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事例
 
相談内容(2018年7月・青少年男子)
部活の集合写真を、部員の一人が撮影してSNSに載せている。写真に映っている人は自分も含め全員が許可しているわけではなく、無許可で載せている。インターネットに他人の映った写真を勝手に載せることで肖像権の問題はどうなのか知りたい。

回答
誰でも自分の容姿を無断でインターネットに公開されない権利を持っており、勝手に載せることは肖像権やプライバシーなどの権利を無視した行為である。写真に映っている全員に掲載の許可を取り、許可しない人がいたら掲載しない、あるいは許可した人以外はぼかしを入れたりするのが正しいマナーである。部活のミーティングでお話し合いをするなどして、写真について全員で理解を深めてほしい。

考察
SNSに写真や動画を投稿することが青少年の楽しみの1つになっている中、肖像権に関心を持つことができたのは素晴らしいことである。集合写真であっても全員から許可を得なければ、友達の権利を侵害してしまうことにつながる。一度写真を公開してしまうと、それがどのように利用されるかは予測ができず、悪用される可能性もあるからである。SNSに載せる写真や動画は世界中の人が閲覧する可能性があることまでを意識して、自分や友達の権利をしっかりと守ってほしい。



相談内容(2018年5月・保護者・青少年男子)
動画サイトを通じて知り合った人とトレーディングカードの交換をした。交換の際には、相手から先に送ってほしいとお願いしたのだが受け入れてもらえず、同時に送った。追跡番号から、相手には届いたようであったが、我が家には届いていない。催促をするも、カードのこととは別の話題になってしまう。今は、息子が送ったカードを、動画サイトを通じて誰かとの交換に出している。他にも被害者が出ると思われる。カードは諦めて相手との会話を止めさせようと思っているが、それで良いだろうか。

回答
カードを諦めることができるのであれば、このまま終わりでも良いかもしれない。警察に相談をすることも解決方法の1つではあるが、被害届けが受理されるとは限らない。これは個人間取引のリスクであることを承知しておく必要がある。息子さんには、自宅の住所や電話番号を教えることは、自分だけでなく家族にも迷惑がかかる可能性があり、自分の個人情報は大切にしなければいけないことを伝えてほしい。今後のために、いつ、どこから何を送ったのか、追跡番号、相手とのやり取りは消さずに残しておくことを勧める。

考察
個人間取引のリスクは、相手に個人情報を教えることや、約束が守られない可能性もあることだろう。最初から騙すつもりで近寄ってくる相手もいるが、取引前に見抜くことは大人でも難しい。自分が交換したいものや、交換相手を簡単に見つけることができるのはインターネットの便利な点だが、相手を信用できると判断するまでに十分な時間をかけにくいというリスクの部分もしっかり理解してほしい。



相談内容(2018年4月・青少年女子)
SNSアプリの友達追加は、部活の人以外は禁止と保護者に言われたのに、クラスのSNSグループに入ってしまい、いつバレるかハラハラしている。SNSグループを退会することで友達の反応が気になるが、保護者に怒られるのも怖い。どうすれば良いかわからない。

回答
SNSの利用ルールとして保護者と決めた以上の使い方をしてしまっているのであれば、正直に保護者へお話ししたほうが良い。どのような経緯でクラスのSNSグループに加入したのかもお話しすると良い。今後もクラスのSNSグループを続けたいと考えているならば、その必要性を保護者へお話ししてほしい。仮に、保護者の許可が得られずに退会することになった場合は、理由を伝えず退会をすれば心配する友達もいるかもしれないので、「親の許可が得られなかった」と伝えて退会すると良い。ハラハラする気持ちは正しく、保護者や友達に嘘をついたり、その場しのぎの対応をしていては悩みが増えていくばかりなので、決められたことには素直に従い、行動してほしい。

考察
スマートフォンやSNSの利用ルールは家庭ごとに決めるものであるため、友達同士であっても、利用時間、利用範囲、楽しみ方には差異があり、友達に合わせられない場面も生じる。友達との関係で困ったときに大事なことは、ルールを無視することではなく保護者に相談して一緒に考えてもらうことだろう。なぜそのルールが必要なのかに立ち返り、再度見直しをすることにより、ルールを変更できるのかどうか、変更できない場合の友達への対応などを親子で話し合えるのが理想である。



相談内容(2017年11月・青少年男子)
ネット上の友達との雑談用に、メッセージアプリのグループを作った。グループメンバーは面識がなく、性別、年齢、住んでいる所もバラバラ。このグループに対して荒らし行為が行われている。メンバー全員が勝手にグループから退会させられたり、メンバーの個人情報が公開されるなどの迷惑行為が止まない。対策もしているが効果がなく悩んでいる。

回答
インターネットでの交流は、お互いに顔が見えず、相手の素性もわからないので、無責任な発言や行動に発展しやすい。荒らし行為はルール&マナー違反だが、荒らし行為を自慢する人もいる。相手の行為を止めることも難しいだろう。大事なことだが、メッセージアプリは本来は身近な人との連絡に適した道具であり、グループ管理者の概念もないため、知らない人同士のコミュニティには適さないのではないだろうか。インターネット上だけの交流の特性を理解して、本当にグループが必要なものかどうか、皆で見直すことを勧める。

考察
インターネット上の不特定多数の参加者が集まる場所では、迷惑行為を起こす人が現れることも多い。このようなトラブルに出会ったとしても、自己責任が原則であるというインターネットの特徴を理解し、一人一人が冷静になって、自分の身は自分で守る行動を考えることが大事である。相手の行動に怒りの気持ちでいっぱいになってしまうかもしれないが、加害者に転じてしまうような行動はとらずに、自分自身はルールとマナーを守って行動してほしい。



相談内容(2017年10月・保護者・青少年男子)
子供のスマートフォンの中身を見たところ、近所に住む仲の良い同級生の家のWi-Fiのパスワードを聞いて、利用していたようだ。息子には、なぜ他人の家のWi-Fiを使ってはいけないのか言い聞かせたのだが、あまり理解できなかったようだ。どのように説明したら良いか。先方にはどう説明したらいいか。

回答
パスワードは本人確認の一部であるため、他人に教えることも、教えてもらうことも良くない。Wi-Fiについて言えば、相手の家庭の契約内容によって、迷惑をかけることになるかもしれない。ウイルス感染の危険や、ネットバンキングでの被害など、想像を超える損害が出ないとも限らない。自分や家族の責任では済まされない問題にも発展しかねない。相手の家庭にはパスワード変更をお願いし、そのお子さんには、友達であってもパスワードを教えてはいけないことを理解してもらうのが一番良いだろう。

考察
インターネット接続は各家庭で契約しているものであり、家のドアの鍵と同じように、パスワードという鍵によって不正アクセスから保護されている。 Wi-Fiの場合は特に、電波が届けば屋外からでもインターネット接続が可能であるため、パスワード保護がより重要な意味を持つ。家族以外に安易にパスワードを教えたり、教えてもらうことには、想像以上のセキュリティリスクが伴う行為だと理解してほしい。Wi-Fi以外にもインターネットのさまざまな場面でパスワードが利用されている。パスワードの取り扱いのルールとマナーを、親子できちんと話し合えると良い。



相談内容(2017年8月・保護者・青少年女子)
子供が友達の家にタブレットを持って行き、遊んでいたところ、友達が自宅のWi-Fiルーターに接続してくれて、一緒にインターネットを利用したとのこと。そのとき、友達の保護者は不在で、友達がパスワードを入れて接続してくれたのだが、おそらく保護者の許可を得ておらず勝手に接続してしまったと思う。このことで相手の家庭にセキュリティ上の迷惑をかけてしまったのではないか。

回答
友達の家庭のインターネット契約や、友達が家庭でどんなルールのもとでインターネットを利用しているのかによっては、無視できないことかもしれないので、相手の保護者にお話ししておくことを勧める。友達であっても家のWi-Fiルーターのパスワードを教えないことや、今後のためにパスワード変更などを保護者に伝えると良いだろう。この機会に親子でも、外出したときのインターネット利用について、勝手にインターネットに接続してはいけないなどのルールを決めておくことを勧める。

考察
インターネットへの入口となるWi-Fi(無線LAN)の普及が進み、友達同士で各家庭のインターネットをWi-Fi経由で利用する状況も増えていることだろう。友達の家庭に携帯端末を持って出かけるときのルールやマナーも親子で話し合っておくことが望ましい。特に大事な点は、Wi-Fiルーターのパスワードの扱いだろう。保護者の許可を得ずに友達同士でパスワードを教え合うのは、セキュリティ上好ましくない。さらにはパスワードが第三者に漏れて、自宅のインターネットの「タダ乗り」や不正アクセスを許してしまうリスクにも繋がるので、家庭でよく話し合ってほしい。



相談内容(2017年7月・保護者・青少女男子)
子供と近所のイベントに出かけたときに、子供の友達がスマートフォンや携帯電話を持つ年齢のようで、写真をたくさん撮っており子供も写った。その時は写真の撮影を断ることができなかったのだが、今後、その写真によってトラブルが起こらないか不安になってきた。このような写真についてどのようなトラブルがあるのか知りたい。

回答
個人の使い方によるので、写真を撮られたから必ずトラブルになるということではない。たとえば、楽しかった思い出として、メッセージアプリを通じて、写真をイベントに参加できなかった子に送るとか、グループトークに送信するなどはあり得る。これは使い方の問題であり、トラブルを防ぐ方法としてはモラルやマナーの指導になるだろう。たとえば、学校でインターネットの安全な使い方の講習を開催してもらったり、携帯やスマートフォンの契約者は保護者なので、保護者の集まりの際に、子供にどう使わせるべきかなどの講習を行うことはできるだろう。

考察
自分の写真を撮られることや、SNSに投稿されることを気にしない人もいれば、不快に思う人もいる。ただし、他人の写真を扱うときには、必ず本人の許可を得なければならず、肖像権、著作権の法律にも関係する。インターネットを利用する以上は、知っていなければいけない基本的なルール・マナーの1つだろう。子供にインターネットを使わせる保護者も知っておく必要があり、正しい使い方を子供に指導してほしい。



相談内容(2017年4月・保護者・青少女女子)
娘と一緒にブログのアカウントを持ち、時々、日記・写真を載せている。子供も含め、人物の写真は一切載せていないが、夕食のメニュー、衣類、靴などの写真を載せている。写真は、主にデジカメで撮影しているが、スマートフォンで撮影したものもある。写真の撮影場所を特定できると聞いたが、自分が載せた写真からも撮影場所が分かってしまうのか。

回答
スマートフォンやデジカメに付いているGPS機能を「オン」の設定で撮影すると、写真に位置情報が記録される。その情報を解析することで撮影場所が特定されることはある。SNSによっては、アップロード時に位置情報が自動的に削除されるものもあるので、今後はサービスごとに確認すると良い。すでにアップしている写真については、画像から記録を削除するか、写真自体を削除するか、公開範囲を限定することを勧める。GPS機能は、必要なときだけオンにすることを勧める。

考察
GPS機能は、天気予報や地図ナビゲーションなどの利用時には欠かせない機能である。一方、GPS機能をオンにしたまま写真を撮影すると、自分が今いる場所の位置情報が写真に追加される。気付かずに公開することで、意図せず自分や家族、他人のプライバシーを流出させてしまうこともあるので注意が必要だろう。便利な機能だからこそ、きちんと理解し、必要に応じて正しく活用してほしい。



相談内容(2016年12月・青少女男子)
簡単に稼げるお小遣いアプリを退会したいが、昇格したという内容のメールが届き、勝手に口座開設されていてお金が振り込まれていると書かれていた。未成年には大きすぎる金額だったので退会したい。

回答
アプリの利用規約をしっかりと読んでほしい。個人情報の取り扱い、昇格についての説明、退会方法などをよく読み、自分自身が何に同意をして、何に同意をしていないのか、しっかりと整理する。同意をしていない内容については、お金を受け取ったり、サービスを利用してはいけない。退会方法についても、利用規約で定められた方法を確認する。退会方法が明確でない、退会申請をしても連絡がない、迷惑な内容のメールが増えるといった状況であるならば、そのアプリを開かない、メールを受け取っても返信をしない、メールの受信拒否をするなどの対応をとるのが良い。

考察
お小遣いアプリはたくさんあるが、利用者から個人情報を集めることが目的だったり、ほかの有料サービスや出会い系サイトに誘導してお金を使わせる悪質なサービスも存在する。青少年は、アプリの年齢制限や利用規約をよく読み、家庭のルールにも照らし合わせ、利用しても良いサービスなのかを判断してほしい。判断に迷ったら必ず保護者に相談することが大事である。



相談内容(2016年11月・青少年男子)
インターネットを見ていたら急にウイルスに感染していると出てきてウイルスを除去するためのアプリをダウンロードしてください、と出てきた。最初は無視したが、また出てきた。

回答
利用中の端末でウイルス対策をしていないのであれば、保護者に相談した上で、ウイルスソフトをインストールし、ウイルスチェックをしておくと良い。画面の表示は広告である可能性も考えられる。この場合、突然出てきたウイルス感染の表示の中に、連絡先(メールアドレスや電話番号)が書いてあっても、絶対に問い合わせたりしないように注意してほしい。

考察
インターネットの閲覧中に、偽のウイルス感染を警告する画面が表示されるトラブルが増えている。このような場合も、慌てずに対処することが大事である。偽の警告画面は、実際にウイルスに感染しているかどうかに関係なく表示され、その警告に従った結果、アプリのダウンロードへと誘導されたり、本当にウイルス感染してしまったり、個人情報を相手に伝えてしまうなど、さらなるトラブルへと発展する恐れがある。ウイルス感染が心配される場合は、警告画面の指示に従うのではなく、正真正銘のウイルスソフトを利用してウイルスチェックをすることが正しい対応である。



相談内容(2016年5月・保護者・青少年男子)
音楽を聴くために携帯音楽プレーヤーを購入した。子供専用で使うのでフィルタリングをしたいのだがどうすれば良いか教えてほしい。

回答
公式マーケットからフィルタリングアプリをダウンロードすることができるが、種類は1つだけではなく、いくつかの中から選ぶ必要がある。利用するのは青少年本人であるが、利用させるのは保護者なので、設定等はすべて保護者が行わねばならない。そのため、有料、無料の選択肢も含め、保護者が利用しやすく、必要な機能を備えているという点で選ぶと良い。無料期間が設けられているフィルタリングアプリもあるので、いくつか利用を試し、使いやすいものを選ぶのが良いだろう。

考察
インターネットの通信環境や機器の多様化のみならず、スマートフォンやタブレットでは、アプリから接続する方法もあり、利用している通信環境や機器等、その使い方によってフィルタリングの利用方法を変えていかねば有効に活用することが難しい。まずは、インターネットに接続できる機器を青少年に利用させる前に、保護者がその機器の使い方を知り、子供がどのような使い方をするのかを知り、適切なフィルタリングを設定してほしい。



相談内容(2016年2月・保護者・未就学児)
友人が自分の子供(複数人)の写真をSNSに掲載している。幼児の裸の写真も含まれている。子供が可哀想であり、何とかしたい。

回答
たとえ自分の子供の成長記録であっても、閲覧者のなかには児童ポルノと受け止める者もいるかもしれない。自分が想像するとおりの見方をする人ばかりではないことを友人に伝え、インターネット上に公開しない方が良いと助言することを勧める。インターネット上に発信されている情報が不快かどうかは、情報を受け取る人の価値観による。しかし、法律に反するような情報であれば、管理会社や警察に通報したり、相談したりすることはできるだろう。

考察
インターネットに投稿した写真には、その内容や設定によっては、個人の特定につながるさまざまな情報が記録されている。子供の写真は、悪用されたり、収集家のコレクションの対象にもなりかねない。写真の投稿がきっかけでトラブルに発展させないために、どんな危険があるのかをしっかり認識しておく必要がある。子供の成長を友人と共有したいという気持ちから、SNSに子供の写真を投稿する保護者が増えているなか、子供のプライバシーへの配慮、写真を閲覧する人たちへのマナーについて、保護者同士でも話し合いができると良いだろう。



相談内容(2015年11月・保護者・青少年男女子)
スマートフォン購入時に、フィルタリングサービスの説明を受け、申し込みをした。ところが自宅で有害サイトにアクセスしていた形跡がみられた。自宅のWi-Fiに繋ぐと、電話会社で申し込みをしたフィルタリングは有効でなくなってしまうか。どのような対策があるのか。

回答
電話会社が提供するフィルタリングは、家の中でWi-Fiを利用してアクセスしている状態では機能しない。家の外で、無料のWi-Fi環境が提供されている場合も同様で、有害サイトにアクセスできてしまう。この仕組みを保護者側でしっかりと理解してほしい。家庭での対策として、Wi-Fiルーター自体にフィルタリング機能を設定する方法がある。または、家庭で契約しているインターネット接続業者(プロバイダ)がフィルタリングサービスを提供している場合があるので問い合わせることを勧める。フィルタリングサービスを利用していても、有害サイトを完全にシャットアウトできるわけではない。万が一、有害サイトに入ってしまった場合でも、自分の年齢から判断してアクセスすべき場所ではないこと、ページの先へ進むのではなく、一つ前のページに戻ることが危険回避の有効手段であることを家庭で話し合えると良い。

考察
スマートフォン購入時に電話会社のフィルタリングサービスの利用を選択しても、今回のように自宅や自宅外でWi-Fi環境にアクセスした結果、トラブルに巻き込まれる事例が増えている。保護者はフィルタリングを利用しているから100%安心だとは言い切れないことを忘れないでほしい。子供のインターネット利用環境について把握し、見守ることが大事である。



相談内容(2015年8月・青少年男女子)
いつも閲覧している、あるまとめサイトにアクセスすると、いきなりウイルス感染を警告するようなメッセージが出てビックリした。電話番号、メールアドレスなど個人情報がばれたのだろうか。また、自分が登録している人たちの電話番号などもばれたのか。どうしたら良いか。

回答
不正なアプリやウイルスに感染している恐れがあるのであれば、まず、スマートフォンをスキャンをして確認する。携帯電話会社が提供しているウイルス対策サービスなどの利用を検討すると良いだろう。ウイルスチェックや不正なアプリがないかを確認し、しばらく様子を見る。あるいは、スマートフォンを初期化するのが一番良いだろう。この場合、保存してあるデータはすべて消えてしまうので、適切にバックアップを取る、利用しているサービスを一覧化し、ID、パスワードを書き出す等の作業も必要になるだろう。

考察
スマートフォンを利用する上で大事なことの1つがセキュリティ対策である。スマートフォンをターゲットにした不正なアプリが増えている。さらに、そのような不正アプリをダウンロードさせるために、利用者の不安をあおるような、ウイルス感染を知らせる偽りのメッセージを出すパターンも見られる。しかし、実際にウイルスに感染したかどうかは、端末のスキャンをしない限り検出は困難であるため、専門のアプリやサービスを利用してウイルスチェックを行う必要がある。スマートフォンは従来の携帯電話の延長線上にあるものではなく、パソコンと同様の本格的なコンピュータである。このような経験をきっかけに、スマートフォンやインターネットの仕組みや安全な使い方を身に付けられると良いだろう。



相談内容(2015年7月・青少年女子)
SNSに友達とのプリクラを載せたら、別の友達がそのプリクラを保存していた。よく考えれば簡単にできることだと思った。ネットに載せられたり悪用されたりしないか心配。SNSの友達はリアルに知っている人しか登録していない。

回答
写真には「肖像権」があり、個人の写真を無断で使用することはできず、本人の許可を得て撮影した写真でも勝手に公開してはいけない。悪用の不安については、写真を保存した友達に直接会って話しをしてほしい。「SNSを見ている人が保存することまで想像ができず、友達とのプリクラを載せてしまった」、「一緒に写っている友達に迷惑をかけてしまうので、保存した写真はすぐに消してほしい」ということを伝えるのが良いだろう。

考察
たとえ友達限定の場所であっても、写真を公開するということは、自分の手元から離れることであり、自分でコントロールすることはできなくなる。写真や動画だけではなく、文字も同様である。一度公開すると取り返せないことを理解する必要がある。インターネット上に公開するものについては、安易に投稿することなく、公開する必要があるのかどうかまでをしっかりと考え、責任を持った行動が取れることが望ましい。



相談内容(2015年6月・保護者・青少年女子)
掲示板にタレントの電話番号が掲載されており、半信半疑・面白半分で子供が電話をかけてしまった。その電話は無言だったので切ったが、しばらくすると、別の携帯端末で利用しているSNSに知らない人からメッセージが届いたようだ。怖くなりSNSを消した。今後、この電話番号等が悪用されないか心配。どのような対策をしたら良いか。

回答
SNSのメッセージが、電話番号の相手からのものなのかは不明だが、少なくとも電話番号が伝わっている状況であるため、その電話番号の機器について、今後は着信拒否等の対応を勧める。アドレス帳に登録している人しか着信させない設定をすると良い。併せて非通知や公衆電話も拒否をするのが良いだろう。 SNSについてはアカウントの削除を行うことを勧めた。

考察
インターネット上には偽りの情報も多く、鵜呑みにすることは危険である。また、興味本意の行為にはリスクが伴うことも覚えておく必要がある。SNSを利用する青少年は、無意識に個人情報を垂れ流していることも多くある。個人情報を守るのは自分自身の使い方次第だということを家庭で話し合うことができると良いだろう。



相談内容(2015年3月・青少年女子)
男性とメールでやり取りしてお礼にお金を得る副業サイトに、18歳未満利用禁止にもかかわらず、興味本意で登録してしまった。最初は仮登録だったが、メールの相手から、サイトにお金を預けたので早く受け取ってほしいと言われ、お金を払って本登録をしてしまった。すると、次にお互いの口座や情報を交換するための費用がかかると言われ、予約で後払いのポイントを追加された。恐くなって放置していると、延滞料金が発生した。後払いのお金を払わないと退会もできない。

回答
まず、サイトの利用規約をよく読む。料金体系、支払い方法、退会方法について、自分自身が同意をしたことと、同意をしていないことをしっかりと整理する。同意をしていないお金の請求に対しては、安易にお金を支払ってはいけない。電子消費者契約法に沿って、意図しない契約は無効を主張することができる。また、保護者の同意を得ない契約は、未成年者の契約取り消しの主張も可能である。対処法があるので、落ち着いて保護者にお話をしてほしい。近くの警察署、または消費生活センターなどへ保護者と一緒に行き、お金を払う必要があるのか、すでに支払ってしまったお金についての対応を相談すると良い。

考察
副業サイトだと思って登録した結果、有料の出会い系サイトに誘導されてしまった事例である。このようなサイトでは、メールのやり取りをするうちに、いつの間にかポイントを追加されて後払いを迫られるトラブルも多い。サイトを利用するときには、どのようなサイトか、有料か無料か、有料の場合は料金体系についてなど、必ず利用規約を確認することが大事である。規約を無視した利用は、トラブルにつながる危険な行為である。



相談内容(2015年2月・保護者・青少年男子)
息子の友達が、最近、頻繁に悩み事を相談するメールを送ってくるようになった。メールがくると勉強を中断して返事をするので勉強に集中できない。休日は早朝から断続的に送られてくる。友達の悩み事に息子も一緒に悩み、疲れているようでもある。息子は元々、ネットも携帯メールもほとんど利用しない。携帯電話は通学時の連絡用に持っているだけなので、家庭内ルールは特に決めていない。今回、急に友達からのメールが増えて対応に戸惑っている。

回答
相手の行為をコントロールすることは難しいので、自分自身がメールに振り回されない意識を持つことも大事であり、そのために家庭での利用ルールを決めることを勧める。たとえば、夜10時以降は親に預ける、通学中は緊急時以外はメールをしない、メールのやり取りは親がいつでもチェックできるなどを決め、本人から相手に伝えることで、それぞれの家庭の事情ですぐに返事ができないこともあることを理解してもらうのはどうだろうか?本人もメールが来るたびにチェックするのではなく、時間を決めてまとめて対応することで日常生活にメリハリがつけられるだろう。

考察
メールのメリットは、自分の都合の良い時に書いて送り、メールを受け取った相手も都合の良いタイミングで読むことができる点である。メールはあくまでも便利なコミュニケーションツールであって、ツールに振り回されないことが賢い利用方法だろう。また、送信したメールに対して、すぐに返事を要求することもマナー違反であり、相手の立場や状況への思いやりに欠く行為だと言える。本当に重要なことはメールではなく直接会話をすることも大事にしてほしい。



相談内容(2014年5月・青少年女子)
ブログでIDの取得・退会を繰り返し、何個のIDを取ったのか覚えていない。退会する前にブログや写真は消したはずなのだが、今振り返ってみると、本当に消したのか、退会したのか自信がない。消し忘れが残っていないか心配。ブログには名前や学校などの個人情報は投稿していない。しかし家の中の写真を投稿したことがあり、ガラスなどの反射で自分の顔や家族が映りこんでいるかもしれない。その写真をコピーされる可能性もあると思うと不安。

回答
消し忘れが不安という相談内容だったが、利用していたブログは退会をすると写真はすべて削除されるので、退会手続きをしたのであれば消し忘れの可能性はきわめて低いので心配ないだろう。退会したか不安があるのならば、使っていたIDを思い出せる限り書き出して、IDを検索して自分が書いたものが残っていないか探してみることを勧める。消し忘れが見つかったらログインをして削除してから退会すれば良い。そもそも個人情報を投稿していないなら、消し忘れがあったり、他人の目に触れたとしても、どこの誰が書いたものかを特定することは難しい。今後、同じ心配事が起きないように、投稿することがあったら内容をよく吟味し、個人情報が入っていないことなども事前に確認することを習慣付けると良い。

考察
複数のサービスを利用すれば、そのIDやパスワードの数も必然的に増える。今回の事例は、デジタル社会の基本であるIDやパスワードの管理姿勢が問われた事例だ。その管理方法には暗記派、メモ派といろいろあるだろう。必要な時に、必要な情報を呼び出せないと、一番困るのは自分自身であることを忘れないでほしい。また気軽な情報発信が思わぬトラブルを引き起こす場合もあるので、慎重な姿勢も心がけたい。



相談内容(2014年4月・保護者・青少年男子)
息子に携帯電話を持たせたばかりなのだが、変なメールがたくさん届いている。おかしいと思い、心当たりがないか息子に尋ねると、学校の友達から、息子のメールアドレスをSNSに書いても良いか聞かれ、良いと言ってしまったらしい。

回答
メールアドレスは自分自身でしっかり管理すべき情報であり、安易に教えたり、他人のメールアドレスを勝手に公開することはルール&マナーに反する行為であることを息子さんには指導してほしい。メールアドレスを作成したばかりでほとんど利用していないのであればアドレスを変更するのも良いだろう。変更したあとで同じことを繰り返さないように、家庭でもメールアドレスの扱いについてしっかり話してほしい。

考察
メールアドレスも大事な個人情報であり、大切に管理するべきものである。他人のメールアドレスの扱いについても同様である。むやみに他人に広めたりしてはいけない。何らかの方法でメールアドレスが他人に伝わってしまったことで、迷惑メールが届く原因になったり、悪用されたりするトラブルが起きている。トラブルに遭わないために、メールアドレスの扱いについても家庭でルールを決めておくと良いだろう。



相談内容(2014年3月・保護者・青少年男子)
子供が毎日ゲーム機器自体で遊んでいる。最近子供からインターネットに繋がるようにして欲しいと言われた。ゲーム機器でもネットに繋げることを知らなかった。先日、大型電気店で実際繋がることを確認した。画面を見て、動画サイトなど色々なサイトを見られることも分かった。改めて、まだネットを分からない子供に、そんな環境を作っても良いのかどうか迷った。現在、家に無線LANの設備は無く、ゲーム機器をネットに繋ぐことはできない。ネットに繋いで危ない点はあるのか。

回答
ネットに繋いで危ない点としては、一番多いのが架空請求に関するトラブルである。全く面識がない人とインターネットで簡単に繋がる場合もある。たとえばゲームの攻略法を教えてもらいたいと思うところから始まり、ゲームの仮想コインを取られてしまう、相手の要求を断り切れずに自分の顔や裸の写真等を送ってしまう等のトラブルもある。インターネットに繋がる機器はすべて悪いことに結び付くのではない。使い手によって良くも悪くもなるものである。その指導や注意喚起を、保護者として子供に伝えてほしい。

考察
インターネットに繋がる機器は、パソコンや携帯電話、スマートフォンだけではないことを保護者として理解してほしい。この事例のように、ゲーム機器がインターネットにアクセスできるツールであることを初めて知ったからこそ、そのような環境を無条件で子供に提供する不安を覚えたのである。子供がインターネットの世界で、どのようなサイトにアクセスし、どのような使い方をしているのか、常に目を配ってほしい。特に有料課金のゲームでは、子供が使っているサイトが何か、どのような課金システムなのか、ゲーム内で知り合った人がいるのか、その人と取引は行っているのか等、見守るべき点が多いのを忘れないでほしい。



相談内容(2014年1月・青少年男子)
SNSで知り合った人とプリクラ写真を交換し、都道府県を教えた。しかし、相手が自分勝手な理由でブロックしてきたので怒ってしまい、私が不適切な発言をしてしまった。すると、相手も含め数名のタイムラインにその発言を載せられ、私の悪口を書かれた。プリクラ写真などを悪用される可能性があり、不安。

回答
ネットで知り合った人との間でコミュニケーションがうまくいかなかったのであろう。お互いに自分が伝えたいことが言葉だけでは正しく相手に伝わらなかったのかもしれない。このことを理解した上で対応していく必要がある。相手に感情的な言葉を投げつけたことについては相談者自身が謝るべきであろう。自分の非を認めた上で、悪口を削除してもらうのが一番良い。悪用の心配については、相手に渡した情報がどのように使われるのかは分からず、その利用を止めることも困難である。しかし今回は相手の怒りを鎮めることで、悪用の可能性を下げることはできるだろう。相手に謝ることから始めてほしい。相手から納得できない言葉をかけられたとしても、常に礼儀正しく振舞えることが望ましい。

考察
インターネットでのコミュニケーション手段の多くは「文字」であり、文字だけのやり取りは、相手に自分の考えや感情をうまく伝えることが難しい。文字として残ってしまうことで、取り返しがつかなくなることも多々ある。普段のコミュニケーションよりも配慮し、慎重に言葉を選ぶ必要がある。顔の見えない相手とのやり取りにこそ、ルールとマナーを守った礼儀正しい振る舞いが求められると言えるだろう。



相談内容(2013年12月・保護者・青少年女子)
娘が今はキッズケータイを使っているのだが、スマートフォンを欲しがっている。みんなが持っているから、自分も持っているだけで良いから欲しいと言う。友達とメールアドレスを交換したいようだ。うちはよその家よりも厳しく、安易に与えない方針なのだが、本当にみんな持っているのだろうか。

回答
スマートフォンを持たせるかどうかは家庭の方針だが、持たせるならばおもちゃ感覚ではなく、なぜ必要なのか、何のために持たせるのか、しっかりと話し合うことと、ルール決めは必須だと話した。メールアドレスは個人情報であることも教え、安易に教え合うものではないということも指導してほしいと伝えた。

考察
子供にスマートフォンを持たせる家庭は年々増加しており、低学年からスマートフォンを所持する子供も増えている。スマートフォンは従来型の携帯電話とは異る機器である認識が必要であり、パソコンと同等の機能を持つ機器としてセキュリティも相応の知識などが必要である。子供に持たせるにあたっては、保護者自身が機器について把握し、インターネットのルールとマナー、インターネットとの付き合い方を家庭でよく話し合うことが重要だろう。



相談内容(2013年10月・青少年女子)
自分が所有する音楽プレーヤーの曲に写真をつけたいのだが、インターネットのサイトで見つけたCDジャケット写真を保存して良いのか。そのサイトの利用条約を読むと、無断転載禁止と書いてあった。同様に、ヤフーやグーグルの画像検索で表示された写真は勝手に保存して良いのか。

回答
著作権法では、著作物の無断転載を禁止している。無断転載とは、著作権者の許可なくブログやSNSに載せたり、ツイッターで発信して人に紹介するなど、たくさんの人が見られる場所に載せることを言う。CDジャケットの写真も著作物であるが、自分の音楽プレーヤーやパソコンに保存するだけなら、著作権法第30条(私的使用のための複製)にあたり、法的には問題ない。また、画像検索で表示された写真も、自分だけで使用するためにパソコン等に保存するのは問題ない。しかし保存した写真を無断でネット上にアップしてしまうと、著作物であれば著作権侵害にあたる。人物の写真ならば肖像権侵害にあたるため、保存した写真の扱いには十分に気をつける必要がある。

考察
インターネットの楽しみの1つは、音楽、映画、読書など、趣味の情報を簡単に集められることだろう。しかし、集めた情報が著作物であるときには、その扱いには注意が必要である。写真、文章、歌詞などの著作物を、著作権者の許可なく公開することは著作権侵害にあたる。知らないうちに法律違反を犯してしまわないように、インターネットの利用にあたっては、著作権についても基本的な知識を持っておくと安心だろう。



相談内容(2013年9月・保護者・青少年女子)
通話アプリで知り合った女性から写真を見せるように言われ、断ったら顔を悪用すると言われた。怖くて下着をつけた写真を送ってしまった。すると下着を取った写真を見せるように言われ、断ったら送った写真と顔をネットに載せると言われ、怖くなって送ってしまった。相手をブロックしようとしても相手は写真を持っているので勝手にネットに載せることが可能。アプリのIDも知っているのでいろんな人に教えることが可能である。どうしたら良いか?

回答
相手から裸の写真などの要求が続いているのであれば、やり取りは消さず、ブロックもせず、スマートフォンを持参のうえ、一刻も早く警察に相談してほしい。相手の要求には恐がらずに一切無視をし、写真を送らないようにしてほしい。これ以上被害を拡大させないためにも、とても大事なことである。相手の要求にはのらずに断り、警察に相談することを勧める。警察に行くのは難しいと感じるようであれば、また「こたエール」に相談してほしい。

考察
未成年者に裸の写真の撮影・送信を強要することは、法律に違反する行為である。被害を深刻化させないためにも一刻も早い対応が必要である。この事例では相談者と相手との関係や現在の状況が不明であったため、重要なことだけを伝えた。写真を要求してきた相手とはどのように知り合ったのか。会ったことがある人なのか、ネット上だけの付き合いなのか、いつ頃からの知り会いで、写真を要求されるようになったのはいつのことか等、状況に応じた適切な対処が必要である。



相談内容(2013年7月・保護者・青少年男子)
息子に携帯電話を持たせている。使えるのは通話とメールのみ。最近、着信音を消して自室に持ち込むようになったので、気になり携帯電話の中身を見ると、女の子と頻繁にメール交換をしている。他愛のない会話もあれば、友達の悪口を言い合っていることもある。これはヒドイと思い、息子に注意したいのだが携帯電話を見たことは話せない。周囲の保護者に聞くと、子供の携帯電話は子供の同意のもと定期的にチェックする家庭が多いようである。しかし、家族に話すと、親がチェックするのを分かっていたら見せたくないメールは削除するから意味がない、これからも黙ってチェックして見守るべきだという考えであった。

回答
子供のメールのやり取りを見守りたいと思うのは親として当然であり義務でもあるので、特に使い始めの時期なら、正しいルールとマナーを身につけるために必要なことだと思うと伝えた。そのやり方としては、携帯電話の利用ルールの見直しをして、メールのやり取りを親がチェックすることもルールに入れておくのは有効である。親に見られたくないやり取りは削除してしまうだろうが、最初から疑わずに信用してあげてはどうか?見守っている姿勢を伝えるだけでも、使い方の意識が変わると思う。もちろん、黙ってチェックして様子を見るやり方もあるだろうが、子供のプライバシーを尊重しないと、内緒で見ていることを子供が知ったときに親子の信頼関係が壊れてしまうリスクもある。家族とよくお話し合いをして方針を統一させると良い。

考察
子供に対しても一人の人間としての尊厳を認めつつ、物事を教えていくことは大事であり、大人の価値観を全て正しいものとして、子供に押し付ける行為は適切ではない。ただし、経験不足な子供に対して、良し悪しの線引きをする必要はあるだろう。線引きはいわゆる守らなければいけないルールであるが、ルールを作る際にも親の都合や価値観を押し付け一方的に作るのではなく、親子の共通理解のもとに作成し、保護者はしっかり見守るようにしてほしい。



相談内容(2013年6月・保護者・青少年男子)
子供たちが利用している通話アプリがとても危険である。1人の保護者から連絡があり、同じ学校の生徒がその通話アプリで性器を公開し、そのアプリを利用している大人が面白がって見ているとのことだった。話をしてくれた保護者は、証拠を揃えることはできる。夏休みを前に不安であり、警察に行った方がいいのか、学校に行った方がいいのか、どうしたら良いのだろう。

回答
性器が見える状態の動画や画像をインターネット上に公開することは犯罪であるので、今すぐにやめさせた方が良い。保護者の方の迷いは、その生徒の将来を考えてのものだとすれば、まずは学校に報告し、動画・画像を公開している生徒とその保護者に注意をしてもらうと良いだろう。学校に説明する際には、生徒の将来を考え、警察へ行くことはしなかったこと、いずれ、ネット上の第三者が通報することもあり得ること、そうなれば人物を特定することも可能であり、犯罪者となる危機感を持ってほしいことを説明すると良い。学校の対応に満足がいかない場合には、警察へ行くなど選択肢はいくつかある。

考察
法律違反の可能性がある相談事例。スマートフォンのアプリを利用して、写真や動画を撮影して他人と交換したりネットに簡単に投稿できるようになったが、何でも公開してよいわけではない。現実の世界で禁止されている行為は、インターネットの世界でも同様に禁止されている。ネットで知り合い、お互いに見知らぬ相手であっても安易な行為は避けるべきである。



相談内容(2013年5月・保護者・青少年男子)
子供にスマートフォンを持たせている。SNSアプリなどを利用しているようだが、自分は従来の携帯電話を利用しているので、SNSもスマートフォンも、その危険性については何も知らない。どういったことに気をつければよいのか教えてほしい。

回答
通話、メール、掲示板のような機能があるアプリでは、他人とのコミュニケーションの部分でトラブルが多い。アプリのホームページに、気をつけるべきことが書かれているので見ておくと良い。スマートフォンは有料アプリのダウンロードで金銭的な問題などもあるだろう、インターネットで気をつけるべき基本的なことは、知らないアドレスからのメールは開かない、ファイルやアプリは信頼できる場所からダウンロードするなどがある。アプリの心配をしているならば、勝手にダウンロードさせない設定もすることができる。

考察
低学年から子供にスマートフォンを持たせる家庭が増えているが、その特徴や安心・安全な使い方について保護者に知識がないというケースも少なくない。トラブルに巻き込まれないためには、まず、どのような危険があるのかを親子で話し合うことが重要であろう。危険を理解し、怪しい場所に近づかない、安易な行為をしない、という意識を身につけさせることが、トラブルから子供を守るための予防策である。フィルタリングや機能制限など、機器側でできる対策と、知識や意識などリテラシーの面で必要な対策の両方が必要である。



相談内容(2013年4月・青少年男子)
1年半ぐらい前、アダルト系のアプリをスマートフォンにインストールした。その後、すぐにアプリは削除し放置していたのだが、最近不安になり相談した。学校でインターネットモラルの講演があり、専門家の説明とDVDの再現ドラマを見た。DVDの中で、スマホに不正アプリをインストールしたら位置情報が盗まれ、「今から行く」と脅しのメールが来て慌てて位置情報をオフにしているシーンがあった。自分がインストールしたアプリもこのようなアプリだとしたら、位置情報を盗まれて、犯罪者が自分のところに来る可能性はあるか?

回答
アプリをインストールしたことによって位置情報が盗まれ、常時、自分の居場所を突き止められているのではないかという心配をしているようだった。不正アプリによりスマートフォン内の位置情報やメールアドレスなどが外部に送信されてしまう事例は起きているが、一度抜き取られたら常時居場所がわかるわけではない。アプリを削除したのであれば心配ない。

考察
学校の講演をきっかけに、自身の過去の行為に不安を感じた青少年からの相談事例である。スマートフォンにはGPS機能があり、スマートフォンの中身の情報を盗む危険なアプリにより、位置情報が含まれるというトラブルが起きている。位置情報は、住所や行動範囲の特定につながるプライベートな情報である。不安な状況に出会わないために、自分が利用している機器の中身にどんな情報が記憶され、盗まれることでどんなリスクがあるのかをしっかり把握しておきたい。また、興味本位で怪しいアプリをダウンロードする行為は避け、信頼できる正規のサイトから安全なアプリを選ぶことを心がけたい。



相談内容(2013年3月・保護者・青少年女子)
新入学時に携帯電話を買い与えた。ホワイトリスト方式のフィルタリングを利用しており、実質メールしか利用していない。そんな中、まわりの友達がSNSを始め、自分もやりたいと思ったのか、誕生日にタブレット端末を買ったところ、無線LANを自分で購入し、設定して利用している。成績も落ち、家に帰ればインターネットばかりやっていて心配である。タブレットがスマートフォンと同じように利用できることを知らず買ったことを後悔している。

回答
無線LANの機械があったとしても回線の契約がなければ利用できないので、回線を解約して1から始めるのも良いだろう。なぜ解約するのか、インターネットをどう使ってほしいのか親の気持ちを話すことはもちろん、娘さんの要望、気持ちも理解する必要があり、お互いが歩み寄って話しをしてほしい。心配している、使ってはダメ、だけでなく具体的な話しをしてほしい。娘さんも、なぜインターネットが必要なのか、SNSが必要なのか、友達が使っているから、という漠然とした理由ではなく、親が納得する説明ができないのであれば、まだ利用するのは早いとも言える。インターネット初心者のはずなので、きちんと使えるようになったら、利用の範囲を広げていけばよい。

考察
タブレット端末もインターネット回線とアプリがあれば、通話、メール、ネット閲覧等が可能であるが、知らずに子供に機器を買い与え、親が子供のネット利用をコントロールできなくなってしまったという相談が多く寄せられる。このようなトラブルも、事前に親子で利用ルールを決めておくことで回避できたであろう。後悔しないためにも、また子供がトラブルに遭わないように見守るためにも、子供に買い与える機器にどのような機能・特徴があるのかを親がきちんと把握しておきたい。



相談内容(2013年2月・保護者・青少年男子)
新入学を前に息子にスマートフォンを持たせようと思っている。携帯電話を持たせるのは初めてのため、フィルタリングをかけようと思うが、見たいサイトが見れなくなるので困ると思う。SNSは使いたいと言っている。しかし、今までも反抗がひどく、入寮するため、親元を離れると好き放題に使われてしまい、犯罪も犯しかねないのではないかと心配。どうしたらよいか?

回答
フィルタリングの仕組みについて、ホワイトリスト方式、ブラックリスト方式を説明した。必要なサイトがフィルタリングの対象だった場合は、個別にブロックを解除できるサービスもある。スマートフォンの場合は、無線LAN経由でもインターネットに接続でき、その場合、携帯電話会社のフィルタリングが効かない点なども説明した。機器や携帯電話会社によって提供されているサービスが異なるため、購入する機器や携帯電話会社が決まっているのであれば、その携帯電話会社の説明を聞くことをお勧めし、問い合わせ番号を案内した。

考察
新学期、新入学を前に、携帯電話やスマートフォンを子供に持たせる家庭が増える時期である。特に最近はスマートフォンの購入を考えている保護者も多いと思われるが、その際に気をつけたいのがスマートフォンへのフィルタリングの導入についてである。携帯電話と異なり、2種類の回線でインターネットが利用できるため、従来のフィルタリングをかけておけば安心という考えは危険であろう。子供がトラブルに出会わないための知識や術を身につけたうえで利用させることが保護者の責任だという意識を持つことが大事である。



相談内容(2012年11月・青少年女子)
学校で少し流行っているSNSアプリをスマートフォンにダウンロードした。その後、メールの件名にSNSの名前とURLがあり、本文には何も書いていないメールが友だちの携帯電話に何回も届く状況になった。その友達は、自分のスマートフォンの電話帳に入っている。そんな状況から、アプリケーションを使いたくないと思い削除したが、問題は解決しなかった。アプリケーションのアカウントの削除方法が分からない。

回答
アプリケーションのトップ画面から順番にクリックして、アカウント削除依頼を送信して様子を見ることにした。友達に届いたメールは、その都度削除して対応してもらうようにと伝えた。

考察
アプリケーションを削除しても、アカウント削除を行わなければサービス利用解除にならない点に注意する。最近ではアプリケーションをインストールして実行すると、スマートフォンの端末に登録されている電話帳の中身が外部に送信されてしまう不正なアプリケーションも出回っている。アプリケーションのダウンロードは公式サイトから実行するように注意する。たとえ公式サイトであっても不正なものである可能性があると、常に注意することが必要だろう。



相談内容(2012年10月・青少年男子)
アダルトアプリを無料だと思いダウンロードしてしまった。そのときは何もなかったのだが数日後に電話がかかってきてお金を請求された。その後、家族や友達の多数に迷惑メールが同じところから来ているそうで、多分、電話帳のデータを抜き取られたせいだと思う。どうしたらいいか?両親や友達には怖くてまだ言っていない。

回答
メールアドレスはさまざまな手段で収集され、業者のメール送信リストに登録され、迷惑メール送信先として利用される。したがって、家族や友達に届いているメールも、必ずしも電話帳が収集された結果だと断定はできないが、電話番号が収集されて電話がかかってきたことは事実である。家族や友達には言いにくいかもしれないが、スマホで不正なアプリをダウンロードしてしまい、情報窃取の被害にあった可能性があり、みんなに迷惑をかけているかもしれない、ということを正直にお話しできるとよい。

考察
ネット上での危険な行為により、自分だけでなく周囲の人にも迷惑をかけてしまうことがあり得る、ということが分かった事例である。スマートフォンのアプリから電話帳のデータが抜き取られるトラブルが増えている。一度抜き取られたデータは取り戻すことができず、どのような使い方をされるのかも分からない。インターネットを安全に使うことは、周囲の人へのマナーでもあることを覚えておきたい。



相談内容(2012年9月・保護者・青少年男子)
息子が最近パソコンを使い始め、ユーチューブ等の動画サイトを見ている。そのような動画サイトから別のところへ飛んでしまう等の事例を耳にし、フィルタリングの利用を検討しているが、パソコンには詳しくなく、フィルタリングがどういうものなのか、どう使えばいいのかわからないので教えてほしい。

回答
利用するには、市販のソフトを購入したり、ネットから購入しダウンロードしたり、プロバイダーでも提供している。パソコンにインストールして利用するもので、ウイルスソフトと同じようなものである。最新のデータを取得して利用する。ホワイリストとブラックリストがあるが、ネット初心者はホワイトリストの方が安全である。見れないサイトがあったとしても、保護者がそのページを確認し、承認すれば見れるようになる。親子で話しをして是非利用してほしい。

考察
携帯電話ではフィルタリングを利用していても、パソコンでは利用していない家庭も少なくない。保護者の知識が十分でないために対策が不十分であり、実際にトラブルが起きて初めて対策を考えるという家庭も見られる。フィルタリングを利用していれば100%安全とは限らないが、フィルタリングを導入することで、インターネットを安全に利用することへの意識を高め、トラブル回避の知識を家族で共有するきっかけにしてほしい。



相談内容(2012年8月・青少年男子)
夏休みにインターネットを沢山利用した。SNSを色々と利用しているが、自分の不平不満や自慢等どうでもよいことを書いている人が多く、なぜそんなことを書くのかわからない。自慢をうらやましいと思ってしまう自分もイヤだ。また、人の悪口を書く人もいるがどういう心理なのかよくわからない。

回答
インターネットは自由な場であるが、自由には責任が伴うもの。不平不満や自慢は、その人が書きたいから書いているのであって、書くことを止めることはできない。なぜなら規制するということは情報を発信、受信する側の自由を奪ってしまうことになるから。なので、利用する人それぞれが情報の発信には責任を持たなければいけなく、他人の悪口を書くことは許されない。一方、そういった書き込みを見て、良い気持ちがしないのならば、見なければよい。つまり受信する側でコントロールをすればよい。インターネットは便利なツールではあるが、負の部分があることは確かなので、自分の必要な情報を受信して、生活にあった使い方を自分でコントロールしなければいけない。

考察
インターネット上に書き込まれたさまざまな情報を目にすることで、共感、異論、疑問などの感情が湧き上がるのは当然である。現実の世界では簡単には見聞きできない情報を、簡単に見ることができるのはインターネットの利点であるが、それにより情報に左右されやすくなる側面もあることを意識する必要があるだろう。インターネットとの関わりが欠かせない現代では、発言・表現の自由を理解し、必要な情報、不要な情報を自身で取捨選択する力を身につけていくことも青少年には必要であり、それを適切にサポートするのが大人の役割だと考える。



相談内容(2012年7月・保護者・青少年男子)
息子からスマートフォンを買って欲しいとねだられている。理由は、友達がみんな持っているから持っていないと恥ずかしい、携帯電話は古くさくて嫌だ、と言う。保護者としてはもう少し学年が上がるまで与えたくないと思っている。理由は、現在すでにパソコンに依存気味で、部活動にも入らず、自室でパソコンから離れずにいる。ネット上だけでなく現実のコミュニケーションがきちんとできる大人に育ってほしい。しかし、「考えが古い」と言い、買ってもらえないなら勉強もしないし、いい学校に入らないと言う。

回答
スマホを持たせたくない理由、息子さんがスマホを持ちたい理由の話し合いがきちんとされていない印象を受けた。スマホはおもちゃではなく、親が子供に貸し与えるものだという認識を持たせ、何のためにスマホが必要なのかをきちんと息子さんに説明してもらうとよいのでは?と伝えた。理由に納得がいかないなら持たせなくてもよいし、納得がいくなら、利用ルールを話し合って条件付きで使わせることを勧めた。インターネットはうまく活用することで勉強にも役立てることができるので、否定しすぎずにきちんとお話してほしいと伝えた。

考察
スマートフォンの普及率は推定で18%(前年からほぼ倍増)(※1)という調査結果からも、子供へのスマートフォン普及率は確実に伸びている。なし崩し的に持たせるのではなく、その必要性を子供自身が自分の言葉で説明できて初めて、購入のスタートラインに立てるのではないだろうか。家庭でのルールを決めて使い始める必要があり、そのルールが守られているかどうかも常に保護者として関心を持つ必要があるだろう。
(※1 日経BPコンサルティング 「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2012」より)




相談内容(2012年6月・保護者・青少年女子)
娘はメールと電話のみの使用に限定して携帯電話を使っている。娘の友人たちはあるサービスを使っていて娘にそのサービスに加入するようせがまれた。だが、今使っている携帯電話ではそのサービスを利用することができない。携帯ショップにたずねたところ「フィルタリングをかけているとそのサービスは利用できない。」と言われた。娘は数日後フィルタリングをはずした。その後、携帯電話に夢中になっているようだ。フィルタリングをはずすと有害サイトにもつながってしまうので心配である。

回答
ホワイトリスト方式以外のフィルタリングであればそのサービスを利用できる。なお、ホワイトリストであってもカスタマイズを利用すれば利用できる。携帯会社にお問い合わせいただき、フィルタリング方式を指定して設定するとよい。保護者自身も子供が使いそうなサイトがどんなものか使ってみることをすすめる。保護者が利用してみることにより、インターネットの楽しさや注意点もわかってくると思う。そうすることにより、娘さんにアドバイスもできるし、利用時間のルールを作るきっかけもできる。

考察
無料通話・無料チャットが楽しめるアプリケーションである。初期設定では、自分の電話番号がだれかの電話帳に登録されていれば、その人の友達リストに自動的に追加されてしまう。トラブルから身を守るためにも、こうした新しいコミュニケーションツールを利用するときには、そのしくみやプライバシーの設定方法など、使い始める時に親子でしっかりと確認しておくとよい。



相談内容(2012年5月・保護者・青少年女子)
子供が1カ月前から携帯電話を利用している。購入時に、携帯は災害用であると伝え、メールは家族間でのみと決めたが、内緒で携帯を見たら友達とメール交換をしている。そこには、知られたくない人にもアドレスを知られてしまったと書いてあった。友達から友達にアドレスが伝わっているようである。今後の利用に不安を覚えたが、内緒で見てしまったので、どう話を切り出すか、どんな話をして良いのかわからない。

回答
この機会にルールを明文化すると良い。また、他にもルールを作ったほうが良く、二重のルールを奨める。子供の成長や利用方法に従ってルールは変えていく。子供のプライバシーも守ってあげないといけないが、疑っているのではなく、心配であること、上手に使えるまでは親が携帯を見ることも伝えると良い。携帯はおもちゃではなく、親の所有物であることも理解させておくべきである。使い始めの今がチャンスである。携帯電話の明細から、どのサイトを何時に利用といったこともわかるので、ぜひ明細を取り寄せてみてほしい。

考察
子供に携帯電話を持たせる目的は何かを、親子で一緒に考えて持ち始めることが大切である。そうすれば自ずとルールが取り決められ、そのルールが守られなかった場合の対処も考えることになる。携帯電話は渡しっぱなしの道具ではない。子供が携帯電話をどう使っているか親として関心を持ち続けることが、トラブル回避の第一歩である。



相談内容(2012年4月・保護者・青少年男子)
息子がWi-Fi(無線によるインターネット接続)対応の音楽プレイヤーを使っている。家のWi-Fiを使う以外に、カギがかかっていない野良のWi-Fi (暗号化・パスワード保護がされていない無線によるインターネット接続)をキャッチしている。この野良のWi-Fiを遮断する方法がないか知りたい。

回答
まずWi-Fiを物理的に遮断できる方法はないだろうと伝える。息子さんには、野良Wi-Fi を使った場合の危険性について、たとえば個人情報が抜き取られる可能性もある等を説明してほしいと伝える。また相談者の自宅周辺、ごく近い距離内からWi-Fiが発せられていると考えられる。ご近所付き合いがあるならば、カギのかかっていないWi-Fiを使っていないか尋ねてみるのも解決の一つかもしれないと伝えた。

考察
無線を利用できる機器やアクセスポイントが増え、カギのないWi-Fi電波をあちこちでキャッチできる機会も増えているが、それを利用することによる個人情報の流出や不正アクセスなどの危険については、十分な周知がなされていない。今回の相談者のように「家のWi-Fi」と「野良Wi-Fi」の知識のある保護者もまだまだ少ないのが現実である。カギのないWi-Fi電波は、子供にとっては、家の外で簡単にネットに繋がる手段だが、セキュリティ上の危険から守るにはどうしたらよいかの啓発については今後の課題だろう。



相談内容(2011年12月・保護者・青少年男子)
知らない携帯アドレスからメールが来た。本文はなく、画像が1枚添付されている。その画像は家族の写真を加工して張り付けたようであり、親としてどうするか考えている。メールの送り主を開示するように携帯電話会社に依頼したが、開示できないとのことだった。送り主は自分たちに近い誰かである可能性が高く、早く特定し、今後このような不快なメールを出さないように対処したい。

回答
携帯会社は個人情報を厳重に管理しており、簡単に情報開示はできないように法律で定められている。家族の画像を加工されているらしいとのことから、その画像は証拠として保存し、それを持って警察に相談してはどうかと助言した。被害届を出す場合に備え、ご家族の権利侵害を確認するために、法律の専門家に相談をしてもよいと思われる。また、「プロバイダ責任制限法」という法律において「発信者情報開示」について電話会社に請求する方法もある。相談者様ご自身、ご家族の辛いお気持ちを十分に配慮し、対応してほしいと伝えた。

考察
「発信者情報開示」について教示した事例。相談者が解決方法として選択したのは発信者の特定であったが、メールを無視することも選択肢の一つであると考えられる。ただし、使用されていた画像が家族であるらしいことからも、当事者であれば当然であるとも考えられる難しい事例である。もっとも、発信者側の責任をもっと重点的に考えながら、受信者側の保護もより一層推し進めなければならないと考えられる。



相談内容(2011年11月・保護者・青少年男子)
息子の携帯電話で、今まではインターネットに接続していなかったが、インターネットを見たがっておりそろそろ許可してもよいと思っている。フィルタリングについて詳しく知りたい。またインターネットの利用を許可するにあたって、どんなことに気をつけたらよいか、アドバイスをお願いしたい。

回答
フィルタリングのホワイトリスト、ブラックリストによる制限について説明した。ただしフィルタリングをかけていても、アダルトサイトや出会い系サイトなどで、フィルタリングの対象から漏れているものもあるので、100%制限できるとは限らないことも付け加えた。ホワイトリスト方式では、特定のサイトの制限を解除するやり方もあると紹介した。ネットや携帯電話でのトラブルでは、架空請求、異性との写真のやり取り、依存、ネットへの中傷の書き込みなどがあることを話し、インターネットを初めて利用するのであれば、フィルタリングのほかに利用時間と料金についても制限をかけておくとよいと話した。

考察
子供の興味に対して理解を示しつつ、ネットの利用についてはしっかり管理しようという保護者の意識の高さが伺える。ネットの利用を否定的に制限するのではなく、正しい知識にもとづいて親子でコミュニケーションをしっかりとることで、より安心・安全な使い方が身につくと考えられる。そのためにも保護者への啓発は重要だろう。



相談内容(2011年10月・青少年・男子)
動画配信サイトでアカウントを作ろうとして生年月日を入力したら、年齢制限のために作成できず、今まで使っていた別のメールサービスのアカウントも使えなくなった。そのメールサービスでやり取りしていた友達のアドレスもわからなくなってしまった。メールサービスに登録したときには年齢に関して何も通達はなかったのになぜなのか?

回答
動画配信サイトとメールサービスの利用規約に、年齢制限について書かれている。2つのサービスを連動させる過程で年齢確認が行われ、年齢が無効とみなされメールアカウントが凍結されたと判断した。どのサイトも利用規約があり、規約に同意した上で利用しなくてはいけない。規約をよく読まずに利用していた場合、今回のように後でトラブルや困り事が起きても解決できないことがある。今後は注意してほしい。心配なときには保護者に見てもらうとよい。

考察
今回の事例は、Webサイトの利用規約を読み、規約を守っていればトラブルを未然に防ぐことができたであろう。こうした場面でも自己責任を問われるのがネットの世界だということを学んでいく必要があるが、今回の青少年の場合は、ネットをひとりで自由に閲覧するにはまだ早い年齢だったかもしれない。家庭内での利用ルール作り、フィルタリングの導入など、保護者の管理のもとで利用するのが望ましかったと考えられる。



相談内容(2011年9月・青少年・女子)
ネット上のQ&Aサイトに恋愛相談の書き込みをした。異性のことや友達との付き合いに関する悩み事を相談していた。しばらくしてそのページを見たら何千回ものヒット数がカウントされていた。書き込みは削除したので今は存在しないが、友達に見られなかったか不安である。本当に今回のことは反省している。

回答
ヒット数からだけでは友達に見られたかどうかの判断は難しいが、現在の友達関係が以前と変わりないようであれば、今は心配しすぎる必要はないと話した。今後、もし気になることがあればいつでも相談を待っていることを伝えた。

考察
ネットに自分や友達のことを書き込むことに抵抗感がなく、安易に考えてしまう青少年が多いのが実状である。みんなが書いているから、みんなが相談しているからという理由で、相手のことや後のことを考えずに書き込んでしまうケースがある。その結果、楽しいはずのネットが必要以上の不安感に悩まされてしまうのは残念である。今回の経験を通して、ネットの正しい使い方を身につけるきっかけにできるとよい。



相談内容(2011年8月・青少年・女子)
インターネットでキャラクターの画像を検索していたら、ある掲示板にたどりつき、キャラクターの画像に交じって、お化けの画像があった。その画像には、この画像を見たら別の場所にも貼り付けないと恐ろしいことが起こると書かれている。どうしたらよいか。

回答
チェーンメールと同じように悪戯なので、恐ろしいことは起こらない。それを見た人が別の場所に貼ってしまうと、その画像がどんどん増えていくので、怖い画像はしばらく忘れられないかもしれないが、画像は他には貼らないで、無視をするのがよい。

考察
掲示板に怖い画像を貼り付け、見た人を脅かしてさらに画像を広めさせるというチェーンメールのような悪戯にあった事例。チェーンメールと同様に、青少年は止めるのを恐れる傾向にあるが、見た人の不安を煽り、脅かすことはいけない行為だということを覚えてほしい。



相談内容(2011年7月・青少年・男子)
ネット上の悩み相談サイトを利用したいが、いたずらや嘘の投稿も多いと聞く。数多くあるサイトののうち、どこが一番信頼できるのか?

回答
Q&Aサイトは利用者が投稿することで成り立っているサイトであるため、真剣に答える人もいれば、いたずらで書き込む人もいる。インターネットでは、顔や声がわからず、簡単に自分を詐称できる。ネットには非常に沢山の情報があるのでその中から、自分に必要な情報を探さなくてはならない。ネットは自己責任の世界だと言われており、情報が正しいかどうかも、自身で判断しなければならない。嘘の情報を信用してトラブルに巻き込まれたとしても全て法律で解決できるわけではないのが現実である。ネットの色々な要素や可能性を考えて情報を取捨選択する力を身に付けてほしい。

考察
インターネットの情報の信頼性に疑問を抱いた相談者に対して、インターネットは自己責任の世界であることを知ってもらうきっかけとなった事例。自己責任は、情報を発信する際だけではなく、情報を受信する際にも生じるということを伝えた。



相談内容(2011年5月・保護者・青少年男子)
中学入学を機に子供に携帯電話を持たせているが、利用上のルール決めをしていなかった。夜、携帯電話を預かったときにメールを読んだら、相手を中傷するような言葉を簡単に使っていた。注意しても止めない。悪口を書いたり、チェーンメールも転送することで、自分が困ることの例があれば教えてほしい。

回答
利用ルールについて、親子で話し合い、決めることを推奨し、参考になる資料を紹介した。チェーンメールは、それに煽られて多くの人が迷惑する例があり、止めるのが正しい対処である。メールでの悪口については、自分が受け取って嫌だと感じるものは相手も嫌と感じるものだと指導してほしい。悪口を言うと、後で必ず自分にはね返ってくる。メールは証拠として残り、警察の捜査によってメールの送り主が誰かが特定できる。親子でよく話し合い、何かあったら保護者にすぐに相談できる関係を作ってほしい。

考察
子供が困った時に保護者と相談できる、これは親子の人間関係が良好でなければ難しいというのも事実。保護者は子供の現状を知る努力こそが、毎日の生活のなかで大切なのではと伝えていかなければならないと考える。



相談内容(2011年4月・保護者・青少年男子)
パソコンのフィルタリングについて詳しく知りたい。家族共有のパソコンで子供がアダルトサイトを見ていたことが、履歴を確認してわかった。架空請求を受けないか心配である。また、アダルトを見るにはまだ早すぎる。

回答
フィルタリングについて説明しているWebページの紹介やインターネットサービスプロバイダが提供しているものや、有料・無料のフィルタリングソフトなどがあるので導入を検討してほしいと伝える。

考察
家族共有のパソコンで子供がネットを利用する例は多い。セキュリティ対策ソフトやウイルス対策ソフトにフィルタリングの機能があることを知らない保護者や、フィルタリングを導入していても安易に保護者が解除してしまうこともあり、青少年が有害サイトを見る機会を与えてしまう。しっかりフィルタリングをすることを勧めていきたい。



※ ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
    同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。