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ネット相談
名誉毀損・誹謗中傷
 
事例
 
相談内容(2017年2月・保護者・青少年女子)
娘はスマートフォンを使っておらず、SNSも利用していないが、SNSに娘の顔写真や学校名などが載せられて中傷されているらしい。載せた人は、同じ学校へ通う数人だろうと予想される。どう対応したら良いか。また顔が全部そのままで掲載されているのではないが、このような顔写真の掲載は、法的にどのように考えたら良いか。

回答
顔がはっきり写っていない写真が肖像権やプライバシー権を侵害するものかどうかは、実際の情報を見て判断する必要がある。SNSに顔写真等を掲載したのが同じ学校に通う人だろうと考えられるならば、早急に学校への相談を勧める。誰が掲載したのかが分かれば、その人にお願いして対応してもらうのが一番早いだろう。学校に相談する際には、SNSに掲載されている情報をプリントアウトして、事実を先生に見ていただくと分かりやすい。SNSには年齢制限や禁止行為等のルールが定められている。もしルール違反の行為があれば、決められたフォームから報告して対応を求めることもできる。

考察
インターネットの基本マナーとして、写真を公開する場合は、そこに写っている人の許可を得てから載せるように留意しなければならない。インターネットへ情報を流せば、その情報は流した途端にコントロールできなくなる。情報はずっと残ることを意識しておくべきだろう。今回の例は同じ学校に通う生徒同士に原因があるならば、現実の世界で直接お互いに自分達の行為を正直に話すことで、問題解決へとつなげてほしい。



相談内容(2016年9月・保護者・青少年女子)
SNSのグループトークで、娘が仲が悪くなった友達の個人情報を投稿してしまい、相手の保護者が学校と警察に連絡した。相手の希望は投稿を削除してほしいということだが、娘はSNSグループに書き込んだことで恐くなり、SNSアカウントを削除してしまったため、内容を確認できない。グループ内の何人かの友達に削除してほしいと伝え、数人は消したと言い、削除した後の画面コピーを送ってきた人もいた。グループ全体を削除したり、少しでも拡散を止める方法はあるのだろうか。

回答
SNSのグループ全体を削除することは難しいと思われ、グループ内メンバーへ削除をお願いする方法を考えることになる。本人はアカウントを削除しているため、グループ内で連絡を取れる人を通じて削除依頼をグループ内に伝える方法があるだろう。その際には、個人情報を書き込んだことを深く反省していること、二度と同じような過ちを繰り返さないことを、グループ内のメンバーに伝えてもらうようにする。グループ内メンバーから書き込みが消えたとしても、その周囲へ広がっている可能性もゼロではないが、今できる対策はグループ内の各メンバーに削除をお願いすることだろう。

考察
学校で友人関係が悪化した理由から、前後の見境なくSNSに悪口を書き込んで起きたトラブルである。一時的な気持ちからだったとしても、書き込んだ内容を完全に消すことが本当に難しいことを理解して、同じような過ちを二度と起こさないように注意してほしい。もし相手と直接会えるならば、反省している気持ちを直接伝えることも解決方法の一つだろう。



相談内容(2016年7月・保護者・青少年男子)
子供が動画サイトに投稿している画像について、行き違いがあり、個人名や誹謗中傷のコメントが書かれるようになった。書いているのは、最近知り合った他校の生徒である。現在は相手をブロックし、コメントを削除することで対応している。他に手立てはあるか。

回答
機械的にできる対策は、現在行っているブロック、コメントの削除、動画サイトの運営側に報告することだろう。サイトのヘルプページに報告機能の説明と注意点が書かれているのでよく読むと良い。コメントに対して過剰に反応していると収拾がつかなくなることもあるので、本人に悪いところがなかったとしても、淡々と削除をしていくことが一番良いだろう。削除することにも疲れてしまうのであれば、一旦動画サイトのアカウントを削除したり、動画を削除することも対処法の1つだろう。

考察
自分が投稿したものに対しての誹謗中傷は、受け入れ難いことだが、この事例のように、ユーザーのブロックや、コメントの削除などの機能がサイトにあれば、それらを利用することが現実的な対処である。インターネット上にはさまざまな価値観を持った利用者が集まり、お互いに顔が見えないため誤解が生じやすい。さまざまな反応もインターネットに情報を発信することのリスクだと考えて受け流すことも対策の1つかもしれない。リスクを考慮しても発信したい内容なのかをよく考えることも必要である。



相談内容(2016年5月・青少年男子)
SNSでトラブルがあり、しばらくSNSから離れた。その後、トラブルの相手をブロックし、再開したときに「ブロックしたおかげで整理ができて良かった」という投稿をした。この文章は他人が書いた文章をコピーをして自分の投稿としてしまった。その後、トラブルのあった相手が、その文章が自分に向けられた発信と誤解をしたようで、SNSを休業してしまった。自分は名誉棄損で訴えられたりしないだろうか。

回答
他人の投稿を無断で利用するなど、ルールを無視した行動については自身の行動に責任がある。また、名誉棄損で訴えられるかを心配するのではなく、誤解を与えるような行動をしたことについて、マイナスな投稿を読んだ相手の立場に立って考えてほしい。たとえば、しばらくSNSはやらない、再開する時にはルールを守った行動をする等、自分ができることを考えてほしい。

考察
言葉だけのコミュニケーションは大変難しく、自分の投稿を読んだ相手がその内容を100%理解できるとは限らない。人にはそれぞれ価値観があり、その違いもある。その時の感情をそのまま投稿するのではなく、投稿する必要がある内容なのかを考えてから投稿してほしい。自分が発信した情報は自分に責任があることを忘れてはならない。マイナスな感情の投稿は見ている方も気持ち良いものではないので、インターネットという公共の場所でのマナーを心がけてほしい。



相談内容(2016年3月・青少年女子)
悪ふざけで、他人を中傷する嘘の書き込みをSNSに書いてしまった。すると、その書き込みが知れ渡り、悪口を言われ炎上してしまった。自分のSNSアカウントや過去の書き込みも悪口と共に広められた。迷惑なメッセージもたくさん送られてくる。怖くなってSNSを非公開設定にすると、見えるようにするためのリクエストが送られてきた。良くない書き込みをしたのが悪いのだが、たくさんの人に悪口をたくさん書かれてとても辛い。

回答
インターネットは公共の場であり情報の発信には責任が問われることを認識してほしい。今できることとしては、静観して様子を見る、アカウントを消す、公開設定に戻して謝罪文を投稿するなどの選択肢が考えられる。現実に起きていること、SNSで起きていること、相手との関係性など様々な要因を総合的に考えて対応する必要があるだろう。インターネット上だけでなく現実生活での問題になるので、学校の先生や身近にいる大人にも相談してほしい。もしも個人が特定できるような情報がSNSを含め、インターネットに書かれている場合には、削除の手続きを進める方法がある。

考察
インターネットに他人の悪口を書くことは、現実社会で他人の悪口を言いふらすことと同じである。しかも、書いた悪口は、必ずしも簡単に消せるわけではない。誰かによってコピーされるのを防ぐことも難しい。気軽に情報発信ができるインターネット上であっても、現実社会と同じようにルールとマナーを守り、発信した言葉に責任を持つことが求められている。



相談内容(2015年9月・青少年男子)
オンラインゲームの攻略法を知るために掲示板を利用した。ある人から悪口を書かれ、最初は無視していたが、だんだん腹が立ち自分も相手の悪口を書いてしまった。しかし、同じ名前を名乗っている人が他にもいることがわかり、自分の悪口を書いた相手は別人だった。謝りたいが本当の相手がわからない。しかし相手を傷つけたままだと嫌だ。どうしたら良いか。

回答
インターネットでの文字だけのやり取りでは、お互いに真意を伝え合うことはとても難しい。相手の姿が見えず、性別さえも偽ることができ、その相手がどんな人なのかも見抜くことはとても困難である。インターネット上に書き込んだ情報は、自分で書いたものでも簡単に消すことは難しく、自分の手を離れた以上、コントロールすることはできない。このようなインターネットの特性をしっかりと認識した上で、インターネットを利用すべきだろう。書き込んでしまった掲示板に個人が特定できる情報が書かれていないのであれば、今後は掲示板に近づかない対応をとるのが良い。同じことを繰り返さないように反省し、しばらくインターネットに書き込みをするのを控えると良いだろう。

考察
インターネットの掲示板では、お互いに顔が見えないため、言い争いになるのはよくある。人間関係やコミュニケーションに慣れていない青少年の場合は特に、相手の言葉に過敏に反応したり、相手を挑発してしまう。しかし、自分に合わないと感じたら、相手と関わらない、その場所から離れることでトラブルを回避することができるのもインターネットの世界である。このような特性も理解し、インターネット上では適度な距離を置いた付き合い方をすることが、被害者にも加害者にもならないために必要かもしれない。



相談内容(2015年2月・保護者・青少年男子)
現在は遠くに住む友達とSNSで会話をしていたが、関係がこじれてSNS上で荒らし行為をされた。このため友達をブロックしたが、同じ学校の別の友達が、そのSNSのスクリーンショットを撮って自身のSNSに掲載し、インターネット上の友達に拡散するように指示している。どうすれば良いか。

回答
すでにネット上の対処だけで解決できる問題ではなくなっているので、今はSNSでのメッセージ交換は控えたほうが良い。文字だけのやり取りは難しいので、遠くに住む友達とは電話で話すことを勧める。学校が同じ友達とは、直接会って話しをするべきだろう。その際は、関係がこじれた原因について、相手の意見をまず聞くと良い。そして、その理由が理不尽なものだとしても、相手の気持ちを一旦受け入れる。その上で、自分の気持ちを相手に伝え、画像を消してほしいとお願いする。これを両方の友達にしてほしい。

考察
文字だけのやり取りでは、自分の思いが正確に相手に伝わらないことが良くある。それは、お互いの想像力、予測力に欠けている部分があるからかもしれない。相手が見えにくいインターネットの世界だからこそ、この想像したり予想する力が必須である。さらに今回の事例のように、リアルの世界で直接話す機会が持てる相手なら、直接会って問題点を見つけたり、相手への謝罪を述べるのがトラブル解決の一番の近道になる場合もある。



相談内容(2014年6月・保護者・青少年男子)
同じ学校に通う近所の友達が、息子の卒業アルバム写真をSNSに載せている。顔写真は現在とは感じが違うし、名前は書かれていないため気にしなくて良いのかもしれないが、この画像をそのままにしておきたくない。以前、息子はこの生徒のことで先生に相談し、生徒指導が行われたことがあった。写真を載せないでほしいのだが、対応をどうすべきか悩んでいる。

回答
相手の生徒と近所であり、家庭状況もよく分かっているのであれば、相手の保護者に直接相談し、相手に削除してもらうのが一番早い対応である。息子さん自信も削除したいと思っているのかどうかも確認しながら対応すべきだろう。削除を要求することで相手を刺激し、言葉によるいじめ等がエスカレートする可能性もないとは言えない。今後、写真の掲載以外にも、SNSへの書き込みや学校生活内で言葉によるいじめが増すようならば、学校へ相談すべきだろう。息子さんの日常の様子を見守り、話し合い、息子さんがどうしたいのかを聞きながら対応すると良い。

考察
写真をインターネット上に載せる場合、基本的なマナーとして相手に承諾を得ることを忘れてはいけない。顔が明確に写った写真を許可なく掲載すれば、肖像権を侵害していると判断されてしまうこともあるため、十分な配慮が必要である。自分の写真を許可なくネットに掲載されてしまった場合は、今回のように、誰が写真を掲載したのか明確ならば、写真を載せないでほしいと相手に率直に伝えて問題解決に至る場合も多い。画像掲載には十分な配慮、判断が必要である。



相談内容(2014年4月・青少年男子)
SNS上に自分の顔写真が載せられた。以前に出かけたイベント会場で、勝手に写真を撮られて載せられた。載せている人は何人もいて、SNS上で画像検索するとたくさん出てくる。消してほしいと相手にメッセージを送ったが消されず、相手からブロックされてしまった。この画像を非公開で載せている人もいると思うし、SNSからコピーしてSNS外に公開している人もいると思う。どうしたら良いか。

回答
写真が本人に無断で掲載されているならば、肖像権侵害、プライバシー権侵害にあたる可能性があり、運営会社に違反報告をして削除依頼をする方法がある。証拠として、アップされている場所をデジカメ写真で撮るなどして事前にコピーをとっておくことを勧める。しかし、削除依頼をしても、写真のコピーがどこかに残っていれば、また別の場所に掲載される可能性もゼロではない。相手の行為がエスカレートしないように、このまま無視することも1つの方法である。

考察
インターネット上に載せられた画像・写真を取り戻すことは、基本的に不可能だと考えるべきだ。気楽な気持ちで撮った写真が、思わぬ所でトラブルを引き起こす例が増えている。家族であれ、自分以外の人が写っている写真を掲載する時は、どんな画像・写真であっても、そこに写っている人がインターネットに掲載することを承知しているのか、いないのか、最大の注意を払う必要があるだろう。



相談内容(2014年3月・保護者・青少年女子)
娘の同学年の男子グループが、ゲームの掲示板を使い、娘をネタにした猥褻画像や書き込みを行っている。本人たちが娘を追い回し、映像を撮るなどの行為を行い、その処理もどうなっているかわからない。学校に相談したところ、原則、校外のことと対応も曖昧。このような場合にどうしたら良いか、何か良い例がないか。

回答
投稿された場所によって削除依頼の方法が異なるが、投稿した本人が消せる場所であれば、その本人へ削除してほしい旨を伝え消してもらう。それが困難な場合には、投稿された場所の管理人に削除依頼をする。この場合投稿した場所のルールに従った措置がなされる。ただし、投稿されているものを消すことができたとしても、行動を制することをしなければ、消してもまた投稿を繰り返す可能性もあるので、削除依頼を行うとしても慎重に対応する必要がある。同学年の男子複数人ということなので、学校の協力が不可欠だろう。相手との関係性によって、学校への依頼の仕方も変わってくるが、担任の先生が曖昧な態度であるならば、学年主任の先生、指導主任、副校長。または、スクールカウンセラーの方など、校内には相談できる先生は一人だけではないと思うので、もう一度学校へ相談することをお勧めする。

考察
学校の友達からインターネット上で写真や動画の投稿という形で中傷行為を受けてしまったという相談が増えており、中傷行為に使われる機器や場所も多様化している。今回のケースのように、本来はゲームを楽しむはずの場所で、他人への中傷行為が行われてしまったのは残念なことである。対処法としては、投稿した本人、または投稿された場所の管理人に削除要請をすることが解決への第一歩である。しかし多くの場合、問題の根本原因は人間関係にあり、今回の事例のように学校の生徒同士の悪ふざけがインターネット上に派生しているケースでは、学校・保護者が連携して、問題解決にあたることが必要だろう。インターネットに接続できる機器が増える中、学校や家庭においての情報モラル教育の重要性を感じた事例である。



相談内容(2014年2月・保護者・青少年男子)
息子の同級生がSNSに息子の写真を無断で投稿した。消してほしいと言ったのだが消えないので、先方の保護者に電話連絡をし、写真は消えた。その後、「(相談者の)名前は消さない」という書き込みがあったので、また保護者へ伝えたのだが消えず、連絡も取れなくなった。プロフィールには学校名が書かれており、我が家の名字は珍しいのでどこの誰かわかってしまうので困る。どうすれば良いのか。

回答
投稿者本人に消してもらうのが一番良いのだが、消してもらえない場合、運営会社へ違反報告をすることもできる。ただし、運営会社の基準に従って削除の判断がされるので、必ずしも消えるものとは限らないことを伝え、悪いのは書き込みをした側であるが、一度写真を消した後に悪口を書かれ、加えて消さないという書き込みもあることから、運営会社側で削除ができたとしても、相手の怒りを助長する行為になりかねないので慎重に検討した方が良い。インターネット上の問題とはいえ、人間がやっていることなので、コミュニケーションをうまく取っていかないといたちごっことなり解決は難しいだろう。

考察
実生活でのトラブルがインターネットにも派生した場合、インターネット上の書き込みを消しても、実生活のトラブルが収まるわけではなく、トラブルが広がっていく恐れもある。非常識な行動は慎んでほしいことを相手に伝えなければならないが、直接話し、コミュニケーションを取りながら解決するのが望ましい。相手に非があったとしても、感情的にならず、常に常識的な態度で接することも大事だ。



相談内容(2013年12月・保護者・青少年男子)
友達同士で動画を撮り投稿サイトに出した。その中で同級生の子の悪口を言っている部分があり、本人が見て学校の先生に言い問題になった。息子は撮影担当だったため悪口は言っていないが、悪口の部分をカットもせずに出してしまったので当然相手の親は激怒している。動画は先生立会いのもと削除したが、それを見ていた人が違うファイル名を付けて流したり悪用されることが心配。

回答
一度でもインターネットに公開されてしまったものは、持ち主の手を離れている状態なので、その使われ方をコントロールすることはできない。つまり、ファイル名を付け替えて流したり悪用されることが100%ないと言いきることはできない。今後、もしもファイル名を付け替えで別の場所で流されている、あるいは悪用されているのを見つけたら、削除依頼を出すなどの対応があるので、その時に解決策を考えることになる。

考察
動画・画像をインターネットに載せる場合には、他人を傷つけるような内容が含まれていないか、十分に吟味しなければならない。なぜならば、インターネットに公開した動画・画像は、他人が簡単に入手できる状態であり、その使われ方をコントロールすることができないからである。知らないうちに悪用されてしまうこともあり得る。自分の手から離れてしまったものに関しては、どこでどのように使われたのかを特定することができなければ、削除依頼などの対策を講じることもできなくなるのである。



相談内容(2013年7月・青少年女子)
自分が運営する趣味のサイトでのトラブル。サイト内に設置した掲示板上で、サイトを見た人から間違いを指摘されたが、傷つく言い方だったので勝手に削除してしまった。消した後で掲示板上で許可を求めたが、その後相手から、サイトに掲載されているものが著作権と名誉棄損にあたるため通報した、という連絡が来た。本当に法で裁かれてしまうのだろうか?自分も相手の言葉に傷ついている。

回答
自身が運営する掲示板においても、人が書いたものを勝手に消してしまうのはインターネットのルール・マナー違反である。今後、同様のトラブルをおこさないためにも、掲示板のルールは作るべき。利用する人が安心して使えるような具体的なルールを作り、それに従わない場合には管理人が削除をするルールにしておくと良い。サイトに掲載している情報ついては、実在の人物のイメージを傷つけるような情報は名誉毀損で訴えられる可能性があり、他の人の文章をコピーしたり、写真や画像を許可なく勝手に使っていると著作権の侵害に当たる可能性はある。人を傷つけるような行為はしておらず、人が作ったものを勝手に使っていないのであれば、相手の言葉は気にしなくて良いだろう。

考察
インターネットでは情報の発信に責任を持つことは当たり前のルールである。まして、ホームページを運営するのであれば、ホームページを訪れる人を選ぶことはできないので、実生活では接点のないような大人から子供まで多くの人とのコミュニケーションを取る必要があり、管理人としては、ルールやマナーを身につけておかなければ、今回のように自らトラブルを引き起こす可能性もある。トラブルを起こさないためには、ホームページや掲示板を利用する人に向けたルールを公開し、ルールに沿った利用をしてもらうことで、管理人としても管理がしやすいページになるだろう。



相談内容(2013年2月・保護者・青少年女子)
娘の悪口等を書いたメールを友だちが受け取っていたらしい。その事を友だちから聞いた娘は、現在のところ全く気に留めていない様子で、普通に学校へも行き、クラブ活動も変わりなく行っている。実名入りのメールがフリーメールを使って送られていると聞いて、大変不安に感じている。このメールは誰が出したのか突き止めたいと思うし、これが広がって行ったらどうしようと思って悩んでいる。

回答
娘さん本人が激しく動揺している状況ではなさそうなことから、まず本人の知らないところでメールが送られていることを学校の担任、あるいは生活指導の先生に詳しく伝えておくべきだろうと話す。友達に話して、回ってきたメールを証拠として保存し、先生に提示するように伝えた。母親は様々な心配をしているが、状況を娘さんから無理に聞こうとせずに話すのを待つ、日常生活で変化がないかはこれまで通りに見守ってほしいと伝えた。メールの差出人を特定することは、状況から判断するに難しいだろうと伝えた。

考察
メールを使って他人を誹謗中傷する行為は、保護者や教師が見つけにくい場所で進行する。この事例ではメールに書かれた本人は動揺していないように見えても、この状況が長く続けば精神的なダメージが増すと予想される。学校内でのトラブルが原因である場合も考え、状況を正確に学校側へ伝える必要があるだろう。面と向かって発する言葉よりも文字によるコミュニケーションは、相手を傷つける度合いも大きいと理解するのも大切だ。保護者としては子供とのコミュニケーションを密にしながら、子供の日常生活のわずかな変化にも留意してほしい。



相談内容(2012年10月・保護者・青少年男子)
子供がネット上でなりすましの悪口を書かれた。学校で対応してくれているが、自作自演だという雰囲気が流れているようで、なかなか対応が進まない。一刻も早く書き込んだ人を特定して問題解決をしたいと思っている。警察にも相談に行ったが、事件にならないと書き込んだ人を特定するのは難しいと言われた、一体どうしたら犯人を特定できるのか、弁護士なのか、どうすれば良いか教えてほしい。

回答
プロバイダー責任制限法という法律で「発信者情報開示請求」というものがある。今回の場合は、サイトの運営元に請求をするのであるが、所定の様式があるので、それに沿って手続きをすることはできるとアドバイスし、様式があるURLを案内した。なお、必ず開示されるわけではないこと、本人確認等を得て審査をすると思われるので時間はかかるだろう。自身で請求するのが難しいのであれば、弁護士等に相談し、代理請求してもらうこともできる。

考察
ネットへのなりすましの悪口は、書き込んだ側はいたずらのつもりでも、被害者のショックは大きい。ばれないと思っても法的な手順を踏めば、誰が書いたかを調べることができることを、青少年は認識するべきであろう。このようなトラブルでは、書き込んだ本人に「悪いことをした」と気付かせ、反省を促し、削除の対処ができるとよい。学校の生徒同士の間で起きている問題ならば、学校と連携して対策を話し合うことも忘れてはならない。



相談内容(2011年11月・保護者・青少年女子)
SNSサイトで、娘の名字と学校名を出して中傷する書き込みを見つけた。そこには同じ学校の生徒が参加しており、先生のことを書いている人もいる。書いた相手もだいたいわかる。娘を中傷する書き込みは、だいぶ前のもので、今は何も書かれていない。娘は、このことは知らない。現在その友達やクラスで娘がいじめられているとは考えにくい。こうした場合はどうしたらよいのか?削除してもらうべきか、無視するべきか悩んでいる。書いた相手に注意したいと思うが、相手を逆なでするようなことはしたくない。

回答
だいぶ前の書き込みで、フルネームまでは書かれていないことから、このまま無視するのも解決策の1つだと話した上で、サイト管理者への削除依頼の方法を案内した。実際に削除されるかどうかはサイト管理者の判断になること、名字だけだと個人への誹謗中傷と判断されないこともあると話した。また、学校名が出されているのであれば、先生に相談して学校から削除依頼を出してもらうことも考えられる。削除されたあとで学校として全校生徒に指導してもらったケースもあると話した。

考察
ネット上で悪口を書き込まれたことによる心理的なダメージは計り知れない。文字により受けるインパクトは大きい。だからこそ、書き込むことは容易ではあるが、なぜそのようにしてしまうのか、なぜ間接的な手段で相手を傷つけてしまうのかといった観点から事の重大性を認識させること、また、書かれた場合の対応をしっかり教えることが大切である。今後も、この事例のような相談が減ることは考えにくい。だとすれば、より明確な倫理観として捉えることにより、さらに指導の場を増やし、根本的な解決方法を模索していかなければならないと考える。



相談内容(2011年7月・青少年・男子)
友人の保護者あてに自分の名前になりすまされた脅迫メールが届いた。メールアドレスは自分のものではなかった。受験を控えている時期に不安である。どうしたらよいか。

回答
友人やその保護者の方には、メールアドレスは自分のものではなく、なりすましメールであることを伝え、メールは念のため保存しておいてもらうと良いと助言した。また、友人の保護者には、今後なりすましメールを受け取らないための対策として、なりすましメール拒否設定をすることによって、受け取らなくて済むことを伝えてみるのも良いであろうと伝えた。精神的に不安な状況と推測されるが、今は受験という目標に向かって悔いが残らないよう、勉強に集中してほしいと伝えた。

考察
自分ではない、他の誰か宛てに、自分になりすましたメールが届いたことで、自分が悪いことをしたのではないか?との思いがあったようである。悪いのはあなたではない。ということと、今やるべきことに集中することで不安を軽減するよう助言し、実際に送られているなりすましメールの対処として、なりすましメールの拒否を友人の保護者へお願いすることも一案であると提言をした。自分の手の届かないところで起こっているトラブルは、より不安になるであろう。機械に振り回されず、自分にあった使い方を見つけ出し、様々あるサービスも上手に使い分けてほしいものである。



※ ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
    同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。


 
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