まずに無視し削除して良い。音楽プレーヤーもインターネットに接続できるという点ではパソコンと同じ機能を持っているので、安心安全な使い方ができるように娘さんとお話ししてほしい。

考察
架空請求トラブルでは、有料サイトに会員登録され、請求画面が表示されたとしても、自分の意思で有料の契約に同意をしたのでなければ、契約の無効を主張し、支払いに応じる必要がない。退会手続きをする必要もなく、自分からメールアドレスや電話番号を伝えない限り、サイトにアクセスしただけでは、どこの誰がそのサイトにアクセスしたかという個人情報は伝わらないはずなので、自ら連絡を取るような行為は避けるべきである。架空請求トラブルに遭う子供も低年齢化の傾向があり、保護者もインターネットや機器の正しい知識を持ち、子供のトラブルに適切に対処できる力を身につけることが求められている。



相談内容(2014年2月・保護者・青少年女子)
娘が学習用タブレットを利用していてアダルトサイトにつながってしまった。登録完了と請求の画面が表示された。画面には退会ボタンがあったが何もせずに消した。URLはメモしておいた。このまま何もしなくて大丈夫だろうか。フィルタリングはかかっていないようである。

回答
タップしただけで勝手に会員登録され、取消ボタンや修正ボタンがないのであれば、「電子消費者契約法」という法律により、契約の無効を主張できる。退会ボタンを押してしまうと逆にもっと請求されることもある。アダルトサイトや出会い系サイト以外でも、占いサイトなどでも請求されることがあるので、慌てずに無視してほしい。タブレットにはフィルタリングをかけることを勧める。

考察
タブレットを導入した勉強は今後も増えていくだろうと考えられるが、勉強目的で配布されたものだとしても、その機器にはどういった機能があるかなどは必ず確認をし、青少年には使わせてほしい。危険なサイトに繋がらないような配慮がされているものもあるかもしれないが、青少年が利用するインターネットに接続できる機器は保護者が責任を持ってしっかりと管理をしてほしい。



相談内容(2014年1月・青少年男子)
サイトで18歳以上のボタンを押してしまった。料金がかかると知り、怖くなりすぐに退会申請を押した。18歳未満の方というところにメールか連絡をするようにと書いてあったのでメールをした。すると返事が来て、電話をするように書かれていたので電話をし、IDと年齢を伝えたら、生年月日と年齢、何座?などと聞かれた。電話を切るとメールが来て退会手続き完了と書いてあった。

回答
年齢確認だけでは有料の契約に同意したことにはならない。契約が成立していないためお金を払う必要はないと主張することができる。相手側にメールアドレスと電話番号、生年月日、星座、住所などを伝えたのならば、一度相手に知られた情報を取り戻すことはできない。また、相手に教えた情報がどのように使われるのかもわからない。しかし、支払いを催促する連絡が届いたとしても、安易に連絡をしたり、さらに個人情報を伝えたりしてはいけない。今後は、迷惑メール対策をして、必要のないメールの受信拒否をするとよい。

考察
青少年が有料サイトに登録され、個人情報を収集され、料金請求を受けてしまうトラブルが後を絶たない。その多くは、興味本位から年齢を偽ってサイトを利用しようとしたことがきっかけになっているようだ。このようなトラブルに遭わないために、サイトの利用規約をよく読み守る、安易に個人情報を教えない、心当たりのないメールは無視する等、ネットを安心・安全に利用するうえでの基本的なルールとマナーを身につけておくことが青少年には必要だろう。



相談内容(2013年12月・保護者・青少年女子)
スマートフォンでアダルトサイトに入り、よく分からずボタンを押すと有料会員登録された。慌てて解約のためにスマートフォンから電話をかけてしまった。電話ではスマートフォンの契約者が誰かを聞かれ、父親の名前を答えてしまったが、脅かされてパニックになり何を話したのか思い出せない。フィルタリングを入れていたのに危険なサイトに繋がってしまったということなのか。今後、請求書が届いたりするのか。

回答
解約をしようとして脅されたということから、意思に反して勝手に登録され容易に解約ができない状況であり、不当な請求の可能性が高い。支払いには応じず相手の要求は無視をして良い。相手に伝わった情報は電話番号と、娘さんが答えた父親の名前だけと思われるので、今後はかかってくる電話にだけ気をつけていれば良いだろう。

考察
12月は架空請求の相談が特に多く、過半数を占めた。そのうち多くの青少年が、会員登録完了と突然に表示されたことに焦り、退会しようとして相手にメールや電話で連絡をとってしまった。しかし連絡をすることで、個人情報であるメールアドレスや電話番号を自ら伝えてしまう結果となり、トラブルがさらに深刻化する場合もあると覚えておいてほしい。またフィルタリングを利用していても100%安心ではない。インターネットの情報は日々変化しており、その変化がフィルタリングサービスに漏れなく反映されている保証はない。理由は何であれ、怪しいサイトに入ってしまったら、どのような興味が湧いてきても、未成年であればそこから先へ進むのではなく、前の画面へ戻ることが危険回避の第一歩であると覚えておいてほしい。



相談内容(2013年11月・保護者・青少年女子)
子供が学習用タブレットでインターネットを閲覧していたらアダルトサイトのワンクリック請求に遭った。焦った子供は解約のためにメールと電話をしてしまった。電話では親に代わるように言われ、その時点で保護者に告白してきた。サイト運営会社からは、未成年者の登録はしないので登録情報は削除しておくと言われた。念のためメールアカウントを削除し、携帯電話も解約した。しかし個人情報を集められていて、今後請求されたりしないだろうか?こういう危ないサイトにアクセスしないために、フィルタリングを利用すれば絶対に防げるのか?

回答
メールアカウントを削除し、携帯電話も解約したのであれば、個人を特定する情報がもう相手にはないため、何もしなくて良い。本人から発信した情報しか個人情報は伝わっていないので、もう連絡が来ることはないだろう。個人情報が調べられる心配もない。フィルタリングは、未成年のうちはぜひ利用してほしいが、100%防げるわけではないので、自分自身でも注意して危険を回避できることが大事である。

考察
子供が勉強に使う学習用タブレットも、パソコンと同様に本格的にインターネットに接続できる機器である。子供が専用で利用する機器にはフィルタリングを導入し、危険なサイトをブロックするように対策すべきであろう。この事例では電話やメールで連絡をする前に保護者に相談をしていれば、相手に連絡先が伝わる心配も起こらなかっであろう。トラブルに出会ったときに一人で解決しようとせずに、大人に相談することも家庭での約束事として決めておくことも大切である。



相談内容(2013年10月・青少年女子)
18歳未満禁止のサイトに年齢を偽り入った。有料とは気付かずにクリックを進めると、入会が完了してしまった。慌てて前の画面に戻ると、ごく小さい字で有料と書かれていた。利用規約には既に「同意する」のチェックが入っていた。支払いを無視すると請求書を送り、警察に通報することもあると書かれていた。退会メールを出すと返信があり、サポートに電話するようにと書いてあったがまだ電話はしていない。

回答
年齢を偽ったことに反省を促した。今回のサイトでは、最初から利用規約に「同意する」がチェックされていたこと、有料の表示が小さくて見えないこと、申し込みのキャンセルができない状況から、契約の無効を主張できるだろう。請求は無視すること。退会手続きのためにメールを送っていることから、今後、請求メール、迷惑メールが届く可能性がある。メールには返事をしてはいけない。

考察
有料サイトに意思に反して登録されてしまったトラブルは後を絶たないが、有料登録の手口も巧妙化している。今回の相談のように、サイトの利用規約に最初から「同意」のチェックが入っていたケースも増えている。さまざまな手口により、利用者を不安にさせ、料金を支払うように仕向けていると考えられる。青少年はこのようなトラブルに出会ってしまっても、慌てないこと、不用意に相手に連絡しないこと、すぐに大人に相談することでさらなるトラブルの回避に努めることが重要である。



相談内容(2013年9月・青少年女子)
アダルト動画サイトに入り18歳以上を押したら、登録完了と料金の表示が出た。怖くなり退会しようとしたが、退会不可と表示された。そのあとメールが来てサポートセンターに電話するようにと書いてあったので電話をした。お金を払えば退会できると言われたが、このことを親に話すと詐欺だと言われた。送られてきたメールを良く見ると相手の住所が書かれていない。私は詐欺にあってしまっているのか?またこの先請求が来たらどうしたら良いのか教えてほしい。

回答
年齢確認をしただけで請求されたのであれば、有料であることに同意をしたことにはならない。契約は無効だと主張でき、退会をする必要も、お金を払う必要もない。相手には電話番号が伝わっているため、今後もお金を請求する電話がかかってくる可能性がある。知らない番号・非通知などの電話には応答しないこと。メールも送っているのであれば迷惑メール対策をすると良い。

考察
自分の意に反して有料登録されたサイトとは契約は成立していないため、料金を支払う必要はない。さらに登録が成立していないため、退会手続きをする必要もない。しかし、多くの青少年がサイト運営者に電話やメールで連絡を取り、自ら相手に連絡先を教えてしまう。このことで心配事がさらに大きくなってしまうことを覚えておいてほしい。一人で判断せずに保護者に相談できることが望ましい。すでに相手に情報を伝えてしまった場合は、それ以上不当な請求を受けないために、伝えた情報に応じた対策をすることが大事である。



相談内容(2013年8月・青少年女子)
18歳以上と書いてある占いサイトのようなところに、年齢を偽って登録してしまった。空メールを送ると、数日後にお金を請求するメールが届いた。有料だということは、どこにも書いていなかったのにお金を払わなければいけないのか。

回答
年齢を偽ったことについては反省してほしい。しかし、空メールを送っただけで登録されたことや、有料の記載がわかりにくいことなどから、その契約は無効だと主張できるためお金を払う必要はない。今後も料金の請求、迷惑メールが送られてくる可能性があるので、迷惑メール防止設定で防ぐこと、防ぎきれなければメールアドレスを変更すると良い。

考察
占いサイトなどのように、一見トラブルとは無縁のような場所であっても、会員登録へと意図せず進んでしまいお金を請求されてしまったという相談が増えている。特に、登録のために空メールを送るように誘導され、危険なサイトだと分かったときにはすでにメールアドレスが収集されて迷惑メールに繋がってしまった事例も多い。このようなインターネットの落とし穴に出会わないためにも、サイトの利用規約をしっかり読み、年齢を偽ることはせず、ルールを守って利用することが重要である。



相談内容(2013年7月・保護者・青少年女子)
スマートフォンでアダルト動画サイトを見ていて、18歳以上を押したら突然登録完了になった。数日以内に高額な登録料金を振り込むようにと書いてあった。ビックリして退会ボタンを押したらメールが立ち上がり、それを送信した。すると退会エラーのメールが届き、電話をかけないと退会できないと書いてあった。書いてあった番号に電話したら、料金を支払わないと退会できないと言われた。どうしたら良いか。

回答
相手に伝わっている情報は、メールアドレスと電話番号である。もし今後メールや電話で料金請求があったとしても一切無視すること。しつこく届くメールは迷惑メール設定やメールアドレスの変更で対応する、電話は相手の電話番号指定で着信拒否する、心当たりがない電話番号や非通知の電話には出ない、もし出てしまったら用心して対応すると良い。お金を支払わせるための脅しには応じないよう、このようなアダルトサイトにアクセスして料金請求となったら、勇気を持って「戻る」ことがトラブル回避をする上で重要である。

考察
毎月、架空請求のトラブルは後を絶たない。多くはアダルトサイトであるが、未成年であるにも関わらず、18歳以上と年齢を偽り先に進んでトラブルに巻き込まれている。アダルトサイトに興味がある年齢ではあると思うが、興味が先走るのではなく、年齢を偽ることをしなければ、防げる事象ではあるので、ルールを守ることで、自分の身を守るという基本を学んでほしい。



相談内容(2013年6月・保護者・青少年男子)
子供から、料金を請求するメールが届いたことを聞かされ、対応してくれと言われスマートフォンを預かった。アダルトサイトからのメールであり、未成年であるならばメールで返信しなさいと書かれている。連絡をする前に気をつけるべき点を教えてほしい。フィルタリングを利用しているし、子供も怪しいサイトには自ら近づいていないと思われる。

回答
メールや電話をすることは相手に個人情報を伝える行為なので、危険であり、やめた方が良い。メールアドレスを変更する、迷惑メールを設定するなど、今後の対策をしてほしい。念のため、メールが送られてきた状況を子供から聞いた方が良い。相談者は子供の行為やフィルタリングを信用していたが、履歴には、フィルタリングで防げたはずのアダルトサイトのURLが含まれていた。そのサイトを閲覧できたということは、3G回線のみのフィルタリングを利用していて、WiFiにはフィルタリングを利用していないと考えられ、WiFi経由でアダルトサイトにアクセスしているのだろう。今後のためにも、WiFiのフィルタリングも利用することを勧める。

考察
保護者の知らない間に子供がアダルトサイトを閲覧したり、予想もしない使い方をしていたためにトラブルに出会ってしまうケースも多い。特にWiFiを使ったインターネット接続では、携帯電話会社が提供している3G、4G、LTE等と呼ばれる回線とは別の通信回線であるため、WiFiでも利用できるフィルタリングを申し込んでいない場合には、アクセス制限されるべきサイトにも繋がってしまう。フィルタリングの利用は、トラブルを未然に防ぐために必須ではあるが、子供のインターネットの利用方法を保護者が把握し、日々見守ることこそがもっとも大事なことだと考える。



相談内容(2013年5月・青少年男子)
音楽プレイヤーでインターネットを見ていて、アダルトサイトに突然繋がってしまった。利用規約と小さく書いてあったのに気付かず「同意する」をクリックしたら、突然請求画面が表示された。入会金が書いてあり、びっくりして退会ボタンから退会しようとしたができなかった。3日以内に入会金を払わないと退会できない、またそれより遅くなると2倍になると書いてあった。

回答
18歳以上で同意を押した途端に請求されたのであれば架空請求であるが、退会ボタンを押したことで、メール送信となり、メールアドレスが相手に伝わっている。対策として、相手のメールアドレスを指定して受信拒否設定する、またはメールアドレスを変更する等して対応してほしい。音楽プレイヤーにフィルタリングをかけていない状態ならば、同じようなことが起きる可能性がある。アダルトサイトにアクセスしてしまったと思ったらすぐに退出してほしい。

考察
携帯電話やスマートフォンのほかにも、インターネットに接続できる機器が普及し、架空請求のトラブルに出会う機器も多様化している。携帯電話やスマートフォンだけでなく、インターネットに接続する機器にはフィルタリングを利用し、安心・安全に利用する必要がある。そのためには、子供が使用する機器に対して保護者も正しい知識を持つことが大事であり、使い方や利用ルールについて親子できちんと話し合えると良いだろう。



相談内容(2013年4月・青少年女子)
アダルトサイトに間違えて入り、画面をタッチしたら登録されてしまった。その後、18歳未満退出というボタンがあったので押した。怖くなって画面は消してしまったが大丈夫か。

回答
メールを送った覚えはないとのことだが、キャンセルボタンはメールの送信だと思われるので、送信BOXを見てもらったところ、空メールを送っていたようだ。今後、お金の請求や変なメールが届くと思うが、中身は見ずに無視をしていればよい。アドレスを変更すると本人が言っていたので、変更すればメールは届かないので、それが一番安全だろうと話した。

考察
相談者は登録キャンセルのボタンを押したと思っていたのに対し、実際には空メールを送信していたようだ。架空請求のトラブルでは、焦って次の操作をしてしまったことでさらなる不安に発展するケースが多い。ボタンを押す前に、「このボタンを押しても大丈夫なのか?」と冷静になることが大事である。こうしたことは、インターネットを利用する前に基本知識として身につけておきたい。



相談内容(2013年3月・青少年男子)
ゲームの攻略サイトを探していたら有料サイトにいきなり飛ばされ、登録されてしまった。焦ってメールと電話をすると、料金を払うように言われた。未成年であることを伝えたら、証明書を要求され、送ってしまった。学校名や学校の電話番号が書いてあるものを送ってしまい毎日が不安でしょうがない。

回答
有料であることや支払い方法、入会の意思を確認する表示がないまま登録・請求へと進んでしまったのであれば、契約は成立していないと主張ができ、支払いに応じる必要はない。契約が成立していないため証明書を提示する必要もなかったと思われる。個人情報を収集することが目的で要求をしてきた可能性が高い。個人情報を安易に渡してしまう行為は、更なるトラブルに繋がる可能性があり、今後は注意してほしい。お金を請求するようなメールや電話を受けたとしても、簡単に連絡を取る行為は避けてほしい。

考察
架空請求は、成人向けサイトで出会ってしまうことが多いが、最近は色々なジャンルのサイトに罠が仕掛けられており、手口も多様化している。不当な請求だと気付かずに解約のためにメールや電話をしたり、学生証などの個人情報を提示してしまう子供も多い。こうした場面では、ひとりで判断して行動せずに、身近にいる大人に相談することが最も安全な対処である。トラブルに出会ったときにはすぐに保護者に相談できるように、家庭で話し合いができていることが望ましい。



相談内容(2013年2月・本人・保護者・青少年男子)
(本人)
パソコンでアダルトサイトを見ていて、有料と知らずに出てきたメッセージに対して「実行」を押してしまった。動画は再生されず、パソコンに請求画面が出てきた。閉じると消えるがまた出てくる。支払い期限が数日だがどうしたらよいか?
(保護者)
PCは子供がメインで利用しているため、フィルタリングを入れているが、暗証番号を子供に知られ、アダルトサイトを閲覧できてしまった。今はパスワードを変更してわからないようにした。


回答
本人にスパイウェアをインストールしたようだと説明し、お金は支払わず無視して問題ないと伝えたが、年齢を偽ったことに対しては反省を促した。近くに保護者も一緒にいるようだったので、電話を代わってもらい「システムの復元」の説明と復元の手順書ページを案内し、手順書を見ながら操作してもらうことにした。最後に、フィルタリングは子供が勝手に解除できないようにパスワードをしっかり管理することをすすめた。

考察
フィルタリングソフトを導入していても、利用していないのでは意味がない。暗証番号は安易な番号に設定しないことはもちろんだが、保護者は、子供がどのようにインターネットを利用しているのかを把握してほしい。子供の発達や利用経験に応じてフィルタリングを適切に調整することで、より安全に便利にインターネットを利用することができる。フィルタリングソフトを導入したことで安心をせず、子供にあった設定をするなど、保護者はフィルタリングを使いこなしてほしい。



相談内容(2013年1月・青少年女子)
軽い気持ちでクリックしてアダルトサイトに踏み込んでしまった。突然、「入会完了」という画面が出て、3日以内に9万円を振り込むように要求された。不安になり退会しようとしたが、振り込まないと退会できないようになっていた。その後、「最終振り込み日。明日から通常の18万円のお支払い」というメールがきた。

回答
軽い気持ちとはいえ、年齢を偽ってサイトに入った行為については十分に反省してほしい。突然に請求画面が出たのであれば、登録の意思がなく、画面をクリックしただけで請求された状況であり、お金を支払う必要はない。退会しようとしてメールをしたならば、相手にメールアドレスが伝わっている。今後も催促のメールが届くかもしれないため、迷惑メール設定、メールアドレスの変更をする等、状況にあった対処をしてほしい。電話をしているならば、電話番号も伝わっているため、メール同様に催促等の連絡があるかもしれない。お金を払う必要はないので毅然と対処してほしい。

考察
登録する意思がないにもかかわらず登録完了、料金請求を受けての相談件数は一向に減らない。何よりも冷静な対応が必要であるが、慌てて退会しようとして「退会ボタン」をクリックし、相手にメールを送ったり電話をかけてしまうケースが多い。自分自身の個人情報を相手に伝えないことが何より重要だという認識を持つことが大事である。不審な請求には無視し続けることが最大の解決方法である。



相談内容(2012年12月・青少年女子)
インターネットにアクセスできる携帯音楽プレイヤーで、インターネットを調べているうちにアダルトサイトに入ってしまった。18歳以上をクリックしたら、突然利用料金を要求する画面が出てきた。びっくりして怖くなり、すぐに電源を切った。その後、音楽を聴くために電源を入れたが特に変化はない。料金支払いはどうしたらよいのだろうか?

回答
サイト名を確認したところ架空請求サイトと思われた。メール、電話での連絡を一切していないことを確認し、今後も同様に連絡をしてはいけないこと、現時点では料金支払いは無視して大丈夫と伝えた。相談者はネットで音楽プレイヤーの場合の対応について検索したものの、詳しい情報がなくて不安になり相談に至ったようだった。

考察font>
携帯電話やパソコン以外の機器での架空請求トラブルが増えている。インターネットに接続する機能があれば、安易にインターネットに繋ぐのは危険である。音楽プレイヤーであっても、未成年のうちはフィルタリングを導入すると同時に、インターネットを安心・安全に利用するための知識も身に付けた上で利用するのが望ましい。



相談内容(2012年11月・青少年男子)
興味本位で18歳未満禁止の動画を見てしまった。すると会員に登録されてしまい高額のお金を請求された。退会しようとしたがお金を払わないと退会できない。仕方なく無視をしていたら今日メールが届いてた。どうしたらいいのかわからない。助けてほしい。

回答
18歳未満でありながら年齢を偽って動画を見てしまったことを反省してほしい。画面をタップするだけで登録完了となったのであれば、契約の無効を主張することができる。料金は支払わず無視をしていて問題ない。相手にはメールアドレスが伝わっている状況であることから、今後もお金の請求メールや迷惑メールが届くかもしれない。あるいは警察に通報する等という脅しの内容でメールが届くかもしれないが、知らない人からのメールは開かずに削除する。沢山メールが届くようであれば迷惑メール対策をしたり、メールアドレスを変更するとよい。更なるトラブルを避けるため、一切連絡を取らないことに徹してほしい。

考察
インターネットにはたくさんの落とし穴があり、予期しないトラブルに出会うこともある。トラブルを避けるために、サイトの規約やルールは必ずよく読むことを心がけてほしい。年齢制限をきちんと守ることも大切である。未成年のうちは保護されるトラブルも、大人になると自己責任で解決しなければならない。年齢を偽って安易にサイトを利用することは危険なことだという認識を持ってほしい。



相談内容(2012年10月・青少年男子)
スマートフォンで変なアプリをダウンロードしてしまった。その後、電話がかかってきて料金を請求された。そのときに「未成年ですか?」と聞かれたので「はい」と答えると、「払わなくてよいから今度から気をつけてください」と言われた。しかし不安になり自分からも電話をしてしまった。相手から「心配しなくてよい。これからは18歳以上のサイトの利用はやめるように」と注意された。その後は電話もメールもない。こちらからも連絡していない。今後、本当に請求されないのか?

回答
アプリをダウンロードしたことにより、少なくとも電話番号は相手に知られているため、今後また請求を受けないために、知らない番号からの電話や、非通知でかかってくる電話には慎重に対応してほしい。知らないアドレスからのメールも無視して削除してよい。今後は利用規約を良く読み、危険なサイトには近づかないように。

考察
不安を掻き立てるような言葉を相手が送ってきたら、決して怖がらずに冷静な対応が必要である。1人で悩まず、周囲の大人に思い切って相談することも大切である。アプリをダウンロードする場合は、一般サイトからではなく、携帯電話会社等の公式ストアを利用するとよい。アプリをインストールする時には注意事項をしっかり読み、不安であればインストールを見送る決断も必要であろう。セキュリティ対策ソフトを利用して、危険リスクから自分を守る方法も検討してほしい。



相談内容(2012年9月・青少年女子)
一年程前、公式のアダルトサイトに登録してしまい、料金を請求された。架空請求ではなく映像送信型性風俗特殊営業取得とも書いてある。一年前は退会申請しても料金未払いのため退会できなかった。昨日、なぜか不安にかられ退会申請を出してしまった。 もうすぐ登録から一年、請求されたらどうしたらよいか?親にも相談できず毎日が不安で辛い。

回答
有料だと気づかずに登録へと進んでしまい、取り消しができない状況だったとするなら、電子消費者契約法違反だと考えられる。電子消費者契約法では、事業者は、消費者に対して申し込み内容を再度確認させるための画面を用意する必要がある。確認措置がない場合、申し込みは無効であると主張できる。従って、お金を支払う必要はない。登録自体が成立していないので退会をする必要もない。今後、さらに料金を請求するメールや、他の有料サイトに誘導するメールが増える可能性がある。迷惑なメールを受信しないように迷惑メール防止対策をすると良い。

考察
「公式アダルトサイト」、「架空請求ではない」、「映像送信型性風俗特殊営業取得」といった言葉は、料金請求が正当なものだと利用者に信じ込ませてお金を支払わせるための手法であるが、青少年はこうした言葉を信じてしまう。さらに、「いけないことをした」という思いから親に相談できずに長い間ひとりで不安を抱え、自分だけで解決しようとするケースが見られる。青少年だけの判断で自らトラブルを大きくする行動をしてしまわないために、何かあったらすぐに保護者に相談することが必要であろう。保護者も、子供が携帯電話を安心・安全に使っているか、トラブルに巻き込まれていないか、日々見守る姿勢が大切である。



相談内容(2012年8月・青少年男子)
スマートフォンでアダルトアプリを無料だと思いダウンロードした。数日後、電話がかかってきて年間費を請求された。相手は自分がダウンロードした動画の名前を言っていた。これは架空請求なのか?電話番号を知られることによって住所がばれて取り立てに来るのか?

回答
動画の視聴が有料で金額がはっきりと提示されていない状況だとすると、電子消費者契約法に違反する行為だと考えられる。電子消費者契約法では、事業者は、消費者に対して申し込み内容(請求金額他)を再度確認させるための画面を用意する必要がある。確認措置がない場合、申し込みは無効であると主張できる。年間費用も無視してよい。アプリをダウンロードした際に、スマートフォンを狙ったワンクリック詐欺が多く発生しており、電話番号やメールアドレスを盗み出された可能性がある。相手からの電話には絶対に出ないことが大切。非通知でかかってくる電話にも容易に名乗ったりせず、相手の様子を伺いながら十分に注意してほしい。執拗に電話がかかる場合には、着信拒否にしたり、自分の電話番号自体を変更して対応する。

考察
夏休み期間中は青少年からの架空請求の相談が急増し、その半数近くがスマートフォンを使用していてのトラブルであった。スマートフォンで利用できるアプリは無数に出回っており、個人情報やアドレス帳の情報等を抜き取る不正なアプリも多数存在する。ウィルスやセキュリティの知識、対策が不十分なまま安易にインターネットを利用しアプリをダウンロードすることは非常に危険であり、アドレス帳の情報が抜き取られた場合には、第三者にも迷惑をかける行為となる。インターネットに潜む危険や、フィルタリングの利用など家庭でしっかりと話し合ったうえで安全に利用してほしい。



相談内容(2012年7月・青少年男子)
スマートフォンでネットからアダルトのアプリをダウンロードしてしまった。その後にお金の請求画面が出たので怖くて電源を切った。その時は何もなかったので放置していたら、しばらくして電話があり、誤って電話に出てしまった。名前も知られており、未成年の確認のために生年月日を聞かれたので答えてしまった。お金の請求はされてないが怖い。

回答
意思に反して登録され請求画面が現れたのであれば、お金を支払う必要はない。スマートフォンではアプリをダウンロードした際に、位置情報や電話番号、メールアドレス等が抜き取られることがある。今回の電話が、ダウンロードしたアプリに関する業者ならば、何の情報を抜き取られたのかダウンロードしたアプリで確認をしておくと良い。また、知らない番号からの電話には出ずに着信拒否をする。メールアドレスも相手に伝わっているようであれば、不当な請求等の迷惑メールが今後送られてくる可能性もあるため対策をしておくと良い。

考察
この事例では、スマートフォンでアプリをダウンロードしたことにより電話番号が相手に送信され、請求電話がかかってきた可能性がある。スマートフォンが普及するにつれて、このような不正なアプリに起因するトラブルが発生している。スマートフォンは従来の携帯電話とは異なり、本格的なパソコンと同じという認識をもち、インターネットのアクセスには今まで以上にセキュリティを意識した使い方をする必要がある。



相談内容(2012年6月・青少年男子)
回収会社を名乗る人から電話がきて、サイトの後払いがされてないと言われお金を振り込めと言われた。その時に自宅の住所と電話を答えてしまった。家まで来ると言われ怖い。そのサイトにアクセスはしたが、後払いのポイントを購入したのかは覚えていない。回収会社側によると履歴に残っているとのこと。実際に後払いで購入していたらどうすればよいか?その後、請求通知表がきた。今回の郵送に限り「請求書作成料・郵送手数料」は加算しないとあるが無視して大丈夫か。

回答
お金を請求される覚えがないのであれば、かかってきた電話は「架空請求」である可能性が考えられる。利用していないサービスに対してお金を振り込む必要はないので請求は無視する。支払う義務があることが明確でないならば、一切無視していることがベストな対処。相手にお問い合わせをすることも控えてほしい。

考察
請求電話の相手に住所を答えてしまい、家に請求通知が届いた事例。相談者はサイトを利用した心当たりがあったため、お金の請求を無視できないと感じたようだが、有料サービスを本当に利用したのか、相手の言葉をうのみにせず、しっかり確認し、支払い義務がはっきりするまでは請求に応じないことが大切である。このような状況で、法律知識の乏しい青少年ができる対策は、身近にいる大人に相談して一緒に解決してもらうことであろう。



相談内容(2012年5月・青少年男子)
アダルトサイトに登録してしまった。電話番号を登録して電話をかけると、登録完了のメッセージが流れた。その後、電話がかかってきて、登録解除するかと聞かれたので「解除する」と答えた。携帯電話の名義を聞かれ、答えてしまった。留守番電話にも「代金の支払いは業者に委託したので自宅に回収に行く」と入っていた。料金は登録料の99,800円。「青少年育成条例にも違反していて、学校を退学になる」と言われた。どうしたら良いのか。過去に架空請求サイトを見たことがあるが、何もなかったので大丈夫だと思ってしまった。

回答
架空請求の可能性が高い。料金が高額ということや条例違反であっても退学になるかどうかは学校が決めることであり、業者が決めることではないので、悪質な脅しだと思われると伝えた。今後、電話は着信拒否をして無視するようにと助言。今回は、過去に何も起こらなかったからと安易な気持ちで電話番号を登録してしまったために起きたことである。ネットには危険が沢山あるので、フィルタリングの利用とともに、個人情報を安易に登録しないよう伝えた。

考察
サイトに電話番号を入力したことで、電話でお金を請求された事例。過去に架空請求サイトで何も起こらなかったという経験が、今回の行動に繋がったと思われる。架空請求の手口は巧妙化しており、どこに落とし穴があるか大人でも見極めにくい。危険を回避しながら安心・安全にネットを利用するように常に心がけていることが大切である。



相談内容(2012年4月・青少年女子)
年齢制限のあるサイトに入り、登録されてしまった。相手に電話をすると退会方法を説明され、未成年であることを証明するために、学生証を写メで撮ってメールに添付するようにと言われ、言う通りにメールを送ってしまった。学校と自宅住所は知らせてはいけないと思って隠したが、写真、氏名、生年月日は知らせてしまった。請求メールには自分の携帯電話の端末情報が書かれていた。住所を知られて家に取り立てに来ないか?怖い。メールを受信拒否したが、別のアドレスからも届く。

回答
退会のために学生証の写メをメールで送らせ、アドレスを収集する手口と推測される。請求に応じる必要はなく、メールも無視するようにと伝えた。受信拒否をしても届く状況から、アドレス変更を勧めた。端末情報からでは住所はわからないことや、実際に家に取り立てにくる可能性は(相手にとってリスクが高いため)少ないので心配ないと説明した。今後は、学生証などの個人情報は安易に提示してはいけない点も注意した。ひとりで判断して行動せずに、必ず、周りの大人や「こたエール」に相談するようにと伝えた。

考察
アダルトサイトで「登録された」と焦らせ、退会申請をするように誘導し、青少年に学生証をメールで送らせようとするケースが増えている。一度メールアドレスが知られると、退会できたと思っても、さらに支払いの催促や迷惑メールが増えるのは必至である。架空請求の手口がますます巧妙化していく中で、子供だけの判断で自らトラブルを大きくする行動をしてしまわないために、すぐに大人に相談するように指導できるとよい。



相談内容(2012年2月・青少年男子)
スマートフォンでアダルトサイトに行き、間違えて登録ボタンを押してしまった。10万円近い料金の請求が表示され、3日以内に支払うようにと書いてある。どうしたらよいか?また、登録ボタンを押したことで、個人情報が漏れていないか心配。フィルタリングは、スマートフォンに機種変更したときに解除した。解除してからはこのようなトラブルに遭ったのは初めて。

回答
間違えて登録されてしまったのであれば、契約錯誤を主張できるため、請求に応じる必要はない。また、登録ボタンを押しただけでは個人情報が相手に伝わっていないので心配いらない。今後も安心・安全にインターネットを利用するために、再度のフィルタリングの利用を勧めた。

考察
スマートフォンに機種変更した際にフィルタリングを解除していなければ、このようなトラブルも未然に防ぐことができたと考えられる。フィルタリングの解除を考えるきっかけは、単に機種変更や年齢に達したということのほかに、インターネットを安全に利用するための知識が十分に身に付いたかという点も考慮できるとよい。



相談内容(2012年1月・青少年・女子)
iPodからWiFi経由でインターネットにアクセスし、アイドルの動画サイトを見ているうちに興味本位で「18歳以上」をクリック。その後にすぐ、有料サイトで98,000円を支払うように書いてある画面が出てきた。恐くなってiPodの電源を切ったのだが、不安になってこたエールに電話した。

回答
ワンクリック詐欺だと伝え、決して相手に連絡をメールあるいは電話で入れたりしないようにと伝える。興味本位であっても「18歳以上」をクリックした点を反省してほしいと伝える。同じような罠がネットにはたくさんあるので十分に注意するように伝えた。

考察
iPodでの架空請求の事例。携帯電話ではフィルタリングを利用していても、携帯音楽プレーヤーやゲーム機にはフィルタリングを利用していない、あるいはフィルタリングがかかることを知らない保護者が多い。携帯電話以外のゲーム機や音楽プレイヤーなど、子供が単独で利用する機器にインターネットが接続できる機能があるという認識と、フィルタリングを利用すべきという意識が必要である。



相談内容(2011年12月・青少年・女子)
アイドルの動画を見ようとしたら年齢確認の質問あり、「18歳以上」をクリックした。すると、登録完了の表示と、2日以内に85000円を支払うようにと表示された。両親もいないので、どう対応したらよいか分からず「こたエール」に相談した。相手には電話やメールでの連絡は行っていない。

回答
請求画面を閉じると画面が消え、再起動後に請求画面が再度出現しないことを確認した。18歳以上でないのにクリックした点を反省すべきことも伝え、フィルタリングを使用するように勧める。また、困った時により安心するためには親や周囲の人に相談すると自分も楽になるので、できればありのまま伝えてほしいと伝えた。

考察
一見して問題ないように装っているサイトにも悪意が潜んでいた事例。思いもよらない場面で突然に高額請求を受けたことによる心理的なショックは大きく、泣きながら電話をかけてくる相談者も多い。このような予期しないトラブルに遭わないためにも、青少年の利用にはフィルタリングは必須である。また、青少年は興味を優先して年齢を偽って利用するケースが見受けられるが、成人になると契約の錯誤が適用されない場合もある。ネットの利用も、年齢制限を守ること、規約に同意することが前提であることをしっかり学ぶ必要がある。



相談内容(2011年11月・青少年・女子)
携帯電話でリンクをたどって行くうちにアダルトサイトにつながり、興味本位で年齢確認、利用規約と進んでしまった。その後、入会・登録と請求案内画面が出た。料金と支払い期限が書かれている。どうしたらよいか?利用規約を見直してみたら、「当サイトは架空請求サイトではない」とか「入金を確認できない場合は、個体識別番号から身元調査をする」などと書かれていて怖い。

回答
アダルトサイトに多い架空請求であり、請求は無視して問題ない。携帯電話の個体識別番号から個人情報を調べられる可能性は低いこと、自分から連絡しなければ実際に請求されることはないこと、請求されても契約の無効を主張できることを話した。不安があればいつでもこたエールに相談してほしいと伝えた。

考察
架空請求に関する相談は依然として多い。この相談のように、「当サイトは架空請求サイトではない」という文面で請求を拒否できないと信じ込ませようとする事例も多く見受けられる。もっともらしい文面があっても、冷静な判断・対処が必要であることを青少年にしっかり覚えてほしい。



相談内容(2011年10月・青少年・女子)
友達にケータイを貸したら、その友達が誤って変なサイトに登録してしまったらしい。料金請求の画面が出たので退会しようと思って年齢、性別、メールアドレスを送信してしまった。IPアドレスとメールアドレスを相手に知られている場合、本当に支払わなくてよいか?自分の住所や名前が分かってしまわないかとても心配。

回答
メールアドレスが相手に知られていることから、今後迷惑メールが増える可能性があること、その場合の対応について説明した。IPアドレスから個人の情報が分かることはないので安心してほしい。今回はお友達が興味本位でクリックした結果であるが、そのお友達にも今回の話の内容を伝えるとよい。また、フィルタリングは途中で解約したとのことだが、再度加入を検討してはどうかとも話した。

考察
友達に携帯電話を貸したことでトラブルに巻き込まれてしまった事例。フィルタリングに加入していない携帯電話を友達に貸したことで有害サイトへアクセスされてしまったという事例はよく見られる。こうしたトラブルもフィルタリングに加入していれば回避できたと考えられるため、自分は大丈夫と思っていても18歳未満の間はフィルタリングを解除しないことが望ましい。今回のトラブルをきっかけに、貸し借りをした両者とも、今後は軽はずみな行為は差し控え、携帯電話の根本的な使い方やマナーを見直すことができるとよい。



相談内容(2011年9月・青少年・男子)
スマートフォンで間違えてアダルトサイトに入ってしまった。年齢確認や利用確認のボタンを押したら、入会・登録され請求画面が出た。3日以内に代金を支払うようにと請求されている。電話をかけてしまい、「お金を払わないと退会できない」と言われた。名前や住所は聞かれなかった。

回答
入会の意志がないのに勝手に登録されお金を請求されたのであれば不当な請求であるためお金は払わなくても大丈夫。電話をかけた際、電話番号を通知していたのであれば、電話番号を知られた可能性があるので、その場合、着信拒否をするとよい。自分からメールを送っていなければ請求メールが届くことはない。年齢を偽って利用しようとしたことについては今後は注意が必要だが、取り消し手段がなかったのであれば契約の無効を主張できるので安心してほしいと伝えた。

考察
急速に普及が進むスマートフォンにおけるワンクリック請求の相談が増えている。パソコンでは請求画面が貼り付いて消えないという相談が多いが、スマートフォンの場合、現時点では請求画面が表示され、利用者を慌てさせるだけというパターンである。架空請求に関しては、退会しようとしてメールや電話で連絡することは相手の思う壺だと自覚する必要がある。何よりも、興味本位で進んで行った先に、利用者の情報を引き出そうとする罠が秘かに仕掛けられていることを意識する必要がある。



相談内容(2011年8月・青少年・女子)
芸能人のサイトを見ていてリンクをたどっているうちに、アダルトサイトにつながった。すぐに閉じたが、登録と請求の画面が出て3日以内にお金を支払うようにという表示でカウントダウンが始まった。問い合わせをするために電話をかけてしまった。名前や連絡先などは聞かれず、請求画面も消えたが、大丈夫だろうか?

回答
申し込みの意志がないのに登録、請求されたのであれば、ワンクリック請求という不当な行為である。お金は払わなくてよい。名前や連絡先などは相手に知られていないので安心してほしい。今後も同じようなトラブルにあったら、慌てて電話をかけたりせずに相談してほしい。

考察
同一の相談者から同じ内容の相談が複数回寄せられた。夏休み期間中でもあったためか、繰り返しの相談は他にもある。心配ないと毎回助言しても、青少年は不安が完全に解消されるまでには時間がかかるようである。



相談内容(2011年7月・保護者・青少年女子)
子供がパソコンからアダルトサイトの動画再生ボタンをクリックしたら、登録・請求の画面が表示された。子供は退会手続きをしようとしてサイトにメールと電話をしてしまった。すぐにパソコンのメールアドレス変更、携帯電話の着信拒否をした。相手には電話番号、メールアドレス、IPアドレス、生年月日を知られたが、今後、個人が特定され、料金を請求してきたり、手紙が送られてくることはあるか?不安な毎日を過ごしている。

回答
メールアドレス変更や携帯電話の着信拒否など、保護者による適切な判断・対応ができているため、心配ないと伝えた。IPアドレスは、インターネット上のパソコン1台1台に割り振られている番号であるが、個人を特定する情報はプロバイダーが管理している。サイト運営者がIPアドレスから個人を特定することはできないので安心してほしいと伝えた。生年月日を知られているので、念のため、生年月日から推測されるようなパスワードをインターネットや携帯電話で使っていたら変更することを勧めた。

考察
保護者の適切な対応でさらなるトラブルを防ぐことができた事例。泣きながら相談してきた子供から冷静に状況を聞き、適切に判断して必要な措置をとれたことに感心した。



相談内容(2011年6月・保護者・青少年男子)
子供がパソコンで有料サイトに会員登録してしまった。請求画面がパソコンに表示されている。子供が慌てて、表示されている連絡先に電話をかけたら、親から電話をするように言われたとのこと。相手には、氏名、住所などは知らせなかった。画面には金額、支払い期限、振込先口座が表示されているがどうしたらよいか?怖くてパソコンは触れていない。

回答
架空請求であり、支払いの必要はないことを説明し、保護者から電話をしないように助言した。相手から電話がくる可能性があるので、着信拒否をするとよい。もしもかかってきても支払いには応じない。着信拒否しても別の番号から電話がくるようであれば、相手には警察へ相談しますと言うとよい。また、振込先などの情報は、最寄りの警察署へ、不当請求業者の口座として情報提供できることを伝える。

考察
請求画面を見て慌てて架空請求業者に電話をかけたり、解約のメールを出してしまうなど、利用者側から連絡してしまうケースも多い。今回は電話をしてしまったが、名前や住所などの個人情報は伝えておらず、保護者からすぐに相談があったため、さらなるトラブルを回避できた。連絡をしたり、実際にお金を振り込んでしまう被害を未然に防ぐためにも、青少年がひとりで悩まずに気軽に相談できる窓口があることを広く周知していきたい。



相談内容(2011年4月・青少年・女子)
動画を再生ようとボタンをクリックしたら「有料アダルトサイト登録、数時間以内に5万円払いなさい。」という画面になり、その画面がシャットダウンしてもまた現れる。そして「ご入金確認後、この画面は削除されます。」と説明が書いてあった。この画面は一生出ているのか。 利用規約をよく見ずに同意してしまい、20歳以上のボタンも下の方にあってよく見ないでクリックしてしまったので、弁解できない。

回答
いわゆる架空請求である。振り込み期限が短いのは早く払わせるために焦らせる手口であるので、落ち着いて行動をし、お金は払わないこと。張り付いてしまった画面については、パソコンにスパイウェアなどの不正プログラムが埋め込まれたもので、Windowsのシステムの復元機能を利用すると、料金請求画面が表示される前の状態に戻すことができる場合があることを説明。予防策としてフィルタリングの導入をするように指導。

考察
架空請求の相談は多くは、アダルトサイトからの誘導である。インターネットの正しい使い方や知識も大事であるが、基本的な機器の操作ができないままでは、ウイルスやスパイウェアなどの対処ができないので、機器に関する基本的知識の啓発も必要でないかと考える。



※ ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
    同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。